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取材に応じる北本


ボールパーク便り  ルーキー特集(8) 謙虚で堅実な三塁手 小さな野球で大きな選手へ 北本一樹  

毎年恒例の硬式野球部ルーキー特集。今年も全国からトップレベルの選手が入部してきた。その中でも活躍が期待される注目の選手を全10回にわたって特集する。
 大胆というより堅実に。華々しさよりも確実性を。北本一樹内野手(文1=二松学舎大附)のプレースタイルは、まさに「スモールベースボール」を体現したようなものだ。高校2年次には母校、二松学舎大附高として11度目の東東京大会決勝進出にして初の甲子園出場を経験。「11度目の正直」として大きな話題を呼んだ。主将として3年次に出場した春のセンバツでは4番に座ると、本塁打を放ち打撃でも能力を見せつけた。大学ではさらに自身の長所をさらに遺憾なく発揮できるように、レギュラー奪取を目指して練習に没頭している。
 
 高校野球は北本の野球人生にとっての大事な1ページだ。野球を始めたのは小学校3年の時。友人に誘われたことがきっかけだった。中学卒業後は当時無冠の強豪、二松学舎大附高に入部。部員が多く、1学年下の後輩たちは「スーパー1年生」とも称されるほど実力を持った選手ばかりだった。厳しい環境の中し烈なレギュラー争いを勝ち抜き、2年次から正三塁手の地位を確固たるものとした。その年、チームは史上11度目の決勝へと進んだ。迎えた帝京高との決勝戦、接戦の末試合は延長に突入。打席が回ってきた北本は、安打でチャンスメーク。後続打者の適時打で決勝点となるホームを踏み、母校の甲子園初出場に大きく貢献した。3年春にはセンバツに出場。4番として本塁打も放った。将来の目標について「行ければプロ野球だが、自分は高校野球に育てられたと思うので高校の教師などになれれば」と語るほど、高校野球は北本にとって重要な時間だった。卒業後は「野球も勉強もやろうと思い、勉強も重視している六大学で野球をやりたかった」と明大を選択。文武両道を目標に大学生活を送っている。

 他の選手に負けたくないところは堅実さ。派手さよりも一つ一つのプレーに対する集中力、確実性が北本の持ち味だ。春のセンバツ1回戦の対松山東高戦で放った本塁打についても「もちろん自信にはつながっているが、自分はそういう打者ではない。進塁打など小さいことの方が大切」。あくまでも謙虚に、かつこだわりを捨てない。自身のぶれない姿勢を淡々とした表情で語った。

 大学4年間での目標を問われると「チームが日本一になるために、それにかみ合う選手になること」と答えた。「個人の成績が大学では優先的になりがちだが『チームのために』という野球をしたい」。今まで貫いてきた自身のモットーは舞台が変わっても同じだ。大学に入り、他の選手との体格差などから自分に足りないものを実感した北本。高校時代にしていたが一度は止めていた筋力トレーニングを大学に入ってから再開した。欠点を補いながら凡事徹底を突き通す。この姿勢はこれからも北本を理想の選手像へと近づけていく。

[曽布川昌也]

◆北本一樹 きたもとかずき 文1 二松学舎大附高出 177p75s 右/右 内野手
試合前日には音楽を聞いて心を整えているという。精神面まで準備をしっかりして臨む姿勢もまた、北本の長所なのかもしれない。
次回のルーキー特集は9月2日(金)内山竣外野手(商1=静岡)です。お楽しみに。



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