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好勝負を繰り広げてきた


山俊『1』〜未知への挑戦〜  (8)日大三高の球友たちA 吉永健太朗選手(早大)インタビュー  

 東京六大学リーグ通算127安打。48年前に高田繁氏(昭43農卒)が打ち立て、幾多の名選手が超えることのできなかった記録を約半世紀の時を経た今年、山俊外野手(文4=日大三)が塗り替えようとしている。4年春までに積み重ねた安打数は117本で、新記録樹立まで残り11本。これまで1シーズン平均約17安打を放っており、通算127安打超えは射程圏内だ。「何でも1番になる」と志願した背番号『1』。そして見据える先はまさに、未知の領域。伝説を作る日は刻々と近づいている。
 日大三高時代のエース・吉永健太朗選手(早大)。かつて紅白戦で火花を散らした2人は、六大学の舞台でも好勝負を繰り広げてきた。「絶対に抑えてやろうと思って投げるんですけど、なぜか打たれてしまう」。敵として、味方として見てきた山のすごさとは何なのか。吉永選手にお話を伺った。(この取材は8月5日に行われたものです)

――吉永選手の山選手に対する第一印象はどうでしたか
 足が速かったり、バッティングしても飛距離がすごかったり、入った時からすごい身体能力が高いなぁと思っていました。畔上(法大)とか横尾(慶大)もいたので、飛び抜けたという感じではなかったんですけど、一緒にお風呂入ると体つきがよくてすごいなと思っていました。

――山選手の一番すごいと感じる部分はどこにありますか
 高校と大学でちょっと変わったのかなとは思うんですけど、大学入ってからは1つでも先の塁を狙おうという姿勢がすごくいいなと思います。(高校時代は)わりと凡打だったらゆっくり走って怒られるような感じだったので、最初はびっくりしました。3年の最後ぐらいかな、その辺から変わった印象があります。(一番印象深いプレー)やっぱり甲子園の決勝で打ったホームランは印象に残っています。あのホームランで流れがきたっていうのはあるので。

――山選手の素顔を教えてください
 あの感じでしゃべりがうまい。割とおしゃべりなやつなのでモテると思います。べらべらしゃべります(笑)。考えてやるっていうよりは感じたままに動いたり、すごく明るいので周りに人が集まるような存在ではあると思います。あとは監督、コーチから怒られる回数が多くてそういう印象が強いですね。軽いプレーをするので、ポトッと落としてしまったり全力で走らなかったり、そういうところでよく怒られていたなって印象があります。まぁ自分も変わらないんですけど(笑)。いい選手だったので期待も込めてという部分もあるんですけど、しょっちゅうですね。出てない選手ですごく怒られるやつがいて、その次ぐらいに怒られていました。ただ、チームの雰囲気がしっかりしていたので、やるときはしっかりやっていましたね。

――あまり悩みを見せないタイプなのでしょうか
 1年生の選抜辺りは、けっこう打てなくて悩んでいる感じはありました。良かったり悪かったりで調子の差が結構大きくて、1年生の秋もかなり良くてセンバツを期待されてスタメンだったんですけど調子悪くて途中から外れてしまったりしていました。もともと良かったんですけど、本当に最後の夏は調子が良かったのかなと。(山は)調子の波は本当に1番あるタイプだと思います。

――日大三高出身の横尾選手、鈴木選手(立大)、畔上選手の3人は主将を務めています
 先頭に立って、色々なところで発言したり、リーダーシップがあったのでその3人がやることに関しては不思議には思わなかったです。自分と高山はないなと思ったんですけど(笑)。もし、高山がキャプテンをやってたらかなりびっくりしました(笑)。
――山選手がここまでの記録を作るとは思っていましたか
 全然思わなかったですね。わりと金属でも詰まったりが多くて木ではどうなのかなと思ったんですけど、結果的に3年で100安打っていうのはすごいと思います。詰まってヒットにしたり、内野安打でヒットとかそういう泥臭さという面で成長したのかなと思います

――記録の懸かる場面で対戦する可能性もあります
 同期として応援はしますけど敵なので早稲田では打たれないように頑張ります。阻止します。他で頑張ってもらいます。ケガさえしなければ絶対にいけると思うので頑張ってほしいです。

――高校時代、紅白戦で対戦したときはどうでしたか
 割と全体的にガチで勝負していました。今もですが、山と横尾は当時から打者として意識していました。山はヒットとか打たれるとうるさいので絶対に抑えてやろうと思って投げるんですけど、なぜか打たれてしまう。ちゃんとした当たりじゃなくてもヒットになっちゃったり。(打たれると)「たいしたことねーな」とか。うるさいですね。ボロクソ言ってくるので、自分も抑えた時はボロクソに言ってやるんで、お互い刺激し合ってやっていたって感じです。(今度抑えたら何か言いたいことは)大学入ってからはそんな言わないですよ(笑)。でも抑えたいですね。やっぱり。

――山選手にメッセージをお願いします
 周りから色々言われてプレッシャーとかも感じると思うんですけど、山も気にせずに思い切ったプレーをいつも通りやれば達成できると思うので、早稲田では打たせないけど応援してます。

――最後に吉永選手自身の抱負をお願いします
 ここまであまりうまくいってないんですけど、最後は意地を見せてチームに貢献したいと思います。1年以降全然活躍できていないので最後の秋はしっかり投げて、個人の記録というよりはチームに貢献して優勝できるように頑張っていきたいと思います。

――ありがとうございました。

[萬屋直]

山 対吉永通算成績
試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点犠打四死球三振打率
1年〜4年春
10
19
10
.526



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