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打撃を武器に正捕手定着を目指す


東京六大学野球 2016〜春〜  (4)開幕前インタビュー 牛島将太、吉田大成、加勢一心  

 
 頂点に返り咲く。昨季は優勝に王手を懸けた所で連敗し、2年ぶりに春秋ともに優勝できなかった。その悔しさを胸に今季は柳裕也主将(政経4=横浜)を中心にチームを構築。3年ぶりにアメリカキャンプも行った。山俊選手(平28文卒・現阪神タイガース)ら多くのスター選手が抜けた今年は、団結力を武器に戦い抜く。3季ぶりのリーグ制覇、そして春の日本一へ。戦う準備はできている。

 今年の扇の要を担う。牛島将太捕手(営4=門司学園)はここまでオープン戦の大半でスタメンマスクを被り、正捕手としてプレーすることが濃厚だ。オープン戦終盤は4番も任され、最終戦で本塁打も放った。今季は攻守の要としての活躍が期待される牛島にお話を伺った。(この取材は3月23日に行ったものです)


――現在の調子は
いいと思います。アメリカキャンプから調子が良くなってきたかなと感じています。

――アメリカキャンプではどんなことに取り組んだのでしょうか
もう全部です。時間がいっぱいあったので、バッティングも守備も全部レベルアップできたかなと思います。守備はまだまだですけど、バッティングはある程度の自信が付いたというか、練習できたかなと思います。

――ここまでのオープン戦の戦いぶりはいかがですか
ピッチャーが頑張ってくれていて接戦は多いんですけど、競り負けてしまっている試合が多いので、もっと野手が点を取ってあげないとという感じですかね。なかなか打てていないです。

――中軸を打っていることもありますが、打撃でも貢献しないとという気持ちはありますか
そうですね、自分は守備でプラスをあまり生み出せないと思うので、バッティングでプラスをつくれるようにという気持ちではいます。中軸を打たせてもらうことはありがたいんで、頑張らなくちゃと思いますね。

――正捕手争いについてはいかがですか
もちろん自分が守るというつもりでやっています。ただ誰を使うかは監督が決めることなので、アピールしていくだけですね。争っている人はみんなバッティングが良くて、そこではあまり差はつかないと思うので、いかに守備でライバルに上回れるかなんで、やっぱり守備を頑張りたいですね。

――昨春ケガの坂本誠志郎選手(平28文卒・現阪神タイガース)に変わってスタメンマスクを被りましたが、その経験が生きていると感じることはありますか
誠志郎さんというお手本がいたので、誠志郎さんのように落ち着きのある感じでやろうとはしていました。本当に無我夢中だったので、経験になったといえばなったんですけどそんな大きく今に生きているというのは正直ないですね。


――坂本選手のそばにいて一番学んだことは何ですか
部屋も一緒だったので人間性というか、キャッチャーは私生活もキャッチャーって言うじゃないですか。なんかそれが当てはまるというか、色々な人に話を聞いて自分に生かしていたのが本当にすごいなというのは感じました。そういうことを学べたかなと。

――マスク被る時に一番大事にしていることは
落ち着いてというか、キャッチャーがふわふわしているとまとまらないと思うので、自分はぶれずにいようと心掛けています。ゲーム中は中心になるつもりで視野を広くという感じですね、全然できていないですけど。配球はバッターの反応とピッチャーの投げたい球というかピッチャーの一番いい球を投げさせるというか、そういう感じです。

――現在の投手陣の仕上がりは
柳は言うことないです。星(知弥投手・政経4=宇都宮工)も監督に言われたことを意識してやっていていい感じになってきています。水野もいい感じですしピッチャーは順調だと思うので、バッターが打てれば勝っていけるんじゃないかと思います。

――他大の戦力も考えると、今季はロースコアゲームが多くなりそうですが
よそのチームもキャッチャーも入れ替わって、それぞれ打撃か守備かどんなチームになるか分からないですけど、オープン戦でもロースコアが多いのでそれに慣れていければと思います。バッティングに力は入れてきたんですけど、オープン戦の感じではそんなに打てそうではないので、やっぱり守り勝たないといけないですね。

――他大学で警戒している選手はいますか
警戒ではないですけど、やっぱりどこもキャッチャーが変わるのでそこはキーになるかなと思います。法政は森川が残るので、一番慣れている分有利ではないですけど気を付けなくてはとは思っています。

――最後にリーグ戦への意気込みをお願いします
やっぱり優勝です。個人としてもベストナインを取りたいですけど、優勝すればそれもついてくると思います。前回あとちょっとのところで逃して、自分がベンチに入ってから一度も優勝できていないので、本当に優勝したいです。

――ありがとうございました。

◆牛島将太 うしじましょうた 営4 門司学園高出 177cm・77kg 内野手 右投左打

佐野恵 昨季・通算成績
試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁犠打四死球打率
昨季
1.000
通算
10
.300




長打力向上に取り組んだ
長打力向上に取り組んだ


 目指すは六大学No.1遊撃手だ。吉田大成内野手(国際4=佼成学園)は昨季東大2回戦以外の全試合にスタメン出場し無失策を記録。堅実な守備を武器にレギュラーの座を勝ち取った。今オフは打率2割に沈んだ反省から打撃力強化に取り組み、確かな感触を得ている。シーズン開幕直前には5人目の副将に指名され、新たな責任も増えた。攻守でチームを引っ張る吉田大にお話を伺った。(この取材は3月23日に行ったものです)


――現在の調子はいかがですか
バッティングは相当調子良いですけど、まだ結果につながってないです。でもかなり感覚は良くて、たぶんあと一つのカベみたいなのを超えたら結果も出てくるのではと思います。

――昨季終了後には長打力をつけたいとおっしゃっていました
フロリダのキャンプでの練習なんですけど、臨時コーチの方に教えていただいたのが相当自分にはまって、飛距離とかスイングスピードとかの方向性が見つかりました。形が固まって当初自分が思っていた以上に力が付いたと思います。バッティングではぶれない方が良いとよく言われるんですけどコーチの方には前にいってもいいから自分の体重をボールにぶつけろと言われました。昔そういう打ち方をしていたんですけど、そこから変化していって自分の打ち方を見失っちゃって。木のバットになってから全然分からなくなってたんですけど、コーチの方に教えていただいてこれもありなんだなと。気付かさせてくれました。自分の知らなかった知識や技術を取り入れることができました。

――オープン戦では四球の多さが目立ちました
なんか今季めちゃくちゃ四球が多いですね。自分はカウントを整えていくのが得意なんですけど、ツーストライクに追い込まれてもツースリーまで持っていけば投手の心理も変わるじゃないですか。それを考えるようにしたら急に四球が多くなりました。ツースリーにしよう、ツースリーにしようと。ツースリーにできたらまた打ち方を戻すというか。YouTubeで昨年の首位打者の川端慎吾さんが言ってて、追い込まれたらどうツースリーにすればいいかを常に考えてると。それでファールをたくさん打つらしくて、ツースリーに持っていってから勝負をし直すらしいです。アメリカ行く前くらいからそれを実践したら自分も本当に四球多くなりました。ポイントを近づけてファールで粘ってという感じです。追い込まれてからは完全に打ち方を変えます。足もあまり上げないです。昨年の秋終わってからはとにかく技術は自分に無い情報を探して、合うものを入れた方が最短じゃないですか。だからとにかく色々なものを見てやるようにはしました。

――アメリカキャンプはいかがでしたか
球速いですとにかく。でかいし、球動くし、しかもタイミングが取りづらいんですよ。クイック早いし、セットポジションも入ってるのかわからなくて。守備では相手が金属バット使ってたりしたので打球も速かったんですけど落ち着いてプレーできました。

――オープン戦ではクリーンアップでの起用もありました
今季は監督のサインも昔より減って自分の思うように打たせてくれてるんで、バッティングでもあと一つカベを超えて、早く打線でも軸になりたいです。

――今季は最上級生としてシーズンを迎えます
昨年はなんとなしに高山さんとか坂本さんとか、すごい選手の中でやってくれるだろうと。自分がやらなくてもやってくれるだろうという甘い考えがどこかにあったと思うんですけど、今年は自分がやらなきゃいけないと、責任が昨年の何倍もあるので、秋終わって半年くらい経ったんですけど、練習から意識が全然変わりました。

――今季の目標をお願いします
リーグ戦は絶対優勝です。秋のリベンジしたいので。個人はベストナインです。絶対取りたいです。六大No.1ショートになりたいです。打率3割打ってベストナイン取れなかったらしょうがないので、3割は打ちたいです。臨時コーチの方にも3割打つ力はあるんだから、それで打てなかったら監督に失礼だぞと言われているんで、そこをしっかり果たしたいです。

――ありがとうございました。

◆吉田大成 よしだたいせい 国際4 佼成学園高出 174cm・73kg 内野手 右投左打


吉田大 昨季・通算成績
試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁犠打四死球打率
今季
12
45
.200
通算
30
72
14
.194





守備には人一倍のこだわりを持つ
守備には人一倍のこだわりを持つ


 最上級生の意地を見せる。加勢一心外野手(理工4=札幌第一)は昨秋から徹底的に打撃を向上させ、オープン戦出場機会を増やしてきた。得意の守備に磨いた打撃を加え、あとはリーグ戦で結果を残すのみ。外野手のキーマンと期待される加勢に、お話を伺った。(この取材は3月23日に行ったものです)


――ご自身の調子はいかがでしょうか
バッティング練習のときは調子が良かったんですけど、なかなか結果が出てこなくて。アメリカキャンプの最後のほうから少しずつ良くなってきている感じはします。練習ではいい感じに打てているんですけど、試合になると積極的に打つことができなくて、球を選んだりしてしまいます。思い切ってやってみようというところから入って、少しずつ良くなってきています。

――昨季から今まで重点的に取り組んだことはありますか
自分は周りと比べて細いので体重を増やしました。バッティングが課題だと思ったのでスイングの量を増やしたり、基本的には振ることと筋力トレーニングの二つを特にやってきました。体重は67くらいから71、2sくらいに5sくらい増えました。夜、最低一箱以上(100本以上)は全力で振るように自主練でして、練習を含めたら500スイングは最低でも必ず全力で振っていました。打球自体は飛ぶようになったと感じます。今までの冬よりも成長を感じます。

――アメリカキャンプを終えて、つかんだものはありますか
日本の投手とアメリカの投手は違うので、初めて見るような投手が多かったです。データのない中、追い込まれてからだと見たことのない球に対応できないので、早いカウントから積極的に振っていくようにしました。それがいい方向につながってきたのかなと思います。守っていても打球にパワーを感じます。体格の差があるので、自分らが真似できることじゃないと感じました。アメリカ人は積極的に振ってきますし、初球から多少ボールでも振ってくるので、そういうところを見て、自分もタイミングをとれた球はいってみようという気になりました。

――今年は激しい外野手争いが予想されます
自分は前のチーム、2年生のときからずっと守備を買われてきたので、もちろんそこは誰にも負けないようにしないと思っています。その中でバッティングが自分の一番の課題だと思って練習に取り組んでいるので、その点は克服したいです。そういった意味では、アメリカキャンプでバッティングがつかめてきたことは明るい材料になると思います。

――チームの雰囲気はいかがでしょうか
チーム全体の雰囲気は良いです。昨年はスター選手が多くて個々の能力が高かったなっていう中で自分もやっていたんですけど、今年はみんなで頑張ろうという感じでやっているのでやりやすいです。試合での雰囲気もいいと思います。

――投手主将を務める柳選手の存在は
投手もやっているので、投げているときなんかはすごく大変なんだろうなと思います。柳が投げている試合は絶対負けられないってみんなも言っています。

――ご自身にとって最後の春季リーグ戦です
打つほうでも守るほうでも、中心の選手に今年こそなりたいっていう気持ちは強いです。その中で勝ちに貢献できるように頑張っていきたいです。バッティングはタイミングが一番大事だと、このアメリカキャンプでも今までも感じていたことなので、いくら調子が悪くてもタイミングの取り方は追求していきたいです。もし自分が3割くらい打つことができたら、チームも変わると思います。3割は打ちたいです。

――最後に今年の意気込みをお願いします
昨年はあと一歩というところで優勝を逃したので絶対優勝したいというのは新チームが始まってからずっと言っています。日本2位ばかりで日本一はまだ経験していないので、どうにか春優勝を目指して頑張りたいと思います。

――ありがとうございました。

◆加勢一心 かせひとし 理工4 札幌第一高出 176cm・72s 外野手

加勢 昨季・通算成績
試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁犠打四死球打率
昨季
.000
通算
20
24
.125




[尾藤泰平・原大輔・星川裕也]

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