検索
 HOME > 硬式野球部

取材に応じる和田


ボールパーク便り  ルーキー特集(10) 未来の本塁打王へ 即戦力の大砲候補 和田慎吾  

毎年恒例の硬式野球部ルーキー特集。今年も全国からトップレベルの選手が入部してきた。その中でも活躍が期待される注目の選手を全10回にわたって特集する。

 名門・常総学院高の大砲が、大学野球でもその才能を発揮する。和田慎吾外野手(商1=常総学院)の名を知らしめたのは、3年春の甲子園。シート打撃ながら放ったバックスクリーン弾を含む3本の柵越え本塁打。高校生離れしたパワーで、それまでほぼ無名だった自身の知名度を一気に押し上げた。

 大学でも鮮烈なデビューを飾った。昨季の早大3回戦、初めて公式戦のスタメンに選ばれたこの試合で、3安打3打点の大活躍。その後も1年生野手でただ一人春季リーグ戦に出場し続け、大物ルーキーとして爪痕を残した。最大の武器は長打力。リーグ戦初打席で早大エース・竹内から二塁打を放つなど、その実力は既に神宮舞台で発揮されている。1年生ながら勝ち点の懸かる試合で「緊張はあまりしなかった」と力強くバットを振りぬける強心臓も魅力の一つだ。

 本塁打の重さを、和田は知っていた。3年春のセンバツ、1回戦の米子北戦。本塁打を打った瞬間、景色が一変した。目標としていた甲子園で打てたという喜びに、大歓声を挙げる観客。「鳥肌が立った」と語るほど強烈な体験だった。
 その重みが、深くのしかかったこともあった。3年春、センバツ準々決勝の大阪桐蔭高戦。3年夏、県大会予選の東洋大牛久高戦。どちらもあと一本で同点の場面。しかし、その一本が届かなかった。その結果、常総学院は敗退。チームメートは慰めてくれたが、「思い出すだけでも悔しい」と振り返るほど、本塁打を打ちたかった気持ちは大きかった。この敗戦で実感した力不足を解消するため、大学ではさらにストイックに練習に打ち込んでいく。

リーグ戦でも存在感を見せた
リーグ戦でも存在感を見せた

 「今度は神宮で打ちたい」。よりレベルの高い場所で日本一を目指す。そのために明大を志望した。練習はあくまで泥臭く、自分を追い込んでいくスタイル。大谷翔平(現北海道日本ハムファイターズ)のような肩も長打力もある選手を理想とし、「守るにしても打つにしても一番になりたい」というモットーを掲げている。秋季に向けてはスイングの強化に特に力を入れ、長所にさらに磨きをかける。課題としている守備も、六大学の打者の打球にいち早く慣れるよう高い意識を持ち臨む。座右の銘は「継続は力なり」。その日だけ頑張るのではなく、続けることにこそ本質がある。和田の強さの根源には、練習に真っ直ぐに向き合うひたむきさがある。

 目指すは六大学の本塁打王、そして毎回の優勝。六大学の選手は常々意識し、特に負けた因縁がある元大阪桐蔭高のエース・田中(立大)やチームメートとして肩を並べた宇草(法大)はライバルとして視野に入れている。「春季リーグ戦の活躍は自信につながったが、まだ満足はしていない」と語るその目には、確かな闘志が宿っていた。火は既についている。和田の爆発は秒読みだ。

[三ツ橋和希]

◆和田慎吾 わだしんご 商1 常総学院高出 187cm/79kg 右/右 外野手
4つ上の兄の影響で始めた野球。その裏には野球好きだった父の存在もあった。常総学院高に入学したのも、水戸出身の父の影響だ。


今回のルーキー特集はいかがでしたでしょうか。
硬式野球部1年の皆さん、快く取材に応じていただきありがとうございました。
秋季リーグ戦からの皆さんの活躍を期待しています!



●ボールパーク便りのバックナンバー

ニュース
 
 この記事へのご意見はこちらからお寄せください。
 今後の明大スポーツ運営への参考にさせていただくほか、ご意見としてご紹介させていただく場合もございます。
 ※必ずEmailアドレスをご入力ください。
 ※htmlタグなど、一部本文中にご利用できない記号がございます。
Email: