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来季は先発転向も視野に入れる


東京六大学野球 2015〜秋〜  (40)リーグ戦後インタビュー 星知弥、齊藤大将  

 あと1勝だった。法大1回戦に勝利し完全優勝に王手を掛けたが、2、3回戦に連敗。自力優勝は消滅し、早慶戦で早大に優勝を決められた。明治神宮大会での日本一を目標としていたが、道半ばで悔しすぎる幕切れとなった。
 星知弥投手(政経3=宇都宮工)は救援として7試合に登板。ケガによる調整不足も響き、チーム、個人ともに不本意な成績に終わった。しかしその中でも確かな成長の跡を残したシーズン。さらなる進化へ、収穫の秋を過ごした星にお話を伺った。(この取材は11月7日に行われたものです)

 ――今季を振り返っていかがですか
慶応戦までいい感じで進んで最後に優勝目前でああいう形になってしまって、あそこで勝ち切れないというのは何かが足りなかったのかなと思います。優勝するためにはその何かを見つけてやっていかなければいけないです。正直ずっと負けていた慶応に今季勝てたというのはすごく大きなことだとは思いますが、逆にそれで法政もこれでいけるのではという油断にもつながったとは思います。個人としては夏場に肘を痛めてしまったのでシーズン序盤は調子があまり上がらずにチームに迷惑かけてしまった部分があると思いますし、自分的にも納得のいくシーズンではなかったです。内容もあまり良くなかったと思います。

――今季は投球回数を上回る奪三振数を記録しました
リリーフでいく分全力で勝負しにいけるというのはあるので三振が取れているというのは気にしないですけど、(リーグ)終盤に結構三振を取れていたのでそれは良かった点かなと思います。スライダーでカウントを取れるようになったのでその分ストレート、フォークを有効に使えたと思います。夏からの課題でずっとやってきたことをリーグ戦でできたというのは、この後の自分がどのようなピッチングをするかというのにもつながってくるとは思うので、自分的にはあまり結果は良くなかったですけど、この後の春につながるような手応えは感じました。

――昨季との違いはありましたか
あまり自分の中では変わってないような気はするんですけど、内容は春よりはまだ秋の方がいいかなと思います。

――今季一番良かった試合は
法政1戦目ですかね。柳が9回途中まで頑張って、そのあと齊藤が抑えて自分が抑えたというのは大きなことというか、前のピッチャーが頑張っていて自分がそのあとしっかり抑えられたというのは良かったかなとは思います。それまでずっと使ってもらっていてピンチの場面で出されることもあったんですけど、春は法政にピンチの場面で打たれてしまったので、そこを抑えられたというのは自分的にも成長かなとは思います。

――今季の悪かった点、良かった点は
春に比べてストレートの制球が少し乱れてしまったことです。良かった点はやはり変化球でカウントを取ることもできるようになりましたし、真っすぐで空振りを取ることもあったので春よりは成長できているのではと思います。(それに成績がついてこなかったのは)自分の調整が遅れてしまったというのが1番大きいと思います。自分で体調管理であったりとかが少し抜けていたのかなと思います。

――今季の収穫は
個人的にはあまり無いというか、チーム的な問題ですけどやっぱり優勝できなかったことはとても悔しいです。自分たちにはまだ来年があるので、何かが足りなかったということが分かったのが1番の収穫だったと思います。それを来年見つけて優勝できるようにすることが目標です。

――来年はどのようにしていきたいですか
最上級生になりますし、ずっと1年生から試合出してもらっているので自分たちが先頭に立ってチームを引っ張っていかなければならない存在なので、責任感を持ってやっていくことが1番だと思います。個人的には先発としてやっていきたいと思うので、柳と自分で、リーグ戦1戦目2戦目で勝てるようにやっていきたいと思います。

――先発として投げるにはどのようなことが必要になってくるのでしょうか
いかに真っすぐを速く見せるかが1番大事になってくると思うので、やはり変化球で空振り、カウントを取れるように無駄球を投げないことが1番だと思います。スピードというよりは質だったりとか、空振りを取れる球だったりを磨いていこうと思います。

――春に向けて冬はどのように取り組んでいきたいですか
昨年自分はケガをしていて冬の練習は全くできずに春、秋とこういう結果になってしまったので、もっとできることは全力でやりつつ他のことも視野を広く持ってやっていくことが重要だと思いますし、何より優勝の一歩手前で負けてしまったという悔しさを忘れずにこの冬やっていくことがとても大事だと思います。

――ありがとうございました

◆星知弥 ほしともや 政経3 宇都宮工高出 181cm・85kg 投手 右投右打

星 今季・通算成績
試合勝利敗戦打者投球回安打四死球三振自責点防御率
今季
43
10
10
14
3.60
通算
31
173
41
42
12
48
13
2.85




緊迫した場面での登板を重ね力強さを増した
緊迫した場面での登板を重ね力強さを増した



 勝敗背負う登板で、さらに強さに磨きをかけた。齊藤大将投手(政経2=桐蔭学園)は今季も主に救援としての役割を果たすと8試合を投げチームの勝ち星に貢献した。しかし先発を任された最後の法大3回戦では「ただ悔しい。それだけ」と、勝利を呼び込めず3回1失点。試合後は悔しさを抑えることができなかった。ストイックに結果を求める齊藤は、今季をどのように振り返っているのか。お話を伺った。(この取材は11月7日に行われたものです。)

――今季を振り返っていただいていかがでしょうか
あと1勝というところまできて、最後のつめの甘さ、あと一歩の難しさでした。

――その甘さが出てしまったところに要因は
練習のときからミスを減らしていくことで、試合が変わっていたかなと。練習しているときの能力をしっかりだすことが大事。観客などの雰囲気の違いだったりで力が出せないのは本当に悔しい結果になると思いました。一番はそういう意識が足りなかったのかなと思いました。

――自身の登板というのはシーズンを通してどうでしたか
一番最初に登板した立大戦で、自分の準備不足で全然だめで。チームに迷惑をかけてしまいました。でもその後は抑えとして、ものすごく大事な場面で投げさせてもらえました。でも最後(法大3回戦の先発で)結局は自分の弱さが出て、チームに勝ちを持ってくることができなかったです。一番大事なところでチームの役に立つことができなかったのが自分の中で心残りです。

――初登板からはどういう部分を修正していこうと思いましたか
今までやろうとしていたことに意識を置きすぎて、自分の良さがなくなってしまっていました。監督などに教えてもらって、取り戻すことができていい投球につながっていきました。

――具体的に消えてしまった部分というのは
肘の柔らかさだったり、しなりです。それがなくなってしまって、ストライクが入らなかったり苦しい内容になっていました。

――王手のかかった法大3回戦では役割は変わって、先発として登板しました
試合の流れをつくる一番大事なポジションで、自分のいつもの力、もともとの技術の至らなさもありましたが、ああいう場面で投げることで違った緊張を感じました。いつも以上にさらに力が出なかったのかなと思います。

――より緊迫した場面での登板で得たものは何かありますか
今季は本当に点が入る、入らないの勝負というより、勝ち負けの勝負を任せてもらいました。走者がいる場面でもしっかり投げるということは、慣れじゃないですけど。これまでよりはうまくできるようになったのかなと思います。走者がいたときの方が熱くなれるといったらおかしいかもしれないですけど、個人的にはピンチに強くなったといいますか、いいこともあったなと思っています。

――その後の新人戦登板ではリーグ戦でできなかったことを試すと話していましたが、内容はどうでしたか
リーグ戦は今までやってきたことを出すことを意識しました。自分の特徴のスライダーは武器としてやってきたので、かわす投球が多かったです。でも新人戦は変化球でもインコースだったり、真っすぐもインコースに。とにかくインコースに攻める投球というのを練習していました。デッドボールも出てしまったんですけど、そういう意識がありました。試すことができて、いい経験になったかなと。

――その攻める投球というのは今後どうしていきますか
攻めも身につけた上でかわす方もやりたい。両方やっていけたらと思います。

――この一年間を振り返ってみていかがでしょうか
結果として何も残らなかった1年。何が残ったかと言われても何もないです。経験もさせていただいて良くなっている部分もありますけど、結果はないのでどうなのかなと。優勝が最後目の前にあって、というのが悔しいです。

――ドラフト会議で上原(健太投手・商4=広陵)選手らが指名される姿を見て感じたことはありましたか
二年連続で先輩方が指名されて。やっぱりすごい選手が身近にいたんだなと感じました。福也さん(山ア福也投手・平27政経卒=現オリックスバファローズ)がいて、それを見ていた上原さんがと続いている。先輩たちがやっていること、やってきたことを見習っていきたいと改めて思いました。

――冬、練習のモチベーションはどういったふうに持っていきますか
来年の春のリーグ戦優勝というのを目指してやるだけだと思います。

――意気込みをお願いします
今年は何も残らない年になってしまいました。坂本さんにも話を色々と聞いて、数字にこだわれということをすごく言われました。来年以降、優勝はもちろんですけど、それプラス自分の数字にこだわるということをもっと意識してやっていきます。

――ありがとうございました。

◆齊藤大将 さいとうひろまさ 政経2 桐蔭学園高出 179cm・77kg 投手 左投左打

齊藤 今季・通算成績
試合勝利敗戦打者投球回安打四死球三振自責点防御率
今季
48
10 2/3
11
10
3.38
通算
22
166
39 2/3
34
15
48
2.04



[原大輔・川合茉実]



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