検索
 HOME > 硬式野球部

取材に応じる森下


ボールパーク便り  ルーキー特集(1) 大学No.1投手への挑戦 世界を知る男  森下暢仁  

 
 毎年恒例の硬式野球部ルーキー特集。今年も全国からトップレベルの選手が入部してきた。その中でも活躍が期待される注目の選手を全10回にわたって特集する。 

 高校時代、世界を目にした男が大学野球界へと舞台を移した。森下暢仁投手(政経1=大分商)は高校3年次に地区予選敗退ながら、高校日本代表に選出された本格派右腕だ。Uー18ワールドカップでは先発したチェコ戦で7回を3安打無失点の好投を披露し、全国にその名をとどろかせた。春季リーグ戦では3試合に登板。合計31/3回を1失点と大学生活最初のリーグ戦で十分な手応えをつかんだ。新人戦も経験し、秋からはチームの中心としての活躍を目指す。

 プロか大学か、悩んだ末の大学進学だった。野球を始めたきっかけは小学校3年生の時、野球関係の仕事をしていた父親に影響され、地域の少年野球チームへと所属。練習が休みの日でもチームメートと野球漬けの毎日を送っていた。当時の少年野球の監督に指示されて投手を始めると、打力も買われて中学時代は野手と投手を兼任。「投手」としてプロを意識し始めたのは高校時代だった。投手に本格的に専念した3年生の夏、県大会決勝では「3番・投手」として完投するも明豊高に0対1で敗戦。その後高校日本代表に選出され、将来性がある投手としてプロのスカウトたちの評価は高かった。しかし、家族との相談を重ねた上で大学進学という結論を出した。「プロに今すぐ行っても将来どうなるかわからない。色々な人生経験をして4年後プロに行けたらそれがベストではないかと思った」。中でも伝統や先輩とのつながりなど、野球以外の面でも魅力を感じた明大を選び新たな4年間が幕を開けた。

公式戦デビューで頭角を現した
公式戦デビューで頭角を現した

 高校日本代表での経験は森下暢にとって大きな糧だ。「平沢(大河・千葉ロッテマリーンズ)やオコエ(瑠偉・東北楽天ゴールデンイーグルス)などが特にすごかった」と、世代を代表する選手らと共闘。代表チームの一員としてしっかりと結果を残した一方で、体つきなど、当時の自分に足りないものを身にしみて自覚した。しのぎを削った仲間たちにはプロを選ぶ者もいた中で大学進学を選択。「プロに行って活躍している選手たちよりも上に行きたい」。4年後の大きな目標を手に入れた。同じ空の下、違う世界で戦うかつての盟友たちの存在も大きな原動力の一つだ。

 「ベンチに入るだけでなく、ここで活躍したいという強い気持ちを持った」。春のリーグ戦を終え、森下暢の気持ちはさらに強いものへと変化した。その直後に行われた新人戦では負傷で途中降板もあったが、今は順調に回復し、それまで以上にケアに気を遣うようになったという。180cmの長身としなやかなフォームから繰り出される最速148kmの直球と決め球のスライダー、その他数種の変化球で相手打者を封じ込める投球スタイルは、堂々たるもの。「ボールを投げたり、走ったり、一つ一つの行動において負けたくない」と、淡々と打者に向かうクールな表情の裏に秘めた気持ちは熱い。目標とする先輩を問われると、迷わず柳裕也主将(政経4=横浜)や、星知弥投手(政経4=宇都宮工)の名を上げた森下暢。憧れの背中を追いかけながら、期待の新星は大学ナンバーワン投手へ、そして4年後のプロの舞台へと日々進歩していく。

[曽布川昌也]

◆森下暢仁 もりしたまさと 政経1 大分商高出 180cm70kg 右/右 投手
身体やメンタルがまだまだ強くないと大学野球を始めて改めて実感した森下暢。今はトレーナーに作ってもらったメニューをこなしながら、課題の克服に向けて日々努力している。
次回のルーキー特集は8月19日(金)伊勢大夢投手(営1=九州学院)です。お楽しみに。



●ボールパーク便りのバックナンバー

ニュース
 
 この記事へのご意見はこちらからお寄せください。
 今後の明大スポーツ運営への参考にさせていただくほか、ご意見としてご紹介させていただく場合もございます。
 ※必ずEmailアドレスをご入力ください。
 ※htmlタグなど、一部本文中にご利用できない記号がございます。
Email: