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取材に応じる喜多


ボールパーク便り  ルーキー特集(6) 六大学一の長距離砲へ 瀬戸内の怪物 喜多真吾  

 毎年恒例の硬式野球部ルーキー特集。今年も全国からトップレベルの選手が入部してきた。その中でも活躍が期待される注目の選手を全10回にわたって特集する。

 広島一の強打者が神宮を沸かす。喜多真吾内野手(法1=広陵)は左右に打ち分けるミート力と長打力が武器の左打者。高校通算27本塁打を放ち、高3次の夏の大会ではベスト4敗退ながらも打率4割越えを誇る活躍を見せた。その資質は折り紙つきだ。

 高校の監督・中井哲之氏にいつも言われた言葉がある。「男らしくあれ」。常にこの言葉を忘れないよう生きてきた。「謙虚な気持ちを常に持っていれば人は成長する」。何に対しても誠意を尽くし、決して己に甘えないこと。喜多の野球の核となる意識、それはまさに明大が掲げる“人間力野球”そのものだった。人間として成長した先におのずと勝利は見えてくる。たっての希望だった明大への入学。憧れの紫紺のユニフォームに身を包み、信念の下にひたむきに野球に向き合い続ける。

 日本屈指の部員数を誇る広陵。その中で1年次からレギュラーを勝ち取るには並大抵の努力では足りない。「後ろ指さされないように、先輩にも同期にも恥ずかしくないように」人一倍練習に励み、3年次には主将として171人の部員を束ねた。
 高3の夏、県予選の市立呉戦。8回無死3塁、1―4ビハインドで回ってきた打席。放った打球は力なく上がり、中堅手のグラブの中に収まった。まさかの敗退。最後の夏は終わった。「あの時のことがあるから頑張れる」。ここ一番で試合を決められる選手。そういう選手を目指し、バットを振る回数はいっそう増えた。無念の敗退は喜多を大きく成長させた。

 大学野球の世界は厳しい。憧れる高校の先輩である佐野恵太内野手(商4=広陵)ですら春季リーグ戦の開幕スタメンを外れた。喜多自身、入学後の試合への出場は未だない。「壁の厚さやレベルの高さを日々感じる」。武器であるパンチ力のある打撃。その精度を上げることが活躍への一番のカギだ。目標は六大学を代表するスラッガー。持ち前の泥くささと実直さで活躍の機をつかみ取る。まだスタートラインに立ったばかりだ。

[谷山美海]

◆喜多真吾 きたしんご 法1 広陵 180p82s 右/左 投手
高3次の総部員数は171人。混み合わないように寮の洗濯機は約60台も設置してあった。大所帯での寮生活は現在よりもハードだったようだ。
次回のルーキー特集は8月29日(月)添田真海(法1=作新学院)です。お楽しみに。



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