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リードオフマンも務める副将だ


東京六大学野球 2015〜秋〜  (21)東大戦事前インタビューB 長藤選手、喜入選手、楠田選手  

 秋3連覇と日本一へ。昨季は4位と苦しんだが夏場を経てチームも個々も成長。今季の覇権奪回へ準備は整った。明大史上初の秋3連覇、そして4年ぶりの明治神宮大会制覇まで一丸となって突き進む。
 優勝争いを前にして決して負けられない一戦だ。前カードでは春の王者・早大との1点を争う接戦に粘り勝ち、連勝で勝ち点を奪った。現在勝ち点3の慶大が首位に立つが、勝率では明大がトップだ。今カードの相手はリーグ最下位の東大。しかし試合内容を振り返れば開幕戦から早大を苦しめ、法大1回戦では白星を挙げるなど今季の東大は油断ならない。確実に勝ち点を奪い、再び首位に躍り出る。(この取材は8月26日に行ったものです)

長藤祥悟選手
――昨季を振り返って

1勝はできたんですけど、目標としていた勝ち点3が達成できていないのでまったくもって満足のいくシーズンではなかったです。連敗ストップが目標ではなかったので、そこは一つの通過点というか。いつかは連敗は止まるものなので。(個人的には)結構シーズンを通して出させてもらいました。個人成績に関してはこだわりはないので、いかにしてチームが勝つか、そのために自分が何をするかを考えています。その中で1番という打順を打たせてもらって、出塁するという役割が一番大きいと思うんですけど、そこがあまり果たせなかったかなというのがあります。特にフォアボールを選べなかったのが課題です。ヒットを打つだけじゃなくて、四死球もそうなんですけど泥臭く出塁していくというところが春の課題で、秋に向けての目標に挙げていきたいところです。相手の嫌がるようなバッターになって、ファールを打ってフォアボールをもらうとか、そうやって出塁して得点の芽をつくっていくのが役割かなと思います。

――勝利した法大1回戦は何が良かったのでしょうか
個人がやるべきことをしっかりやって、それがうまくいった結果かなと思っています。例えばバントや進塁打を打ったりとか、細かいところのミスがあの試合では無くて、その積み重ねで得点が入ったのかなと思います。軸は4番の楠田なので、そこに至るまでの打線はしっかり自分のエゴを捨てて、チームがどうしたら点が取れるかを第一に考えています。(1勝して)やることは変わらないと思うんですけど、一つの自信にはなったと思います。そのあと2つ落としたのは情けないんですけど、あの1勝で勝ちが現実のものになったので、この秋に向けてもしっかり勝ち点取るという目標を立ててしっかりチームが動けているのかなと思います。

――現在のチームの調子はいかがですか
今はそこまでいい状況にはないと思っています。というのも4年生は就活であまり練習に出られないというのが1カ月くらいありました。そういうハンデも乗り越えていかなきゃいけないと思います。ここから上げていくしかないです。合宿が8月1日からで、4年生は8月1日から面接があってほぼ4年生不在という形で合宿が進んでしまったのは、チームとしては痛かったかなとは思います。その期間4年生は基本的に日中はずっと面接しているので、夜戻ってきてもバット振ったりとかしかできなかったです。本当に夜グラウンドに来て練習して、また朝スーツ着て面接行って、という感じでした。

――夏に取り組んできたことは
出塁するのをもっと突き詰めていきたいなと思っていて、フォアボールを取るということを考えて、特に高めのボールの見極めとかを練習したかなと思います。守備は記録上のエラーは無かったんですけど、ピッチャーを助けられるような守備が全然できていなかったので、守備には時間を割いてきました。

――秋への意気込みをお願いします
春は結果では満足していなくて、秋はしっかり勝ち点3という目標があるので、そこに向けてやれることを全部やって頑張ります。

――ありがとうございました


巧みなリードで投手陣をまとめ上げる
巧みなリードで投手陣をまとめ上げる



喜入友浩選手
――昨季を振り返って

結果的に1勝できたんですけど、まだ自分たちの野球がきちんとできていないかなと。失策は少なかったですけどまだいい守備ができるというか。記録上はエラーになっていないミスがところどころにあって、まだ自分たちのゲームができていないです。自分たちが勝つためにやるべきことは決まっていますし、特に守備面に関してまだまだ甘いところがたくさんあったと思っています。1勝はできたものの、それは自分たちの力でつかんだ1勝というよりも、100連敗近くしていますからたまたま1勝できたくらいの感じで受け取っています。

――法大1回戦では接戦を制しての勝利でした
結果的に勝ったのはいいんですけど、1試合にそんな相手もミスして自分たちもたまたまうまくいってということが重なることはあまりないと思います。その前に早稲田と7回くらいまで2―1で勝っていて結果逆転されて負けた試合があったんですけど、その試合では負けている時の早稲田の選手がものすごく落ち着いていました。東大に終盤で勝ち越されていたら焦るんじゃないかと思ったんですけど、そこが早稲田と他大との違いなのかなと。法政も2位なのでもちろん強いチームだったんですけど。後半早稲田はミスせずに自分たちの野球をやり切ったということで、東大相手に負けていても慌てることなく自分たちの野球ができていました。もっと焦って特にバッティングとかでボール球とかに手を出してくるのかなと思ったんですけど、意外にみんなシュアに打ってきました。

――喜入選手個人として昨秋と春の違いは感じましたか
去年の秋はバッティングに関しては結果的には数字が残ったんですけど、この春はヒット数も打率もその半分以下でした。数字の原因は自分の準備不足だったかなと。この春は昨秋の自分の傾向も踏まえて簡単に打ち取られてしまって、自分のバッティングをすると昨年と同じスイングでも凡打というのが多くなっていて、そこに自分が対応できていなかったです。この夏はそれも踏まえて、相手がどんな対策をしてきても一定の成績を残せるように方針を立てて練習してきました。春は守備面で全体的にかなり失点が少なくなってきたのでそこには貢献できていると思います。守備面では、春のリーグ戦でこれからいけるという確信ができて、夏でバッティングも固めてきたので秋はどっちでも貢献したいなと思います。この春はもっと結果を出さなきゃいけないと思って、冬は自分としても今までで一番練習したと思えるほど頑張ったんですけど、それでも春に結果が出なくて。そういう意味で、冬頑張ったのに春結果が出なかったことに対する不安感というか、スポーツって難しいなというのを改めて感じました。この夏はただ頑張るだけでなく、もう少し方向性を立てて、六大学で勝てるプレーヤーになるために自分にはどういう練習が必要なのか、能力が必要なのかを、時間をしっかり設けて練習するようにしてきました。冬に数をこなしてきてある程度形ができてきたので、この夏は1球1球への集中力というか、効率的に野球をすることに重点を置いてきました。

――オールスターはいかがでしたか
他大のピッチャーはいい球を持っているし、コントロールもいいです。それで自分の良さも分かっていて、打たれたらその原因もすぐに分かっていて、そういう自信と謙虚さみたいなところはうちにはないなと思いました。そういう姿勢はすごく勉強になりました。他大のピッチャーは自分をわきまえているというか。例えば、慶応の加藤拓選手と「あのバッターはどうやって抑えるか」という話をしていたんですけど、彼に「ここに変化球投げれば抑えられるよ」って話したら、「いや、俺はそこまで変化球コントロールできない。投げる球は真っすぐしかないからあいつには打たれる」と言っていて。あんな強気なピッチングをするのに、そういうことを言うんだなと。確かに本人はそう思っているかもしれないですけど、東大で仮にピッチャーミーティングして、「このバッターはここに変化球投げたら抑えられるね」って話したら、じゃあ投げられるようにしましょうと。ある意味過信ではないですけど、自分の持っているもので何とかしようという方針じゃなくて、できもしないのにできるみたいな感じがあるので、僕自身もそこは考えなきゃいけないなと思いました。ピッチャーが「これはできない」と言ったら、それを使わない方向でリードするだとか、ピッチャーのできることを考えた上で背伸びせずにリードできるキャッチャーになりたいと考えています。できることをやって打たれたらしょうがないと。抑えたら、いい球だったよ、というバッテリー関係の方が強いかなと思って。そこは勉強になりました。加藤拓選手の姿勢は本当にいいなと思いました。彼でもそんなことを言うんだと。野球というスポーツを、感覚的にわかっている感じがすごかったです。

――秋はどのようにしていきたいですか
東大相手に今まで通りの楽な気持ちでいくと痛い目にあうぞ」っていうチームになりたいと思っています。例えば東大に2点とったら勝てるという人もいるので、そうじゃなくてもう1点取っておかないとと相手が硬くなってしまうようなチームですね。東大に負けたら、早稲田とかに負けるのと違って雰囲気が落ちると思うので、相手にもプレッシャーはあると思います。なので僕たち側からもっとプレッシャーをかけられるようになりたいです。そういうチームになっていけばおのずと勝ち点は取れるだろうと。仮に勝てなかったとしても、東大は簡単には負けないよという姿勢を見せたいです。個人的な目標は、バッティングはとりあえず2年秋より打つということですかね。守備はやることはやってきたので、いつも通りやりたいです。

――秋への意気込みをお願いします
背伸びしているわけではないんですけど、僕個人としては技量的には劣っているものの、しっかり対等に戦えるだけの準備はしてきたので、そういう姿勢で1戦1戦大切に臨んでいこうという気持ちでいます。最後ゲームセットになるまでそういう気持ちでしっかり戦い抜くという、それだけです。

――ありがとうございました


力強いスイングが持ち味だ
力強いスイングが持ち味だ




楠田創選手
――昨季を振り返って

勝てたのはすごい大きかったです。次につながる勝ちだったのでよかったです。個人としては自分の中では頑張ったというか、実力が出せた方のシーズンだったのかなと思います。それでもやっぱり他大と比べると全然下の方なので、実力を上げなきゃなという風には思いました。

――シーズンを通して出場されました
前のバッターがチャンスを作ってくれることが多くて、そうすると打ったら点が入るし、打たないとすごい責任を感じるしで。今まで4番を打ったことが無かったので分からなかったんですけど、責任は感じました。試合を重ねていくにつれて4番の責任は少しずつ感じるようになりました。

――夏の取り組みは
スイングの速さ、形だったり、ボールの捉え方だったりをまずは他大の選手に追い付かないといけないと思って、基本的な部分を頑張ってやっています。

――オールスターはいかがでしたか
試合前のフリーバッティングを見ても打球が違うし、やっぱり実力差があると感じました。本当に頑張ろうと思うきっかけになりました。早大の丸子選手だったり、慶大の横尾選手のような、飛ばす力のあるバッターはインパクトも強くて。何で飛ばせるんだろうなということを考えながら見ていました。

――室蘭合宿ではいかがでしたか
涼しい環境でこっちと気温が全然違ったので、数をこなすことができたので充実していました。

――打撃のこだわりなどはありますか
自分の力じゃ少し当てたくらいじゃヒットにならないので、ちゃんと自分のスイングを強くするというのはやっています。チームには点を取る人が必要なので、大事な場面で一本打てるという、打点と得点圏打率を重視しています。

――秋はどのようにしていきたいですか
やっぱり春勝てたことで勝ち点取るという事が現実的に見えてきました。そのためには自分が打って点を取って、打点も得点圏打率を上げて打点を稼いで、それでチームに貢献するようにしたいです。

――秋への意気込みをお願いします
秋は勝ちたいので、自分が打って勝ちにつながってその勝ちの数をどんどん増やしていきたいです。


――ありがとうございました
[原大輔]

●東京六大学野球 2015〜秋〜のバックナンバー

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