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明治とともに成長し続けた


ボールパーク便り  4年間の軌跡(1)上原健太  

 黄金世代が引退を迎えた。今年の4年生はプロ入りする3選手を中心に近年では類を見ないほど実力のある選手がそろっていた。下級生の頃から多くの選手が出場し、4年間で3度のリーグ優勝、2度の明治神宮大会準優勝に貢献。今企画では7日間にわたり、主に活躍した11選手の4年間の軌跡を振り返る。
 明大で過ごしたからこそ今がある。ドラフト会議で北海道日本ハムファイターズから1位指名を受け、背番号20を背負うことが決まった上原健太投手(商4=広陵)。明大では1年春に神宮デビューを果たすと、続く1年秋からチームの中心であり続け、チームとともに進化し続けた。

 「明治じゃないと、今の自分はなかった」――。高校時代から注目を浴びながらも結果を残すことはなかった上原は明大での4年間をそう振り返る。広陵高の恩師である中井哲之監督に「プロで活躍できる選手になれるように」と送り出されると、入学前140km前後だった球速を2年春には最速151kmにまでに伸ばした。高く評価を受けた球の力強さや、プロ野球で勝負したいと自信をのぞかせていたスプリットを始めとする変化球の緻密な制球力もまた、大学で磨き抜かれてきた武器の数々。3年秋には防御率0.96を記録し最優秀防御率も獲得した。上原自身も「(入学前とは)見違えるほど変わっているんじゃないかな」。そんな上原にとって神宮での印象深い試合は歴史的な春秋連覇の瞬間でもなく3年秋の法大3回戦。一つ上の先輩が執念でつかんだ1点を上原が守り切った試合だ。「明治の粘り、底力を感じた」。明大の野球が4年間の成長を後押ししていた。

 向上心を忘れない。進化の著しかった左腕も常に登り道ではなかった。エースとして期待された4年次には思うような結果を残せず、最終登板でも2回途中7失点と涙をのんだ。しかし「全部必要な経験」と、運命を受け入れる。上原にとってはプロの舞台もまた成長の場所。「結果を出すことが一番」と、納得のいくまで、未完の大器はどこまでもその力を伸ばしていく。

[川合茉実]

◆上原健太 うえはらけんた 商4 広陵高 190cm・86km 投手 左投左打
大学での主な実績
 最優秀防御率(2014秋)、大学日本代表(2015年)


次回の特集は11月25日(水)菅野剛士外野手(法4=東海大相模)です。



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