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MVPに輝いた柳

硬式野球部  柳ジャパン優勝! サヨナラ勝利で大会連覇を飾る/日米大学選手権

◆7・12〜17 第40回日米大学野球選手権(草薙球場他)
▼7・17 対米国代表 5回戦
○日本5―4米国
5回戦10
米国
日本1×

 見事に大会連覇を成し遂げた。2勝2敗で優勝の行方は最終戦へと持ち込まれていた今大会。先発の柳裕也主将(政経4=横浜)が4回と2/3を2安打で無失点に抑える好投を見せた。試合は4−4の同点で延長タイブレーク制へと突入すると、10回表には齊藤大将投手(政経3=桐蔭学園)が1死二、三塁を無失点に切り抜ける力投を披露。その裏、チームは犠牲フライでサヨナラ勝ちを収めた。

 これが「YANAGI」だ。優勝決定戦の先発マウンドを託されたエースが4回と2/3を2安打7奪三振。初回こそ2度目の対戦となる米国打線に低めの変化球を見極められたが「カーブで目線を上げて低めの球を振ってもらえるように」と得意球を有効活用。緩急に加え、高低で相手打者を揺さぶった。技ありの投球術に「柳のおかげです」(牛島将太捕手・営4=門司学園)と先発マスクをかぶった女房役も納得の一言。明治バッテリーが勝利の方程式へとバトンを渡す大役を果たしてみせた。先発した2試合で計11回2/3を4安打19奪三振で無失点と圧巻の投球を見せた柳は殊勲選手賞と最優秀投手賞を獲得。「みんなに取らせていただきました」。日の丸を背負う主将として目指してきたのは気持ちで負けないチーム。マウンド上での投球はもちろん、登板しなかった試合では全力で味方を鼓舞し続けた。世界を相手にその真価を証明した主将。試合後には仲間たちの手によって3回宙を舞った。

窮地を救った齊藤
窮地を救った齊藤

 その手に、かけがえのない白星をつかんだ。同点で迎えた無死一、二塁からの延長タイブレーク制。10回表、犠打で1死二、三塁とされると田村(立大)に代わり齊藤がマウンドへと上がった。「ただ抑えようという思いだけで投げた」。最初の打者を空振り三振に仕留めると、迎えたのはこの試合で満塁弾を放っていた3番・スコウグ。「バッターボックスに入った時に離れていたので、外でもいけるかなと」。切れのある球を確かめるように外いっぱいへ投げ込んで追い込むと、最後は再び外角に落ちるスライダーで空振り三振。圧巻の二者連続三振を見せ、その場で雄叫びを挙げた。「最後は齊藤と決めていた」と横井監督の起用に応えた好救援。今大会3試合に登板した齊藤は計3回を2安打無失点に抑える好結果を残した。「自分は来年も大学野球があるのでしっかり生かしていきたい」。4年生の背中を見て学んだ1カ月、貴重な財産を自身の経験値へとしていく。

充実した日々を送った牛島
充実した日々を送った牛島

 世界の舞台で経験を積んだ日の丸3戦士は東京へと戻り、柳はオランダで開催しているハーレムベースボールウィークの六大学選抜チームに合流する。チームは秋季リーグ戦に向けて練習の日々を送っている最中だ。「キャンプもあって秋は連覇がかかっている。いい準備をして秋に臨みたい」(牛島)。神宮球場で試合開始のコールがかかるまで、熱い夏はこれからだ。

[土屋あいり]


試合後のコメント
横井監督

「どんな形であれとにかく最後勝ちで終わらせたかったので、最後同点に追い付かれてそのあとピンチがあってと、そこを何とかしのいでタイブレークに持ち込んでそのイメージはできていたので、あの一回で終わらせられるんじゃないかなと信じていました。一戦一戦チームがなかなか歯車が合わない中、柳キャプテン、佐藤という経験者が率先して伝えながら引っ張ってくれたおかげで、平塚からいいチームになって戦う体勢で新潟に入ったので、その後経験不足が出た試合がかなり多かったですけど、これぞ代表の試合という試合が最後できて、またスタッフが望んでる試合ができてうれしく思います。また優勝という形で終われたこともうれしく思います。(連覇できた一番の要因は)まず柳をキャプテンにしたことでチームが戦う体勢ができたというところが一番。それと佐藤と4年生中心に経験してない子たちが何とか言われていること、我々が伝えようとしていること、また経験していることを伝えてくれて実践してくれたというのも一番なのかなというふうに思います」


「5試合目ですしいいピッチャーがたくさんいるので、一つでもアウトを多く取れるようにという気持ちでマウンドに上がりました。(代表チームでどんなふうにやっていこうと思っていたか)元気のあるだとか強い気持ちのあるチームにしたいと最初思っていて、それに対して4年生を始め、みんなが自分たちで何も言わなくてもやってくれました。周りの方に支えられたのでチームメイト、スタッフの方に感謝したいです。(MVPは)みんなに取らせていただきました。うれしいです。(ご自身ではどのようにこの大会に臨まれたか)キャプテンに指名していただきましたし、何としても勝たなきゃという気持ちがあったので、勝ってうれしいという気持ちと、代表のキャプテンを任せていただいた横井監督に感謝したいなと思います。(監督の胴上げをどんな気持ちでされていた)最高の気持ちでした(笑)。(2戦目より今日はカーブを使っていたがバッテリーでどんな話をした)試合入る前は2戦目に自分のピッチングが通用していたので、感じたことをまたその場で生かしてつなげていこうと話していたんですけど、初回とか投げていて、低めの変化球を意識していて前の試合では振ってくれていたスライダーとかをなかなか振ってくれないと感じました。カーブはまだ有効だなと感じたので、カーブで目線を上げて低めの球を振ってもらえるようにと思っていました」

牛島
「最後まで守れれば良かったんですけど、ミスとか色々出たのでそこは反省です。(バッテリー振り返って)リーグ戦通りに行けたので、良かったです。(相手打線に)低めの変化球が見られていたので大変ではあったんですけど、柳が頑張ってくれたので、柳のおかげです。明治の時からいい経験をさせてもらったんですけど、それ以上に日本の代表として色んなメンバーと戦えて、すごくいい経験になりました。(米国と戦って)甘く入った球を仕留められたり、全力疾走だったりというところは徹底してやってきていたのですごいなという感じでした。(どんなチームだった)明治と一緒で柳が中心だったので、六大はやりやすかったですし、本当にいい経験でしたね。(夏に向けて)キャンプもあって秋は連覇がかかっているので、いい準備をして秋に臨みたいと思います」

齊藤
「(あの場面でマウンドに上がったお気持ちは)同点の場面で、絶対点は与えてはいけない場面だったんですけど、しっかり前のピッチャーがつなげてくれたので何としても0点で切り抜けなきゃいけないなという気持ちはすごいあったので、緊張とかは一個もなくて、ただ抑えようという思いだけで投げました。(満塁本塁打を打ったバッター)昨日もホームランを打っているバッターだったので、内には見せ球しか使っちゃいけないなと思っていたんですけど、バッターボックス入った時に離れていたので、外でもいけるかなと思って実際に外投げてみたら結構振ってくれたので、うまく自分の持ち味であるスライダーだったりを動かしてしっかり空振りをとれたのですごくよかったと思います。4年生とこういう大会に出られるのは最初で最後だったんですけど、すごいメンバーたちと一緒にできて、自分自身もすごい経験になりました。まだ自分は来年も大学野球があるのでしっかり生かしていけるようにやっていきたいと思います。野球だけじゃなくて、日常生活もそうなんですけど、周りの選手たちがやっていることだったりも参考になりましたし、自分がやっていることが全て正しいわけじゃないと、色々な人たちと会う機会があって、そういうところで自分に必要なことがまだまだ見つかったので、そういう部分を野球だったり生活に生かしていければなと思います」

チーム全員でつかんだ優勝だ
チーム全員でつかんだ優勝だ



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