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取材に応じる内山


ボールパーク便り  ルーキー特集(9) 神宮で名を刻む パワー備えたスピードスター 内山竣  

 
毎年恒例の硬式野球部ルーキー特集。今年も全国からトップレベルの選手が入部してきた。その中でも活躍が期待される注目の選手を全10回にわたって特集する。

 大舞台を駆ける。内山竣外野手(商1=静岡)は1塁到達4.1秒の俊足と高校通算19本塁打のパンチ力を兼ね備える選手だ。高校1年の秋からレギュラーの座を勝ち取ると、2年夏から3季連続の甲子園出場を果たし、秋には東海大会を制覇、明治神宮大会へと進んだ。チームは選抜ベスト8も経験したが、個人としては甲子園通算20打数2安打と涙を飲む結果に終わった。戦場が変わった今、大学で雪辱を果たすため新たなステージへと一歩踏み出す。

 全国を前に何度も打ちひしがれてきた。初めて出場した甲子園は高校2年の夏。1番中堅手として出場したが、1回戦で星稜に逆転負け。最後は内山の三振で終わった。「もう一回甲子園でしたい」。リベンジの舞台はすぐにきた。翌春の選抜。3番中堅でスタメン出場を果たした。しかし、3試合で12打数1安打。チームはベスト8まで進出したが「個人として全然結果が出なかったので悔しいままで終わった」。そして迎えた最後の夏。ラストチャンスとなった甲子園に出場するも4打数無安打。チームも4点差に追いついたもののあと一歩及ばず、初戦・東海大甲府に敗退。有終の美を飾れなかった。

 聖地で爪痕を残せなくても、確かに実力を示してきた。最初の甲子園だった2年の夏の後はリベンジを誓い、大学よりも長い午後4時から11時まで練習に励んだ。その努力もあって2年秋の10試合で打率4割8分9厘、本塁打2本、盗塁8をマーク。東海大会準々決勝では、右手親指を骨折しながらも3者連続となる本塁打の口火を切った。その後はケガの影響で出場はできなかったが明治神宮野球大会までチームは進出。選抜出場の立役者になった。
 夏予選でも底力を魅せつけた。選抜で力を発揮できなかった打撃を見つめ直すため、埼玉西武ライオンズの秋山選手を参考にしてバッティングフォームを変えた。それが功を奏し4カ月で8本塁打。夏の大会準々決勝では6打数5安打、満塁本塁打を含む2本塁打、9打点と大爆発した。「チーム全員が一体となって勝ち取った勝利だった」と高校3年間で最も印象深いゲームに挙げた県大会決勝でも先制の2点本塁打。聖地への道のりには、いつも内山がいた。

大学初戦で猛打賞をマークした
大学初戦で猛打賞をマークした

 大学レベルに合わせるために日々奮闘中だ。入学後に一番驚いたのはスピードの違い。速いピッチャーにも対応できるように今でもバッティングフォームを試行錯誤しており、同期の添田真海内野手(法1=作新学院)とはアドバイスもしあっている。新人戦では1回戦で代打出場し2打席連続の適時打を含む猛打賞をマーク。春季リーグ早大戦で一足先に結果を残した和田慎吾外野手(商1=常総学院)に負けじとアピールした。

 高校時代の仲間も大きな存在だ。中軸を任されていた安本竜二(法大)は同じ六大学である法政に入学。堀内謙伍(東北楽天ゴールデンイーグルス)はプロ入りした。「自分もプロに行って勝負したい」。苦楽をともにしてきた仲間だからこそ多く刺激を受ける。1年生だからと甘んじている暇はない。「秋のリーグ戦でベンチに入って試合に出る」。甲子園での悔しさは、神宮で晴らす。

[浜崎結衣]

◆内山竣 うちやましゅん 商1 静岡高 175cm 70kg 左/左 外野手
高校の先輩である水野匡貴投手(農3=静岡)からは、入学後「足を生かせ」と激励をもらったそうだ。次回のルーキー特集は9月4日(日)和田慎吾外野手(商1=常総学院)です。お楽しみに。





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