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東京六大学野球 2016〜秋〜  (10)慶大戦事前インタビュー@ 大久保監督、重田主将  

 目指すは日本一だ。昨季は史上最多タイの16試合を戦い抜き3季ぶりリーグ制覇を果たしたものの、全日本大学選手権でまさかの初戦負け。課題の得点力不足を解消するため、この夏は例年以上にバットを振り込んだ。まずは6季ぶりの春秋連覇へ。そして、5年ぶりの明治神宮大会制覇まで一気に突き進む。

 最初の鬼門を突破する。開幕カードの東大戦を連勝で勝ち点を奪取し、幸先の良いスタートを切った明大。第2カードは昨春、唯一初戦を取れず4回戦までの混戦となった慶大との戦いだ。現在慶大は開幕カードの東大を破り、勝ち点1としている。春秋連覇への道に向け、ここで歩みを止める訳にはいかない。勢いこのまま勝ち点をもぎ取る。(この取材は9月6日に行われたものです)

監督就任2年目の秋を迎えた
監督就任2年目の秋を迎えた


大久保秀昭監督
――昨季の4位はどのように捉えていらっしゃいますか
優勝じゃなかったら2位だろうが5位だろうが、面白くない。それが率直な感想です。明治の1戦目を1―0で逃げ切れなかったというところから流れを悪くしたというか、勝てる試合を落としてしまったところから優勝争いから遠ざかって苦しい展開になった気がしますね。明治大学様の投手陣に比べたら、横綱と幕下ぐらいの差があるんじゃないかな。加藤は横綱の位置で台頭に戦えるけど、それ以外は実績も含めてそれぐらいの差があるという覚悟を持っていないと苦しいですよ。これは明治大学に対してだけじゃないですけど。

――柳町選手など新戦力の台頭がありました
そうですね。僕も1年生の頃から出場していましたけど、ベストナインを獲るような活躍はしていなかったので。個人的にはここからの上積みじゃないですか。体が元気でケガをしないで、当然好不調があるとは思いますけど。フルシーズン元気に出続けることを目標に、その先に100安打とかそういうのにつながっていくのかなと思います。

――この夏はどのような方向性で指導にあたりましたか
投手の失点というのがどうしても多くなってしまうケースがありました。無駄な四死球が多いので、投手陣には当たり前なことなんですけどストライクを投げ続けることを意識させました。打たれるのは仕方ないけど、長打ではなく単打なら仕方ないぐらいの割り切りじゃないと。フォアボール、フォアボール、ヒットとかそういう失点のケースが結構多かったので、そういうのを無くして、ヒット10本打たれても1点2点3点くらいに抑える内容でやってほしいなと思っています。

――打撃の面ではいかがでしょうか
野手については、春は慶応の良さでもある打力というところで、長打も多く出ましたけども、結局それが勝ちにどれだけ結び付いているのかなと。本当に柳(裕也主将・政経4=横浜)、星(知弥投手・政経4=宇都宮工)、明治の投手をはじめ立教の田村、そういうエース級のピッチャーをどれくらい攻略できているのか。そこが課題ですよね。

――例年強力な打線が印象的な慶大ですが、理想の勝ち方などは
これはどのチームもそうなんでしょうけれども、やっぱりスピードボールに対する攻略というか、簡単には点数取れないと思いますけど、理想は1―0。明治との3戦目のような。それぐらいをイメージしていないと簡単に点数を取らせてくれることはない、これは明治さんに限らずですけど。六大にピッチャーはいいのが多いのでね。逆に、そういうピッチャーと対戦する楽しみというか、「プロにいくようなピッチャーからどうやって打ってやろうか」みたいな、そういうワクワク感ってたまらない。選手にはそういう気持ちを期待しています。

――加藤拓選手に続く2番手投手が勝ち点のカギとなるのでしょうか
誰が来るかは分からない。これは本当に。加藤、その他大勢みたいになっているのが現状。ただ、新人戦投げたようなピッチャーとか、新潟の育成リーグ(8月に実施。明大も参加)で投げたような選手が中心になっていくかな。春に入っていたメンバーだけでなく、新しいピッチャーに期待だね。どうしても1年生だと学校優先で、把握しきれない部分もあったんですけど、この夏を含めてじっくり練習できているし、そういう意味では1、2年生のピッチャーが面白いかなと思います。期待値も込めて。逆に言えば、春リーグに先発した小原とか清水とか左の3、4年生に本来なら投げてほしいんだけど、そこが何となくピリっとしないから。

――明大の印象はいかがでしょか
出てくるピッチャーみんな簡単に145超えてくるような感じだから。そういうピッチャー、慶応にはいないんでね。これは言い始めちゃうと、入学の仕方の大きな違いもあるんでね。いないものを獲れないものを嘆いても仕方がないし、いるメンツでどう戦うかっていうのが慶応の伝統ですから。なんとか打ち崩すし、抑えるし。これは相手が法政でもそう。今はみんな野球エリートになっちゃっているから、そういうところと対等に戦う。去年なんかは横尾(現北海道日本ハムファイターズ)、谷田(現JX=ENEOS)とか全日本クラスがいましたけど。個対個でやってそこそこの勝負にはなるけど、ピッチャーにそういうピッチャーがいたかって言ったらいないし、野手だけそろっていても難しいですよね。プロ野球なんかを見ていても分かるでしょ。確率として、ピッチャーが悪くて打撃のチームが勝つか、ピッチャーがしっかりしていて少ないチャンスをものにするチームが勝つか。いくらいい打者がいても毎回ホームラン期待できないからね。

――第1カードで東大、第2カードで明大と対戦します
東大も宮台くんが開幕から投げられるか分からないけど、いいピッチャーなので、そこで躓いたらいい方向には進めない。優勝を狙うには全試合大事だけど、この9月の2週目、3週目が勢いをつけるのには特に大事なのかなと思います。

――今季の目標をお聞かせください
リーグ優勝を一番に置いています。その中でも春優勝した明治を破り、ライバルの早稲田に勝ってパレードしたいなと強く思っています。

――最後に慶大を応援しているファンの方にメッセージをお願いします
オリンピックでスポーツの良さである勇気や感動をもらった人がたくさんいると思います。神宮でどこまでそこに近づけられるか分からないですけど、これは慶応だけじゃなくて、一生懸命プレーして少しでも感動を与えられるようなプレーができたらいいのかなと思います。

――ありがとうございました

プレーだけでなく声でもチームを引っ張る
プレーだけでなく声でもチームを引っ張る

重田清一主将
――現在のチームの雰囲気はいかかでしょうか
優勝に向けて厳しくやっているところです。

――オープン戦を終えて調子はいかがですか
まだ課題はありますけど徐々に良くなっているんじゃないかなと思います。

――昨季は4位で終わりました
勝ち切れなかったということは、まだ自分たちにスキがあったということだと受け止めています。もう少し粘りたかったですね。

――昨季の明大戦の印象はいかがでしょうか
しっかり1戦目で勝っていれば勝ち点取れていたので、そこにスキがあったのかなと思います。

――春は本塁打数が六大学トップでした
打てる人と打てない人がいるので、うまくかみ合えばいいかなと思います。

――秋季も2戦目投手がカギを握りそうです
2戦目が課題なので、個人個人いろんなピッチャーが自分の責任を全うしてくれればいいなと思います。

――1年ぶりとなった夏季キャンプはいかがでしたか
いい環境でできたかなと思います。(キャンプ中は)守備や連携中心に、あとバッティングでしっかり振り込むということをやりました。

――明大戦で警戒している選手はいらっしゃいますか
やはりピッチャーの柳、星、齊藤(大将投手・政経3=桐蔭学園)、水野(匡貴投手・農3=静岡)の4人はいいんでそこを何とか打ち崩せるように。内野手は佐野恵太(内野手・商4=広陵)といういいバッターがいるので警戒したいなと思います。

――秋の理想の勝ち方を教えてください
1点でも多く取ってピッチャーは最少失点で切り抜ける。そして粘り強く戦っていきたいなと思います。

――特に意識している大学はございますか
明治が優勝しているので絶対負けないようにしたいと思います。

――個人的な目標をお聞かせください
もう優勝することだけですね。

――ラストシーズンに向けての意気込みをお願いします
みんな粘り強く戦って、最後4年生全員で笑って卒業できるように頑張ります。

――ありがとうございました

[星川裕也・浜崎結衣]

●東京六大学野球 2016〜秋〜のバックナンバー

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