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主将でエースの大役を担う


東京六大学野球 2016〜春〜  (10)開幕前インタビュー 柳裕也  

 頂点に返り咲く。昨季は優勝に王手を懸けた所で連敗し、2年ぶりに春秋ともに優勝できなかった。その悔しさを胸に今季は柳裕也主将(政経4=横浜)を中心にチームを構築。3年ぶりにアメリカキャンプも行った。山俊選手(平28文卒・現阪神タイガース)ら多くのスター選手が抜けた今年は、団結力を武器に戦い抜く。3季ぶりのリーグ制覇、そして春の日本一へ。戦う準備はできている。

 今季から主将を務める柳裕也(政経4=横浜)は昨季六大学単独トップの5勝をマークした絶対的エース。「投げる試合は全部勝つ」と並々ならぬ覚悟でチームを引っ張る。昨季は優勝まであと1勝の局面から逆転を許した明大。19年ぶりの投手主将は力強く雪辱Vを誓う。(この取材は3月23日に行われたものです)

――アメリカキャンプはいかがでしたか
充実したキャンプを送れました。恵まれた環境で気候もよく、やりやすかったです。(アメリカの練習試合で150`を計測)あれは自分の中では出したとは思ってないです。マイルで93出たらしいんですけど、やっぱり神宮で出してやりたいなと。出た球も満足いく球ではなかったので、納得はしてないですね。1年の時も行かせてもらったんですけど、4年で主将になってまた行かせてもらって、アメリカの野球だけではなくて文化に触れられて人間的にも良い経験ができました。一回り自分の中で大きくなって帰ってこれたんじゃないかなと思います。
マイナーの選手はスイングがめちゃくちゃ速くて、いつもにはない緊張感の中で投球ができました。威圧感とか日本人にはないものがあったのでそういう打者と対戦できたのは良い経験になりました。

――帰国後のチームの雰囲気は
皆しっかりやってきたので、アメリカでやってきたんだと言う自覚は持っていると思いますし、チーム全体でいい方向に向いています。また日本に帰ってきてムードを切らさずにやっていくのが大事だと思います。

――実戦が始まりました
実戦が始まって上手くいかないこと上手くいくことがたくさん出てくると思うんですけど、やっぱり技術的な面でいえば実戦になると相手も打たせまいと投げてくる。自分のスイングができる場面ばかりだとは限らないので試合の中でアジャストしていくというか試合で対応していくのが大事だと思います。ピッチャーは自分が調子が悪い時にどう投げるかが大事だと思うので、投げ急いだりとか周りが見えなくなってしまったりとかそういった要素を練習試合なり実戦の練習なりで修正しなければいけないと思います。

――今年のチームの方向性はありますか
4年生が自覚を持って、後輩に負けない、自分が試合に出るんだとやってくれている選手が多いので、前々から言っているんですけど4年生がしっかり引っ張っていかないと勝ちは見えてこないと思うので、そういう意味では技術云々ではなくてそういう姿勢を見せてくれているとチームはいい方向に行くんじゃないかなというのを感じます。
野手は経験が少ない。リーグ戦の緊張感や気持ちと言うのはリーグ戦でしか得ることができないことが多いと思うんですけど、去年先輩方が抜けたことによって誰にでもチャンスがあると思いますし、結果を出していかないとライバルはたくさんいる状況なので、いい意味で危機感を持ちながらやれているんじゃないかなと思いますね。

――正捕手争いについて
誠志郎(坂本・平28文卒=現阪神タイガース)さんは自分が明治に入ったときから正捕手でした。誠志郎さんがいた時はプロに行くようなキャッチャーですけど、いて当たり前というような感覚が自分の中ではありました。いいキャッチャーに受けてもらってて育ててもらったなという思いが今は自分の中にあります。牛島も中道も本人たちは本人たちで誠志郎さんが抜けたのはでかいと周りが言っているのを一番分かって、頑張ってくれていると思うのでそういう姿もキャプテンとしてピッチャーとして見ています。最近は実戦も増えてきて、バッテリーを組むとサインとか呼吸も合うようになってきましたし、ピッチャーとして投げていて思うんですけど、しっかりとリードしてくれていますし、いい感触はあります。
牛島もまだ自信がない部分もあると思うんですけど、回が終わってからとか、試合が終わってからとか、配給に対して自分の考えや牛島の考えを話している中、一生懸命さというか『俺がしっかりしなければいけない』というのが伝わってくる。全然心配はしていないです。中道も副将としての相談だったりとかピッチングを受けてもらってアドバイスをもらったりと、話す機会はかなり増えました。

――今年も『投げる試合は全部勝つ』という目標は変わりませんか
変わらないですね。前までとは違う打たれたくないという思いがあります。去年までとは違う形で投げる試合は全部勝ちたいです。去年は3年でしたし、もちろんチームが勝つためにいいピッチングをしたいというのはありましたけど、今年はそれに加えて主将という立場なので自分が投げて勝ち続けることがチームのみんなも安心してくれる。逆に自分が打たれたり崩れる姿を見せるとチームも崩れてしまうと思うので。

――個人で力を入れた練習はありますか
身体を強くするとか、効率よくするために食事だったりサプリメントだったりということも自分で勉強してやるようにしました。(手ごたえは)ここまで球も強くなりましたし、去年の今の時期と比べるとピッチングフォームも1つの迷いもなく軸があって投げられているので。今は秋に確立したいい感覚が、まだ維持できています。

――投手でありながら主将をすることの難しさはありますか
自分の練習をしっかりやった上でチームの練習をしっかり見ていくのは大事だと思いますが、そこで自分のこともやりながらチームも見るというのをやってしまうと、自分自身パンクしてしまうことは分かっているので、そこは上手く開き直って野手の方は副キャプテンに任せています。最近はコントロールできていると思います。

――今年の抱負をお願いします
あと1勝すれば優勝で、優勝できなかった。優勝しないと意味がない、優勝してなんぼだというのは感じましたし、ああいう思いはもうしたくないので、春リーグ戦で優勝して大学選手権に出て日本一を取るという思いは変わらないです。秋も神宮大会もあるんですけど、まずは春のリーグ戦しっかりやっていきたいです。

――ありがとうございました。

◆ 柳裕也 やなぎゆうや 政経4 横浜高出 180p・80s 投手 右投右打

柳 昨季・通算成績
試合勝利敗戦打者投球回安打四死球三振自責点防御率
昨季
233
60
42
17
73
13
1.95
通算
38
12
655
166 2/3
119
50
187
43
2.32


[萬屋直]

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