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昨季リーグ初白星を挙げた


東京六大学野球 2016〜秋〜  (5)開幕前インタビュー 星知弥、佐野恵太  

目指すは日本一だ。昨季は史上最多タイの16試合を戦い抜き3季ぶりリーグ制覇を果たしたものの、全日本大学選手権でまさかの初戦負け。課題の得点力不足を解消するため、この夏は例年以上にバットを振り込んだ。まずは6季ぶりの春秋連覇へ。そして、5年ぶりの明治神宮大会制覇まで一気に突き進む。
 先発・星知弥(政経4=宇都宮工)が明大の命運を握る。昨季救援では好投を続けたが先発ではなかなか結果を残せずに終わった。しかし夏の取り組みが実を結び最後の秋には先発での起用が濃厚。「柳、自分と2戦で勝つ」と闘志を燃やしている。(この取材は9月4日に行ったものです)

――この夏どんな課題を持って取り組んできましたか
まず一から体づくりを始めて、オランダでハーレムベースボールウィークを経験させてもらってその間は体づくりはできなかったのですが他大のピッチャーを参考にしたり色々な面でピッチャーと関われました。自分にとって参考になった2週間を経験させてもらったことも秋のリーグに生かさないといけないと思います。体づくりと変化球の精度をもう一回上げることと、ストレートをしっかりと両コーナーに投げ切ることはキャンプの課題としてやりました。

――その成果はいかがでしょうか
8月入ってからのオープン戦では最初は手ごたえを感じていたんですけど、ここ1週間のオープン戦ではあまり調子も上がってこなくて結果としては出ていないです。リーグ戦でやってきたことを出したいと思います。(東海大、楽天戦では調子良かったが)ストレートの走りはもちろんなんですけど変化球の精度も高かったというかストライクも取れていました。緩急をうまく使ったピッチングができていたので、バッターもストレートに差し込まれたり変化球に合わずにそのまま三振してくれたりとかがあったので、やっぱり真っすぐ一本というよりも変化球の精度を高めることがバッターを打ち取るのには一番重要なのではないかと感じました。自分の一番自信持っているボールはストレートなので、それ以外のボールをもっと自信を持って投げられればリーグ戦でも抑えていけるのではと思います。

――夏で一番成長したところは
今まで投げられなかったカーブを投げられるようになったことだと思います。自分の一番苦手な緩急をつけるピッチングが、そのカーブを投げられるようになったことで緩急をつけられるようになったので、そこは身につけたもので一番大きな部分かなと思います。バッターのタイミングを外す、カウント球であったりとか予想していない時に投げるボールとして使っていきたいなと思います。柳のカーブを参考にしてやったりとかもしました。正直自分の中で柳のカーブを教わるというのは結構葛藤があって、柳に聞いて投げたくない子どもの考えとかもあったんですけど、正直そこで子供みたいな考えをしてもうまくならないので、オランダ行ったときに澤田が柳にカーブの話を聞いているのを横耳に盗んだというか。それで投げ始めたんですけど、要するに柳から盗んだカーブですよね。一回聞いたことはあるんですけど、こういう風な感じで投げるんだなというのは自分の中でも考えてやったりします。

――新しく試したことはありますか
今まであまりウエートトレーニングはしてこなかったんですけど、この夏は走り込みはもちろん体づくりということでウエートトレーニングは多めに取り組んだつもりです。(どんな影響が)ストレートのスピードが安定して150キロを超えてくることと、あとスタミナ面でも強化されたのではないかなと思います。(直球の球質は)ストレート狙っているバッターにストレート投げて、ファールを取れるのはもちろん空振りであったり低めの見逃してくれるボールであったりとか、ストレートの伸びや切れは春よりは全然良くなっているとは思います。意識する部分としては体の開きを抑えることであったり、左足でしっかり踏ん張って投げるというか、リリースの瞬間に左足で地面をつかんで投げるような意識とかは新たにしています。

――善波監督が変化球でも強く腕を振れるようになったとおっしゃっていました
自分としては正直まだまだだなとは思うんですけど、春の時点よりは変化球でも腕を強く振るということは意識してやってきています。春よりは全然腕振れているなとは思います。

――昨季は救援登板よりも先発登板での失点が多かったですが
リリーフで投げている試合はあまり点は取られていなくて、正直まだ先発もオープン戦では1試合しか投げていないので、まだよくはわからないですけど1戦目の先発では点は取られずに投げることができたのでいいゲームの組み立てであったり配球であったりは春よりは良くなっているとは思います。

――プロ志望届は提出されますか
一応提出しようかなとは考えています。高校時代から出したら行けたと周りからは言われるんですけど、やっぱりプロ野球選手になるというのは自分の小さいころからの夢でもありますし、さらにもっと上の舞台でやってみたいという思いもあるので、あとは自分を大学まで送ってくれた親に恩返しするためにもプロには絶対なりたいなと思います。(春リーグ終了後は不安だと言っていたが)春の段階だと正直自分はまだと思うこともあったんですけど、この夏取り組んできて色々考え方も変えたりしているので今はそういう不安はないです。夏のキャンプであったりこのオープン戦の期間だったりとか、練習的には今までにないくらいの取り組みをしたと思っているので、そういうところは自信になってやったと言い切れると思います。

――チームとしても投手陣としても春は柳選手に頼った形になってしまいました
春のリーグ戦は正直柳が全部投げて勝ったようなリーグ戦になったので、柳が土曜日投げて日曜日が自分と2戦で勝って10戦全勝で終わるというのが一番の自分の中での目標というか、2戦2勝がベストかなと思っています。

――最後のシーズンに懸ける思いは
自分が入学して7シーズン戦ってきて4回優勝経験させてもらってるんですけど、まだ日本一というのはなれていないので目標としてはリーグ戦優勝はもちろんなんですが、最後のシーズン、4年生、今のチームのみんなと日本一になりたいというのがあります。

――どのような活躍をしたいか目標はございますか
春のリーグでも課題であった2戦目で勝てないというのがあるので、秋のシーズンは2戦目自分が投げて2戦で絶対勝つというのは自分の中で目標にしてやっています。

――最後に改めて今季の意気込みをお願いします
最後のシーズンまで色々な人に支えられてここまでやってきたので、その人たちに恩返しするためにも絶対リーグ戦優勝、日本一になりたいというものを持って戦っていきたいと思います。
――ありがとうございました。

◆星知弥 ほしともや 政経4 宇都宮工高出 181cm・85kg 右投右打

星 昨季・通算成績
試合勝利敗戦打者投球回安打四死球三振自責点防御率
今季
118
28 2/3
23
10
25
2.83
通算
40
291
69 2/3
65
22
72
22
2.84





 20160909sano
昨季キャリアハイの成績を残した


 最高のシーズンで締めくくる。佐野恵太内野手(商4=広陵)は昨季自身初の3割超え、3本、12打点打撃を記録した。それでも上のレベルを見据え、この夏は打撃強化に取り組み新しいスタイルを模索した。ドラフト候補としても注目される今季。有終の美を飾るために結果を残す。(この取材は9月5日に行われたものです)


――チームの状態はいかがですか
ここ最近ベンチも入れていなくて、社会人が始まって連敗が続いてる。でもそれまでのオープン戦では打線もつながって課題の得点力という部分は少しは改善してきたのかなという感じです。夏からやってきたことをリーグ戦でできれば、これまで以上にいい試合ができるんじゃないかと思います。

――ラストシーズンとなりますが心境の変化はありますか
4年間早かったです。もうあと1週間経つと最後のシーズンが始まるというのは、身が引き締まるというか、寂しさもありますね。やっぱり最後はいい形で終わりたいので、一番気持ちが入っているシーズンなのかなと思います。

――合宿では打撃に取り組んでいたとおっしゃっていましたが
そうですね、合宿以降もバッティングで探り探りやっていく中で形をつかめたように感じています。実戦ではどうなるか分からないですけど、自分の中で「できた」というものが確立したのでそれを忘れることなくシーズンをやりたいです。オープン戦でソフトバンクとやったときに打てなくて、これじゃ上のレベルで通用しないというのを感じました。そこで打ち方を180度変えなきゃいけないなと思ってやってきました。監督からもずっと打ち方を直すように言われていて、苦手なコースも対応するためにバットの出し方というのをこの夏ずっと見てもらいました。

――ドラフトへの意識の変化
意識してないと言ったら嘘になりますけど、チームが勝つためにやるだけやって、それを評価してもらえたらうれしいなと、そういうつもりでいます。チームカラー的にも個人で好き勝手やっていいわけじゃないんで、勝利を第一に目指していくなかで活躍できればなと思います。

――2年春から成績は右肩上がり成長は実感していますか
やっぱりリーグ戦でたくさん出させていただいて、慣れというのも大きいと思います。あとはシーズンが終わると、毎シーズン絶対課題が見えてきているので、その課題と向き合って次のシーズンへの準備をしてきました。だからいつも明確な練習ができたのかなと思います。ただやるだけの意味のない練習じゃなくて、やらなきゃいけないことをその時々で4年間やってこれたのかなというのはあります。自分で課題に気付くことができたのが、結果的に右肩上がりになっているんですけど、それにつながったのかなと思います。

――ここが一番変わったところは
打撃に対してすごく考えるようになったし、高く目標持ったりするようになったことですかね。これだけレベル高いところでやっていなかったら、向上心ももしかしたらなかったかもしれないですし、今のままで大丈夫って思っていたかもしれないですけど、明治大学でやれていいバッターをたくさん見れているんで、バッティングの意識であったり、考え方は高校時代と比べると大きく変わったなと思います。

――特に影響受けた先輩は
やっぱり高山さんと菅野さんです。2人の話を聞いたときに「こんなに考えているんだ」とか「これだけやっているのか」というのは正直思いました。あの2人の下で野球ができたというのはいい経験になっているなと感じています。

――最後に今季の意気込みをお願いします
春優勝しているので、どこの大学も明治を倒すという感じで来ると思いますけど、受け身にならず挑戦者のつもりでやりたいです。厳しい戦いになると思いますけど、これまでやってきたことを全て出せるように、集大成なので悔いなく終われたらいいなと思います。そして春日本一になれなかったので、日本一になって、自分もそれに貢献できていたらいいなと思います。

――ありがとうございました

◆佐野恵太 さのけいた 商4 広陵高出 177cm・77kg 内野手 右投左打

佐野恵 昨季・通算成績
試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁犠打四死球打率
今季
14
53
16
12
.302
通算
52
182
41
13
30
16
.256






[原大輔・尾藤泰平]

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