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リーグトップの5本塁打を放った


東京六大学野球 2016〜春〜  (31)全日本大学選手権前インタビュー 牛島将太、加勢一心  

 粘りの野球で3季ぶり38度目のリーグ制覇を達成した。優勝校では最多タイとなる16試合を戦い、全カードで1敗を喫しての完全優勝は史上初。柳裕也主将(政経4=横浜)を中心にチーム力で勝ち抜いた。全日本大学選手権では35年ぶりの春日本一を懸け、全国の強敵に挑む。
 飛躍のシーズンとなった。牛島将太捕手(営4=門司学園)は今季、打率3割2分7厘、13打点、リーグトップの5本塁打を放ってチーム三冠王。捕手としても巧みなリードで投手陣の好投を引き出し、守り勝つ野球の中心となった。初めてレギュラーに定着したシーズンでベストナインに選出された牛島に、善波達也監督は「大成長だった」と表情を緩めた。(この取材は6月4日に行ったものです)

――今季、初めてレギュラーに定着されました。振り返ってみていかがでしょうか
始まるまではどうなるか分からなかったですけど、優勝で終われたことが一番うれしいですねプレッシャーはあったんですけど、チームのみんなも坂本さんがいないってことでいろいろ自分に気を遣ってくれて、監督にも期待してもらっていたので、その期待に応えたいっていう思いが一番大きかったです。

――4番を任されましたが、プレッシャーは感じましたか
自分はあまり打順を気にするタイプではないので、4番の重みっていうのはあまり感じなかったんですけど、もう少し最初から打てれば良かったですけどなかなか難しかったです。

――シーズン後半に比べると、前半は打撃面で苦しかったのではないでしょうか
自分のスイングができていないというか、自分のスイングをしようとしていたんですけど4番だから警戒されているんじゃないかとか、オープン戦とかでは何も考えていなかったのに、変に考えてしまってダメな方向にいったんだと思います。

――法大3回戦は8番に打順が降格しました
自分の転機になったのは、その法政の3回戦です。一打席目の初球の変化球を思いっきり振ってホームランっていう。その一打席で感覚を取り戻せたというか、自分のスイングができたので、それ以降はいつもの自分になりました。あの法政3回戦は4安打よりも一本目のホームランで感覚が戻りました。(8番と聞いたときは)吹っ切れたというか、もう失うものはない、思いっきり振ってやろうと。

――優勝後の会見で「楽しい思い出はなかった」という言葉を口にされました
本当は、神宮は楽しむものだと思っていたんですけど。やっぱり初めてだっていうこともありますし、柳とか星とか齊藤、水野もそうですけど、神宮を経験している人が多かったので、その投手たちをリードするっていう形が難しかったです。ほとんどピッチャーにリードしてもらって助けられた感じです。8割ぐらいリードのことを考えていたので、打席に入るときだけは本当に野球を楽しんだというか、野球が楽しかったですね。投手を支えたり、勝たないといけないチームなので、勝ちに近づけるようにしないといけないので、そこが難しかったですね。

――今季を通じて善波監督からはどのようなアドバイスがありましたか
いっぱい言われていましたね。リードのことも言われましたし、守備のことがほとんどですね。厳しいことも言われましたし、褒めてくれることもありました。技術的には毎試合後に監督にいろいろ指導していただいて、小さくはいろいろ変えていたので、最後は吹っ切れたのが一番大きいですね。それまでも打席は楽しんでいましたけど、やっぱり打てるようになったほうが楽しいので。

――リーグ首位の5本塁打を放ちました
ホームランへのこだわりは特にないです。ホームラン打つとめっちゃ気持ちいいですけど、リーグ戦が始まるまではオープン戦でも2本しか打っていないですし、そんな自分が打てると思っていなかったので、ヒットの延長って感じですかね。

――寮の部屋が柳裕也主将(政経4=横浜)と同じだそうですが、どのような会話をされますか
リーグ戦のときは野球のこと、相手のことを話したりとかして。今は普通にテレビを見ながら話したりとかです。自分が相手の打者を見て、柳はほとんどのバッターと対戦したことがあるので『俺はこう思うけど、どう?』みたいな。『このバッターどう攻める?』とか。そういう会話はしていました。生きると思います。試合でも1回投げ終わってベンチで『こういう感じで、じゃあこうしよう』みたいに。寮の部屋は寮長と監督が話し合って決めます。柳と一緒の部屋になったのはリーグ戦途中からです。やっぱり会話量が増えましたし、同部屋じゃないときよりも柳の考えが分かるようになりました。

――法大3回戦以降、23打数11安打9打点と驚異的に数字を伸ばされました
法大2回戦まで29の6で6本出ていたことで、最終的に打率が上にいったのかなと思います。調子が悪いなりにラッキーなヒットがあったり。6本もヒットを打った覚えはないんですけど。

――今後伸ばしていきたいところはありますか
自分は結構チャンスに弱いので。得点圏打率とか低いので、まだまだダメですけど、やっぱいい打順で打たせてもらっているので、ランナーがいる時に力を発揮できたらいいなと思います。守備ですね。配球もそうですし、送球もですし、ストップも。まだまだ全然です。送球は今年の沼津とアメリカの時からずっと、監督に付きっきりで教えてもらっているので、そこは多少は良くなっていますね。まあまだ下手くそなのでこれからです。バッティングではチャンスの強くなるのと、三振も多いので、三振するバッターは自分がキャッチャーとしても見ていてもいいバッターとは言えないので。三振減らして得点圏打率を上げていきたいです。

――優勝した後、佐野恵太内野手(商4=広陵)のユニフォームを手にしました
やっぱ佐野が自分の中で一番信頼できるバッターというか、佐野が立大でいなくなって大分ショックを受けたというか、佐野がいて自分がいるようなものです。佐野がいてくれたほうが楽に打てます。

――ご自身初のベストナインにも選出されました
うれしいですけど、優勝の方がやった感があるというか、優勝を冬からずっと目標にしていたのでベストナインを獲れたことよりも優勝できたことがうれしいです。

――全日本選手権が始まります。チームの雰囲気はいかがでしょうか
新人戦も優勝して、チーム的にはいい雰囲気できていると思います。でもそんな簡単に勝てる相手がくるわけではないので、リーグ戦もそうですけど、一戦一戦勝っていくだけです。

――投手陣の状況は
監督もおっしゃっていたんですけど、今日はあまり良くなかったです。でも明治はピッチャーがいいので、守り勝つ野球をリーグ戦でもやってきたのでピッチャーはたぶん大丈夫です。

――善波監督が大学1年生のとき以来の春日本一への挑戦になります
そうですね、今でも監督と一緒に送球の練習をすることがあるんですけど、やっぱりすごいので。その監督が春日本一になったので、なりたいですね。チームが勝てば打てなくてもいいので、とりあえず優勝です。35年間できなかったことをやりたいです。六大の代表として出るので、東都とかもありますけど六大が一番のリーグだと思っているので、一番強いチームでありたいと思います。

◆牛島将太 うしじましょうた 営4 門司学園 180p・80s 捕手 右投右打

牛島 今季・通算成績
試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁犠打四死球打率
今季
16
52
17
13
11
.327
通算
20
62
20
17
11
.323




 勝負強さが光った。加勢一心外野手(理工4=札幌一)は今季自己最多の15試合に出場。法大3回戦で決勝の押し出し四球、優勝を決めた立大3回戦でダメ押しの適時打を放ち、勝負どころで活躍した。得意の守備だけでなく、打撃でも魅せた加勢に、お話を伺った。(この取材は6月4日に行ったものです)


勝負強さが光った
勝負強さが光った

――優勝の要因は
全員が春から、新チームになってから優勝したいと思っていて、その思いが去年よりも強かったのかなと思います。去年はプロにも3人行って、素晴らしい選手たちがいて層が厚かったと思うんですけど、今年はそれぞれが自分の仕事を考えていたことが今年につながったのかなと思います。

――今季を振り返って
規定打席には達していないので、「今年こそは」と思っていたんですけど、思ったよりも結果を残せず。最後うまくできたんですが、シーズン通してというのができなかったんでそこは課題かなと思います。以前からチームで出させて頂いていたんで、今年はと思っていたんですけどそこはうまくいかなかった。

――優勝の瞬間の気持ちは
最初開幕で出てそのときに結果を残せなくて、やっぱりその後スタメンから外れてすごい苦しかったんですけど、優勝する瞬間にグラウンドに立てたこともそうですし、やっぱり目標を達成できたときはすごく嬉しかったです。

――東大に負けてのスタートでした
(東大を)弱いとかそういう風には特に思ってはいなくて、もちろん去年から法政とかにも勝っていたりしていたんで、みんな東大だからとかは思っていなかったんですけど、明治も15年振りくらいで負けてしまった。こうなったら優勝するしかないというのはその時にみんな思って、話し合って優勝してやると切り替えて頑張りました。全体で(東大敗戦後)話し合ったというよりも、グラウンド整備しながら一人一人がもう一回準備自分のことを見つめ直してとい感じでした。(去年の法大戦で)優勝を逃してしまったんで二季連続逃すわけにはいかないと思ってやりました。

――粘り強さの秘訣は
練習が凄い大事だなと思います。試合後もかならずバッティングして、次の日のことを考えて練習したり、やっぱり体力の面では負けられないですし、練習の時から明治大学という伝統を意識してやっています。
(一番きつかった練習は)冬場の走り込みですかね。一番多くて40本ですかね。20往復です。みんなで『いくぞー』みたいな感じで声を出してやるしかないって感じなんで。辛いんで、しんみりしていても。もうがむしゃらにって感じですね。走りきるって感じですね。

――多くの選手が出場しました
(全員野球だと)一人一人が出るので、練習の時からも意識して練習すると思うのでスタメンだけじゃないっていうのはすごく大きいと思います。

――最終戦の適時打は
どうしても(立大最終戦を)勝ちたかったんでサードが弾いてくれたときはもう『よっしゃー』その気持ちしかなかったですね。自分は高校の時からこの六大学で野球をやりたくて、いざ入ってみてファンの方の応援がすごくて励まされますし、すごいというしかないですね。

――学業との両立は
(学部が理系なので)学部の友達がすごい大事だなとは思いました。みんな協力してくれて、勉強も教えたりしてくれて一応卒業できるところにいるので留年もせず、やっぱり友達は大事だなと思いました。研究室があるので、研究室の先輩とかに『おめでとう』と言ってもらえてすごい嬉しかったです。

――全日本への意気込みをお願いします
柳中心のチームだと思いますし、柳はピッチャーでもキャプテンでも大変だと思うので、そんな中声を出してくれて、投げない時もすごい声を出してくれて、柳を優勝キャプテンにしたいとはみんな思っています。まだ自分らは日本一というのを経験していないので、このチームで絶対日本一になって柳を日本一のキャプテンにしたいと思います。(このチームで日本一を獲るという自信は)あります

――ありがとうございました

◆加勢一心 かせひとし 理工4 札幌第一高出 176cm・72s 外野手

加勢 今季・通算成績
試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁犠打四死球打率
今季
15
21
.286
通算
35
45
.200





[星川裕也・萬屋直]

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