
瀬川(左)と最後のインカレとなった鈴木萌(右)組
バドミントン部 成長を見せ女子は単複ともに4回戦敗退/全日本学生選手権
◆10・10〜15 第66回全日本学生バドミントン選手権大会(大阪府立体育会館他)
▼女子シングルス
後藤、十河――4回戦敗退
▼女子ダブルス
鈴木萌・瀬川組――4回戦敗退
秋季リーグ戦では4季ぶりの1部昇格、今大会の団体戦では9年ぶりの3位と急進化を遂げているバドミントン部女子。個人戦でもそれぞれが成長を見せた。昨年度、シングルスではこの大会に出場もできていなかった。しかし今大会では後藤にこ(商2=聖ウルスラ学院英智)、十河茉由(商1=高松商)がそろって4回戦まで進んだ。ダブルスは昨年と同じく4回戦敗退であったが、鈴木萌(商4=とわの森三愛)・瀬川桃子(商2=埼玉栄)組も健闘した。▼女子シングルス
後藤、十河――4回戦敗退
▼女子ダブルス
鈴木萌・瀬川組――4回戦敗退
1カ月のブランクを経てケガから復帰した後藤。4回戦は14−21、10−21のストレート負けであった。ケガは治ったが体力的には本調子ではなく、相手に左右に振り回されると付いていけなかった。しかし「二人ともここまで残れて良かった」(後藤)とほほ笑んだ。後藤も昨年は出場していなかったインカレでブランクがありながらも4回戦まで進めた。後藤は主戦力でありながら、秋季リーグ戦では治療のために出場していなかったが、今大会では後藤個人の成長も見受けられた。
ルーキー・十河は4回戦、1セット目は7−21で惨敗。8連続ポイントを挙げられるなど、自身の早いスマッシュという武器を生かせなかった。相手の球は早い上に重く、十河の一枚上をいくプレーだった。2セット目前半は十河も果敢に攻め、立て直そうとするが相手の猛勢を止められず。「(コーチには)もっと体力やスピードをつけることを言われた」(十河)と今後につながる課題を見つけた。
惜しくもベスト8には届かなかったが、ベストプレーを見せた鈴木萌・瀬川組。1セット目序盤は相手に先行を許していた。その中で5−7場面から連続5ポイントを挙げ10−7と逆転するなど意地を見せる場面もあった。しかし、その後は相手のペースに再び飲み込まれてこのセットは落としてしまう。続く2セット目も「今日は気持ち的には引いているとかはなかった」(鈴木萌)と勢いは負けなかったものの、鈴木萌・瀬川組が優勢の場面であっても早いタッチで切り返されミスを誘われた。「ラリーして我慢してやっていたら、もう少し競れていたと思う」(鈴木萌)と振り返った。しかし、鈴木萌にとって最後の大会で団体・個人ともに最も良い成績で終えることができ、晴れやかな笑顔を見せた。
想像を飛び越えて新たなステージへと進んだ。次は11月の新人戦。下級生のみの大会で後藤や十河の活躍に期待ができる。「新人戦では下級生しかいないので上位にいきたい」(十河)と新体制のチームで力を合わせ、今までにない栄光に向かって歩んでいく。
[長縄里奈]
試合後のコメント
鈴木萌
「(今回は最後のインカレとなったが)秋リーグから調子が上がっていた。上にいけるところまではいこうと考えていた。ベスト8に入れなかったのは悔しいけれど、団体も個人も今までで一番成績が良かったので良かったと思う。団体で勝てたのが後押ししている。団体で3位に入れたのがうれしくて、それを糧に頑張れた。最後の試合だったから、引かないようにやるというのは意識していた。今日は気持ち的には引いているとかはなかった。でもコースとか相手にすぐ切り返されたりすることが多かった。ラリーして我慢してやっていたら、もう少し競れていたと思う。競っている途中でミスをしてしまったり、コースが悪くて切り返されてしまったりというのがすごく多かったので、そこは後悔している部分はある。(後輩に言いたいことは)4年間がとても早かった。自分は4年生で一番良い成績を残新人戦では下級生しかいないので上位にいきたいして次に繋がる大会がなかった。だから3年生までに結果を残しておけば、次の年、次の年というように繋がっていた。1、2年のうちからそれを意識してやると良いと思う」
十河
「(コーチには)試合が終わってから、もっと体力やスピードをつけることを言われた。相手の球は鋭くて強かった。私のは鋭いけれど強くない球。そういうところを見習えというのもコーチに言われた。練習ではスマッシュやレシーブとかの時間はけっこう割いていた。新人戦では下級生しかいないので上位にいきたい」

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