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ウエイトリフティング部  4人が表彰台へ 次戦へ向けさらなるレベルアップを図る/全日本学生個人選手権

◆5・6〜8 第62回全日本学生個人選手権大会(大阪府羽曳野市はびきのコロセアム)
▼56kg級
 2位 佐藤彰 
 5位 後藤
 10位 北出
▼62kg級
 2位 永原
 14位 錦織
 中野 記録なし
▼77kg級
 9位 齋藤 
 10位 佐藤右
 11位 佐藤匠
▼85kg級
 6位 中田
▼94kg級
 2位 松本
 5位 針生
 9位 元木
▼105kg級
 3位 山本
 規定記録を突破した選手のみが出場できる今大会に、昨年よりも3人多い14人の選手が出場した。56kg級で佐藤彰紀(営4=常翔学園)、62kg級で永原祐志(法4=熊本西)、94kg級で松本康貴(政経3=常翔学園)がそれぞれ2位、105kg級で山本琢人(政経4=熊本西)が3位を獲得。4人が表彰台に上った。

 56s級には佐藤彰、後藤将(政経3=県立川口)、北出光茂(政経1=ルネサンス大阪)の3人が出場した。
佐藤彰は6本成功でベストを更新した
佐藤彰は6本成功でベストを更新した
 ホームである大阪で強さを発揮した。佐藤彰がスナッチ100s、ジャーク121sのトータル221sを挙げ準優勝を果たした。練習でも調子があまりよくなく今回残した記録に触りもしていなかったという中で、自らも驚きを隠せず「プラットに立って覚せいした」と言うほど。ジャーク3本目の121sは刺しでくらみながらも「意外とはまって何とか耐えた」としっかりと刺し切り準優勝を手繰り寄せた。56s級で出場した試合ではスナッチ、ジャークともにベストを更新。2年連続で4位となっていた個人インカレで2位という過去最高成績を残した。次戦は東日本インカレ。団体戦のメンバー争いもあるが、伸ばしていく部分は課題である脚の弱さとはっきりしている。後輩たちの追い上げをいなし、記録を伸ばしていく。
 開口一番、悔しさを口にした。「調子は悪くなかったので自分の記録にも期待していたけど、結果がついてこなかった」。後藤はスナッチ88s、ジャーク125sでトータル213sの5位。得意のジャークでは1位につけるも「この結果で満足していたら、高いレベルでは戦えない」と険しい表情で振り返った。しかし、あくまでも全日本インカレで入賞を果たすことが最終目標。今回、スナッチのフォームを大幅に変えて臨んだ。一からフォームを見直し、修正してまだ二週間足らず。「兆しは見えている。これが形になればスナッチ100sは狙える範囲」。得意のジャークを伸ばし、苦手なスナッチを克服する。やるべきことは明確だ。「形になるまではもう少し踏ん張るところ」。頼もしい口調で、次なる戦いに意気込んだ。
 自己新の大会デビューも、表彰台は遠かった。大学初の出場となった北出。スナッチ90s、ジャーク113s、トータル203sを挙げて10位に終わった。表彰台には程遠い成績だったが、大会成績としてはスナッチ、ジャークともに自己ベスト。練習通りの力は発揮できずとも、ワンランク上の舞台で成長を実感することができた。「後藤先輩にはスナッチで、佐藤先輩にはジャークで勝ちたいという気持ちで臨んだ」と、同階級に出場した先輩二人に闘志むき出しだ。入学直後は環境の変化にとまどいながらも、入寮後2カ月の間にスナッチの記録を5s伸ばしている。「いろんな面ですごく成長できている」。順調に成長曲線を描くルーキーから、今後も目が離せない。

 62s級には永原祐志(法4=熊本西)、中野景介(営3=須磨友が丘)、錦織亮(政経2=米子工)の3名が出場した。中野が記録なしに終わるも、永原が2位と結果を残した。
2位入賞の永原
2位入賞の永原
 満足いかない出来ながらも準優勝で表彰台に上った。永原の記録はスナッチ113s、ジャーク135s、トータル248s。ベストの3s下という記録に「50点くらい」と自身の評価は低いといっていい。スナッチは文句なしとしながらも、ジャークは「お腹が重くて集中できなかった」と悔いを残した。ジャーク1本目はプレスアウトの判定で失敗。トータルで250s超えを目指し、自らの結果に不満もあるが「2位になったのはうれしい」と笑顔も見せた。「昨年の全日本インカレあたりから自信が出てきた」と本多達雄監督も好評価。東インカレでの活躍にも期待が懸かる。
 初めての個人インカレとなった錦織。スナッチ100s、ジャーク115sでトータル215sでの14位という結果に「出し切れなかった」と悔しさをあらわにした。「スナッチ104s、ジャーク120sを取りたかった」が緊張からスナッチ1本成功、ジャーク2本成功に留まった。六大学記録会以降は腰、膝とケガ続き。思うように調整してくることができなかった。それでも試合ベストは更新と収穫も得た。「景介先輩(中野)の記録を目指してやっていく」と先輩に追い付け追い越せで力を付けていく。

 77kg級には齋藤竜磨(農3=金足農)、佐藤右規(政経2=宇佐)、佐藤匠(政経2=宮城農)の3人が出場した。
 齋藤はスナッチ116kg、ジャーク149kg、トータル265kgで9位となった。六大学記録会に引き続き、69kg級から階級を上げての挑戦となった。記録会後の1か月はケガに苦しみ、調整不足の中だったが「調子が上がってきた」と全日本学生選抜大会の規定記録も突破する試合ベストの記録を出した。しかし本人は「自己ベストを出したかった」と、満足のいかない結果に悔しさをにじませた。東日本インカレに向けてさらなる好記録を目指す。
 佐藤匠はスナッチ121kg、ジャーク142kg、トータル263kgを挙げて11位となった。六大学記録会後はトータルで265kgを目標としていたが、ケガによる調整不足もあり、達成することが出来なかった。「記録は伸びたが満足していない」と結果に納得していない様子を見せた。一方、落ち着いた様子で試合に臨み、「6本すべて成功させることができたことはよかった」と、成果も挙げた。今後は「東日本インカレ出場を目指しながらも記録を伸ばしていきたい」と、目標を語った。
 佐藤右はスナッチ118kg、ジャーク147kg、トータル265kgで10位となった。「全力でやってきたのに」と、納得のいかない結果に悔しさを表した。しかし、試合ベストをスナッチで8kg、ジャークで7kg更新することができ、「収穫は得ることができた」と語った。大会前には1日5食で2s増量し試合に向けて体重の調整に成功、パワーアップも図ることができたという成果もあった。東日本インカレに向けて得意なジャークを伸ばしていく予定。さらなる記録更新に期待がかかる。

 85kg級には中田耀介(農4=熊代工業)が出場し、スナッチ120kg、ジャーク145kg、トータル265kgで6位となった。スナッチの1,2本目までは順調に成功させたが、3本目に腕を痛めてしまうというハプニングが起きた。「取れるところを落としてしまった」と、痛めた腕の影響により記録が伸びきらなかったことに悔しさをにじませた。それでもジャーク2本目を意地で成功させ記録を残した。今後は腕のケガをまずは直しながらも足をメインに鍛えていきたいと、今後の展望を語った。

 94kg級には針生丈士主将(政経4=東京学園)、松本康貴(政経3=常翔学園)、元木雅人(農2=奈良朱雀)の3人が出場した。
 針生はスナッチ123s、ジャーク160sのトータル283sで5位につけた。「スナッチが全然うまくいかなかった」と1本目のみの成功に留まり、記録を伸ばせなかった。調子もよく自己新記録を狙って2本目で127sに挑戦したが失敗。「練習でもそんなに重くなかったから取れると思ったけれど」と悔いが残る。それでもジャークは3本成功。160sはクリーンすらしたことないという中で刺し切り驚きの表情を見せた。「もう少しいけると思った」とジャークにはまだまだ伸びる余地がありそうだ。今後の課題はパワーをつけることとスナッチを安定して取ること。明確な改善点を掲げ努力を続けていく。
準優勝ながら記録更新に燃える松本
準優勝ながら記録更新に燃える松本
 松本はスナッチ138kg、ジャーク171kg、トータル309kgを挙げ、2位で表彰台に上った。全日本学生選抜の2週間後という調整が難しい中での2位という結果にも「満足できるものではない」と語っている。スナッチでは2s、ジャークで1sの自己ベストを更新したが「トータルで320sを取りたかった」。パワー面を強化できたことを練習での成果として挙げ、今後は技術面を向上させて記録更新を狙う。試合後には「自信に満ちている」と語り、東日本インカレでは「スナッチ145kg、クリーン180kgを目指す」とさらなる好記録を目指していく。
 元木はスナッチ120kg、ジャーク147kg、トータル267kgで9位となった。試合1週間前に体調を崩し、調整不足の中だったが「試合ベストの記録を出せたことはよかった」と語った。一方、スナッチが好調だった中であまり記録が伸びなかったこと、またジャーク3本目の150kgの失敗も「もったいなかった」と後悔もみせた。今後は下半身を強化してフォームを改善し、記録を伸ばしていきたいと意気込んだ。

山本は3位につけたが悔いを残す
山本は3位につけたが悔いを残す
 105kg級には山本琢人(政経4=熊本西)が出場し、スナッチ125kg、ジャーク160kg、トータル285kgを挙げた。3位で表彰台に上るも、「運が良かっただけ」と自身の順位について振り返った。「記録には全く満足していない」と語り、悔しそうな表情を浮かべた。東日本インカレに向けて体幹を重点的に鍛え、重量的にはトータルで10kg以上上げることを目標とした。今回の悔しさを晴らしてくれることに期待したい。

 昨年度を超える成績を残した。前大会は西岡翔吾前主将(平28政経卒)の優勝のみだったが、今大会では4名が表彰台へ。「それぞれ思ったような順位を取れた」(本多監督)と各々が自らの力を発揮した。「試合に向けて調整し、最高の状態に持っていけるような試合が続いている」(本多監督)と調整がはまり、自己新記録、試合新記録を取る選手が多く出てきた。チームの雰囲気も上々だ。「個人戦で4人が表彰台上がって結構みんなも気持ちが上がってきていると思う」(針生)。次戦は東日本大学対抗選手権。昨年度は5位だったが目標は3位と明確だ。団体戦に向け個人、チームとしての力を強めていく。

[谷澤優佳・星川裕也・高野夕]


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