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開幕を目前としギアを上げる


MUST WIN  (8)対抗戦開幕直前 「この仲間で勝ちたい」桶谷宗汰主将  

 勝つことにこだわる。対抗戦単独優勝と20季ぶりの大学日本一は目標ではなく宿命だ。「MUST WIN」を掲げる桶谷組が、いよいよ対抗戦初戦を迎える。桶谷宗汰主将(営4=常翔学園)に三週間にわたって菅平で行われた夏合宿と、開幕を目前に控えた現在のチーム状況について伺った。(この取材は9月8日に行ったものです。)

――菅平での夏合宿を通して重点的に行った練習を教えてください
 全体だと「理解と遂行」と「ワンチームになる」というテーマがありました。ストラクチャーを結構多くやりました。ストラクチャーをやりつつ、まだ夏合宿なので明治のベースラグビーを並行してやっていましたね。FWだったら、セットプレーが明治のラグビーで重要になってくるので、スクラムとラインアウト、モールのところは激しくやりました。

――合宿期間、BKはピタ・アラティニコーチがスポットコーチとして見ていました
明治BKに新風を吹き込む
明治BKに新風を吹き込む

 ディフェンスを見ていただきました。ディフェンスに重きを置いていましたが、試合を見る限りではアタックがすごい。大学レベルではナンバーワンじゃないかと思うくらいアタック力を持っていました。

――合宿中は練習試合を3試合行いました。まず47―33で勝利した初戦の大東大戦について振り返りをお願いします」
 明治はフィジカルチームに弱いです。三校ともそれぞれ外国人選手がいたりする激しいチームでした。大東大戦は勝ちましたけど、勝ち方が殴り合いで勝ったような点の取り合いで。こっちもアタックのストラクチャーが機能していましたしBKもすごく良いアタックをしていたので、相手よりトライを多く取ったから勝っただけで。でもあそこまで失点していると、対抗戦に入ってからや選手権に入ったときにしんどくなるので。外国人選手とかパンチのあるプレーヤーがいたんですけど、しっかり一人目は下に入って二人目は速く寄ってボールを殺す、チームでディフェンスしつつ一人一人が絶対にタックルをしに行かないといけなかったですね。勝ちはしましたけど受けに受けに回っていて、そういったところは良くなかったです。

――次に19―24で敗れた天理大戦はいかがでしたか
天理大のアタックに受けに回った
天理大のアタックに受けに回った

 FWが完全に後手に回ったという印象。天理大は激しいラグビーというか、ゲインラインにダイレクトにアタックするチーム。それはわかっていたはずだが、FWがそこを受けてしまったり。スクラムで、セットプレーのところで優位に立とうとしていたがうまく機能しなかったり。FWが後手に後手に回った試合でしたね。それでもBKが後半始めとか良いテンポでアタックしてくれていたので、FWが頑張れば勝てた試合でした。

――最後の東海大戦も33―38と5点差で涙を飲みました
 自分たちのミスで苦しんだ印象ですね。こっちもアンストラクチャーからのアタックっていうのがすごく機能していて一発で取りきれる得点力もあるんですけど、そのちょっとの集中力のなさだったりだとか。自分もラインアウトから一本抜かれたんですけど。一番最後のマイボールスクラムではペナルティーしてモールで押し込まれて負けてしまった。ちょっとちょっとの集中力だとかが見えた試合でした。でもこれは本番ではなかったので、東海大戦は自分のなかでは本当に良い勉強になったと思っています。

――マイボールスクラムからの最後の1分は集中力の勝負だったということですか
 そうですね。あとテリトリーも取れていればなと思います。スコアにつながるようなラインアウトだったので、FWも敵陣入ったときのラインアウトで相手をしっかり見て冷静になっていれば。本当に集中力と、試合中にパニックになっていた部分があったので、冷静になれれていればよかったです。

――合宿のもう一つのテーマ「ワンチームになる」について聞かせてください
 寮にいても、学校が始まると会うのが朝だけという人もいます。でも合宿だと食事の時間も朝昼晩と決まっていて、ミーティングもありますしいつもと違う部屋割りになって普段絡まない人とのコミュニケーションもあったりしました。こっちにいるよりセミナーハウスにいる方が顔を合わせる機会も多くなるし、菅平にはワンチームになれる要素が多くあります。チームビルディング的なこともしようと思ったが、練習時間の変更とかでなくなっちゃって。天理大戦のCの試合とか、雨のクロスゲームで。そのなかで最後明治が攻めて逆転トライを取れた、あそこの応援と出てるメンバーとの一体感を感じましたね。

――半年間やってきて、今年の明治のラグビーの生命線を教えてください
 自分の中ではやっぱりフィジカルのところですね、FWは特に。明治のラグビーってしんどくて。FWはセットプレーもあるし順目順目に動かないといけないし。でもみんなしんどいことをわかって入ってきているので。やっぱりフィジカルのバトルで勝たないと試合では勝てないです。BKはアタック力があることはわかっているので、FWがどれだけ試合を支配できるかにかかっていますね。

――フィットネスの取り組みについて教えてください
 新しいS&Cコーチに来ていただいてやってます。今のこの時期もまあまあ走っていますね。 

――現在の練習ではどこに重点を置いていますか
 合宿中とあまり変わらないですね。ただ2部練ではないので、一回一回の練習の強度と量を上げています。夏休み中なのでまだまだ激しくやっていますね。

――今年の明治の強みを教えてください
 フィジカルのところですね。そこをテーマに今もやっていますし。ラグビーそこが全てじゃないですか、なんやかんや言って。キック、パス、ラン、いろいろありますけど結局はコンタクトスポーツなので。そういったところでスローガンである「MUST WIN」をどれだけしていけるか、ですね。

――対抗戦連覇がかかっています
 それほど自分の中で意識はしていないですけど、一つ一つのゲームを勝っていければそうなると思っているので。

――昨年も優勝でしたが帝京大には勝てませんでした
 惜しいところまでいきましたが勝ってはいないので。勝ちたいですよね。去年も一応同率優勝でしたが結局2位で。今年は単独優勝できるようにしたいと思っています。

――対抗戦でのピークはどこにもっていきますか
 筑波大戦(10月16日)は前半戦の山場になると思います。監督も言っているんですけど、筑波大に接戦しているようじゃ今後厳しくなるので。筑波大にも勝たなければいけないですけど、それほど意識することもなく。目標は11月の連戦だと思っています。

――前半の山場、筑波大戦はどう戦うのが理想ですか
 今結構激しいので、さすがにちょっとは(練習の強度を)落とすと思うけど11月ほどは下げません。筑波大が怖いのはBKのところとブレイクダウンで2名目が速いので、ブレイクダウンでうまいようにやられてしまうとやりにくくなります。それでもそんなにフィジカルが強い選手とかめちゃくちゃ足が速い選手がいるわけではないので。さっきも言いましたけどフィジカルで勝つのが理想ですね。こっちはBKにランナーがいるのでこっちの強みを全部出せればそんなに怖くない相手だと思っています。

――11月からの三連戦(11月6日慶応戦、11月20日帝京大戦、12月4日早稲田戦)でカギになるのは帝京大戦ですか
 そうですね。どこのチームも意識すると思うんですけど、やっぱりチャンピオンチームなので。

――帝京大とは春以降マッチアップしていません
春には大敗もスクラムで手応えを感じた
春には大敗もスクラムで手応えを感じた

 むこうはアンストラクチャーのアタックが売りのチームだと思っているので。こっちはアンストラクチャーからのアタックに夏合宿で手応えを感じているし、セットプレーをどれだけ優位に進めるかが大きいです。帝京大は特にフィジカルが強いチームなのでそこで後手に回らず、むしろこっちが優位に立てるような状態になれば良いかなと思います。去年(対抗戦で)やった感じでは帝京大も明治相手にはショットとかも狙ってきて、相当向こうが意識している相手だと思っているので。こっちもショットだとか、キック、スクラムの選択を間違わないようにしたいですね。対抗戦なので、負けたら意味がないので。

――早稲田にも対抗戦で長く連勝していません
 明早戦何があるかわからないです。早稲田は明治をフォーカスしてやってくると思うので。夏合宿の手応えとかもうわさでは聞いています。いつも帝京大戦が終わって、早稲田に勝って選手権に行くのと早稲田に負けて選手権に行くのとではだいぶ選手のメンタルも違ってきます。選手権に良い形で入れるように、早稲田には絶対勝ちたいです。

――土曜日にはジュニアが開幕します
 明治には良い選手がいると思います。選手たちがどれだけ明治としてのプライドを持ってやるかっていうのと、ストラクチャーとかをうまく使えば一発でスコアになるストラクチャーもあると思うので。合宿での「理解と遂行」じゃないですけど、しっかりここではこれを使って、体を当てて、明治のラグビーをやっていければ。毎年決勝まで行って惜しいところまで行っているので、優勝してほしいですね。明治のラグビーができれば勝てると思います。

――最後に意気込みを聞かせてください
 去年同率で優勝したんですけれど、同率じゃだめで。単独優勝したくて。「自分の代」とかがあるのは学生の間だけで、一年一年の思い入れが特別なのは学生の時だけだと思うので。ずっと一緒にやってきている、この仲間で勝ちたいです。

――ありがとうございました

◆桶谷宗汰(おけたに・そうた) 営4 常翔学園 178cm・99kg

[荒井希和子]

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