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及川との接戦に敗れるも、3位入賞を果たした野田

競走部  3種目で5人が入賞 一部残留に大きく近づく/関東学生対校選手権

◆5・19〜22 第95回関東学生対校選手権3日目(日産スタジアム)
▼男子1万mW決勝
3位 野田 40分22秒86
5位 塩島 41分12秒97
8位 永原 41分43秒40
▼男子800m予選
1組 3着 保坂 1分50秒93(準決勝進出)
2組 2着 前田 1分50秒67(準決勝進出)
3組 7着 安藤 1分54秒13(予選敗退)
▼男子400mH予選
1組 4着 服部 51秒78(準決勝進出)
2組 7着 中野 53秒18(予選敗退)
▼男子200m予選
1組 6着 里村 22秒20(予選敗退)
▼男子3000mSC決勝
7位 東島 8分56秒32
▼男子4×400m予選
2組 7着 明大(野、服部、浅川、中西) 3分15秒71(予選敗退)
▼男子棒高跳決勝
7位 廣瀬 4m90
 関東インカレ3日目が行われ、男子1万mWで野田明宏(商3=清風)が3位、塩島亮太(法4=豊科)が5位、永原秀人(農1=成田)が8位と、出場した全ての競歩陣3選手が入賞する健闘を見せた。また、男子3000mSCで東島清純(経営2=米子松陰)、男子棒高跳で廣瀬卓(理工2=北嵯峨)がともに7位に入り、得点を重ねた。対校得点は26点となり、3日目を終えて9位につけている。

 「3番で本当に悔しい」(野田)。エース野田は2年連続の3位に終わった。序盤から五輪代表の松永(東洋大)が後続を離す展開になり、及川(東洋大)との2位争いとなった。及川とは昨年の全日本インカレでも表彰台を争い、競り勝った好敵手。今回も終盤まで並んで歩いていたが、「ずっとぴったりつかれて、離したかったけど離せなかった」(野田)。及川の粘りに苦心し、8000mで突き放されてしまい、そのままゴールへ。一度競り勝った相手に敗れた結果に「本当に故障なく来ていたので残念だった」(野田)と調子も良かっただけに悔しさをにじませた。一方で松永は日本学生記録をマーク、世界で戦う尊敬するライバルにこれ以上差を広げられないためにも、このままじゃ終われない。
 4年生と1年生も入賞で、東洋大に挑戦状をたたきつける。塩島はラストイヤーで自身初の入賞となる5位。過去3年は16位、18位、15位と結果を出せずにいた同大会。「今回の入賞は意地でも取ってやる」(塩島)という入賞への気持ちで臨んだだけに、喜びもひとしおだ。「結果が少しずつ出てきた」(塩島)と昨年の暮れから正月にかけて、トラック、ロードともに自己ベストを更新している塩島。ラストイヤーにして好調が続いている。そんな最上級生の意地に応えるように、1年生もデビュー戦で堂々と結果を残した。永原は初の公式戦でいきなりの大舞台となったが、8位でゴールと好成績。「緊張は歩きに出なかった」(永原)と強心臓ぶりをいかんなく発揮してみせた。「次は東洋大を倒すつもりでやっていきたい」(塩島)。今レースは東洋大と明大が3人ずつ入賞するという2校のレベルの高さが際立った。進化を続ける明大競歩陣が学生王者の座を虎視眈々(たんたん)と狙う。

 競歩陣の躍進に負けじと二人が結果を出した。3000mSCでは昨年は9位で惜しくも入賞を逃した東島が7位入賞。予選で出した8分台を決勝でも出しており、「ほっともした」(東島)とようやくの入賞に本人も安堵の表情を浮かべた。棒高跳では廣瀬が自己ベストタイの4m90で昨年の16位を大きく上回る7位入賞を果たした。昨年は4m70と不本意な結果に終わっているだけに、1年越しのリベンジを達成した。「技術的にも精神的にも変わったことがあって成長できた」(廣瀬)と手応えを実感しており、全日本インカレ出場にも期待が懸かる。
 競歩、障害走、フィールドと、例年得点を重ねていた長距離に代わって新たな得点源が生まれたことは好材料だ。2日目に110mHを制した高山峻野(法4=広島工大)を筆頭に長距離に頼らないでも得点を稼げる新たな明大が生まれてきている。

 対校得点は3日目で16点を積み重ね、合計26点。残留圏の15位流経大とは19点の差があり、残留に大きく近づいた。それどころか、昨年の11位を上回る結果が期待できる位置につけている。最終日は男子800m準決勝に現高校記録保持者である前田恋弥(政経2=市立船橋)が出場。昨年はルーキーながら4位に入っており、持ちタイムを考えれば表彰台も十分狙える。そして、意地を見せたいのが長距離陣。2月にあった丸亀国際ハーフマラソンで自己ベストを更新するなど今年に入って好調が続く籔下響大(経営4=須磨学園)らが出場するハーフマラソンを残しており、本来の得点源であることを示したい。最終日も複数の種目から得点を重ね、さらなる上位進出を狙っていく。

[加藤真人]

試合後のコメント
塩島

「ランキング的には7番だったんですけど、とりあえず5番を目指して頑張ろうという目標があって、それを達成できてよかった。4回出るのにこのままじゃまずいなって思っていたので、今回の入賞は意地でも取ってやるって思いがあった。(ゴール時にはガッツポーズをしていたが)タイムはそこまで良くなかったんですけど、入賞したと分かったので、本当にうれしかった。結果が少しずつ出てきて、最後の1年というのもあったので、力が出せたのかな。自信にもなった。今後も日本インカレなどもあるのでそこでも選ばれて結果を出せるように頑張りたい。野田にも負けたくはなかったけど、50秒差となんとか1分以内にできたのでよかったと思う。(3人全員が入賞したが)目指してはいましたが、まさか3人とも入賞するとは思っていなかったので、永原は本当にすごい。10数年ぶりに3人で入賞できたので、もっともっと順位を上げていきたい。東洋大のまだ次ですけど、次は東洋大を倒すつもりでやっていきたい。(レースプランは)自分が前に出ていこうといレースを考えていて、5000mまで付いていたんですけど、そこから一人なってしまった。でもペースが落ちなかったので、一人になったあと強かったですし、そこが勝因。ラップタイムは4分6秒を設定していましたが、最終的に4分7秒くらいかかってしまい、誤差の範囲でもありますが、それでも41分切りたかった。(春からの練習は)あんまり今までと変わったことはしていなかった。でも1年生も入ってきて層も厚くなってきたので、そういう中でお互いが高め合って切磋琢磨できたのでこのような結果が出たと思う。来年も明治が入賞できるように自分がチームに何か教えられるものがあれば教えていきたい」

野田
「(3位という順位について)松永さんが別格だったので、優勝はきつかったのと、ただ2位はいけたのではないかと思う。本当に8000mで出られた時に付いて行きたかったが、体がついていかなかった。3番で本当に悔しい。あと1点は取れたと思うので、競走部には申し訳なかったな、と思う。(調子は)正直よかった。練習もケガなくできていたので。練習としては、一応松永さんの対策して、スピード練習をメインでやっていた。明大記録を更新するペースでの練習だった。本当に故障なく来ていたので、残念だった。(レース展開は)最初松永さんと同じペースで行けていたが、1000あたりからラップ4分ペースで、駄目だ、と思った。及川さんは、ずっとぴったりと付かれていて離したかったが離せず、残り2000で抜かれてきつかった。駆け引きとかはなく、必死で離そうとしていた。ラストは上げたかったが、体が限界で気持ちだけという感じだった。(敗因は)練習は積めていたと思うので、私生活とか食事の部分があるかと思った。ただ、やっぱり動きがまだまだなのかと思った。(今日のタイムは)全然よくない。明大記録を更新できると思っていたので、39分台出せないということはまだまだかなと思った。(去年の大会と比べて)順位は同じだったが、レースの中身としては違ったと思う。松永さんに付いていけば、昨年と同じだったかもしれないが、今年は付いていけなかったので、同じ展開ではなかったと思う。(近い目標は)月曜からスペインで海外遠征があって、それを頑張りたい。これは日本陸連の選抜に選ばれたので行く。ここでは、自分の持っている明大記録を更新すること。自分はロードの方が得意なので、最近タイムが低迷しているので、頑張りたい。(今年の目標は)来年の世界選手権に出場したいので、それの選考レースをしっかりこなしたい。あと、自己ベストを出したい」

東島
「去年9位で、あと1個が本当に悔しかったので、今年こそはという思いで走ったし、とりあえず入賞できてよかった。ほっともした。昨日が自己ベスト更新できて、今日も同じかちょっと遅れたくらいで走れているので、やっと8分台まで出たって感じ。ここ最近自分の中でいい感じに練習が消化できていて、動きもよかったし疲労もしっかりと抜けたのでいい走りができた。(ロードとトラックをどちらをメインで)両方ですね。5000mも記録が残せると思いますし、1万mはまだ全然なのでしっかりトラックで力をつけてロードにそのまま生かしたい。(レースは序盤から後方だったが)自分としてはもう少し突っ込みたかったけど、思ったより前が速かったので、仕方がないと切り替えて少しずつ前へ上げていこうというプランで走った。先頭の前二人が抜けていたので、あと入賞まで何人って数えながら走った。ラスト1000mで一回動くことは分かっていたので、そことラスト1周を意識して走っていた。(春からどのような練習を)冬の期間に故障で練習できない時があったので、足づくりというのを意識しながらやってきた。これからは秋に向けての準備の期間に入るのでしっかり足づくりをしてハーフとか20kmの距離に対応できる体を作りたい。そして箱根は予選からになるので、予選でしっかりチームに貢献できる選手になりたい」

廣瀬
「(入賞してお気持ちは)点取れたのは良かった。自己ベストがかかったものを跳べなかったので非常に悔しい。(調子は)(自己ベストの4m)90を連発していて、調子は良かったが今日は風が強くて、コンデションが良くなかった。そんな中で跳べた90だったので、いい経験だったかなと思う。(去年は16位、成長は)技術的にも精神的にも変わったことがあって成長できた。外部のコーチに教えをこうていて、そこの技術と高校の技術が違うので。具体的な話は企業秘密なので。まあ色々動きとか助走とかも変わったので。まだ成長の途中段階。(精神面では)試合の作り方がうまくなかった。周りに合わすような作り方をしていた。でもそれを変えた。(練習は)横浜国立大学にあるクラブチームで。高校生や大学生、トップアスリートもいて色んな選手がいて刺激を受ける。(次の大会は)記録会がいくつかあって、5m10を跳べば全カレに出られるのでそこを目指して頑張りたい」

永原
「とりあえず今ほっとしている。すごく緊張していましたが、自分が思っていたよりはいけたなって印象です。緊張は歩きに出なかった。入賞できるか微妙だったけど、できて良かった。(1万は初か)高校の時に1回だけ歩いたことがあったけど、そこから2分くらいベスト更新できた。全カレの標準を切られたのもよかった。今日はずっと塩島さんに付いていこうと思っていたんですけど、思ったより速かったので、駄目だった。でもその時に早稲田の高橋さんがいたのでずっと付いていった。4分10前後では歩こうと思っていた。周りからも終わった後に『おめでとう』って言ってもらえたし、自信にもなった。次に個人選手権があって40分30秒を切れば世界ジュニアも近付いてくるので、狙っていきたい。3人とも入賞ということで一人のメンバーとしてうれしい。(今後に向けて)中盤ちょっと中だるみしてしまったので、そこを修整していきたい。インターバルの時とかもラストではなく、真ん中の本数の時に押していけるような練習をしていきたい」


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