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秋は5勝を狙う


東京六大学野球 2015〜秋〜  (4)開幕前選手インタビュー 柳裕也、星知弥  

 秋3連覇と日本一へ。昨季は4位と苦しんだが夏場を経てチームも個々も成長。今季の覇権奪回へ準備は整った。明大史上初の秋3連覇、そして4年ぶりの明治神宮大会制覇まで一丸となって突き進む。
 「右」のエースから「明治」のエースへ。初めて選出された日本代表で結果を残し、充実の夏を過ごした柳裕也投手(政経3=横浜)。試行錯誤を繰り返す中でつかんだのは、大黒柱になるという覚悟。「自分が1戦目に投げて絶対に勝つ」と頼もしさを増した右腕に、秋はますますの期待が懸かる。(この取材は8月31日に行われたものです)

――夏に取り組んできたことは何ですか
 春は中盤に打たれてしまったり、崩れてしまったりすることがあったので、それを改善するように投げ込みとランニングを体力づくり、身体づくりを含めて継続してやってきました。キャンプ中は毎日150〜200球は投げました。まだ練習試合で完投してないんですけど、中盤以降も疲れは感じないので、いい感じできているかなとは思います。

――新しく試していることはありますか
 高森キャンプのときは真っすぐに近い回転のチェンジアップを練習していました。落ちる球が投げたかったというのもありますが、カーブ、カットボール、スライダーに加えて武器が欲しかった。最近はスライダーがいいです。空振りも反応が変わってきたんでいい感じかなと思います。もともとあまりスライダーは得意じゃないんですけど、最近は投げ方が安定してきて打者が見えてないように感じています。紙一重の空振りと言うよりは見えてないなという感じがあるので、この感覚は開幕まで維持していきたいです。ルーティンも色々試していて、登板する前日に投げたり、多く投げたり少なく投げたり、走ったり走らなかったりしています。段々一つの形はできているのかなとは思います。

――ユニバシアードはいかがでしたか
 善波達也監督にアドバイスをいただいて、基本は力を抜いて投げる瞬間だけ力を入れる脱力のフォームを試したのがうまくハマりました。特に良かったのが韓国戦です。真っすぐで空振りとかファールを取れたので、真っすぐでカウントをつくって、変化球で空振りを取る楽な投球ができました。リーグ戦でもああいう投球をしていけたらと思います。ストレートの力だけでファールをとれると自分的にも楽ですし、リズムもでてくると思うので、そこが大事です。オープン戦でもファールや空振りも取れていますし、いい感じなんじゃないかと思います。

――先日の高校代表との試合はいかがでしたか
 清宮くんがけっこう鋭いスイングをしていましたね(笑)。大学代表でああいう風に集まってみると、すごい選手がたくさんいるので、もっと頑張らないといけないと思いますし、上には上がいるということを思い知るというか、刺激を受けます。この前の代表戦もいい経験でした。特に3年のピッチャーとはだいぶ野球の話とかもしますし、田中正義(創価大)、澤田(立大)、浜口(神大)の4人ですかね。敵同士ではありますが、いい関係でいられているんじゃないかなと思います。田中正義は見ての通りすごいピッチャーです。試合に入る前とか、食事や色んなことに気を使っていました。澤田に関しては色んな感覚をもってやっている選手なので、自分もそういう話をしたり、お互いに話し合ったりしました。

――現在の調子はいかがですか
 迷いがないです。フォームに関しては自分の中でしっくりこないと投げられないタイプなんですけど、迷いもなくいいフォームで投げられているので順調かなと思います。遠投をしているときに、周りからは分からないと思うんですけど、自分でちょっと足の上げかたを変えたのが今ハマっています。遠投してみてそのままピッチングしてみたら、いい球が放れました。ちょうど1週間前、福也さんの真似をしてみたときです。真似じゃないですけど、リズムとかを意識してやったらというのはあります。参考にしたリズムとかタイミングとかがいい感じです。今は練習試合からよりただ抑えるだけじゃなくて、内容にこだわって今はやっている部分はあります。去年とか春までは、練習とかだるいとか面倒くさいとかそういう思いがあったときに、どうしても多少流されちゃう部分がありました。ノっているときは誰でもやる。でも今はもうやらないとリーグ戦は活躍できないからと覚悟して毎日練習に向かっています。

――チームの雰囲気はいかがですか
 夏からどんどんリーグ戦が近づくにつれて一つになってきていると思いますし、勝ちたいという思いがどんどん強くなっているんじゃないかと思います。4年生の方たちがすごいよく引っ張ってくれています。(3年生は)最近は練習試合もチャンスを一杯もらっているんで、皆結果とかも出て、試合に出たいという気持ちも強くなっていると思いますし、いい意味でガツガツ前に出てくるように最近なってきています。いい雰囲気でついていけているかなと思います。

――投手陣から見た野手陣の調子は
 バッティングは打てない時もあるので、そうなっても走塁とかバントとかエンドランで打てなくても点が取れるように工夫している姿を見てきました。自分たちもしっかり投げていかないといけないなと思います。守備も最近はエラーも見ないですし、エラーした選手がいたら厳しく言い合っています。春はエラーで負けて、みんな忘れずにそういうところに対して厳しさをもってやっていると思うので、そこは大丈夫かなと思います。

――投手陣の調子はいかがでしょうか
 今日も上原(健太投手・商4=広陵)さんが完封して、齊藤(大将投手・政経2=桐蔭学園)も結果を残していますし、1年は高橋(裕也投手・総合1=向上)、金子(大地投手・商1=春日部共栄)。後輩も頑張っていると思います。でも自分と上原さんがしっかりしないと最後は勝てないと思いますし、逆にしっかりすれば勝てると思うので、そういった意識で後輩とか投手陣を引っ張っていけたらなと思います。

――秋も第1戦を任される可能性があります
 1戦目に投げるのは相手もエースがでてきますし、負けると空気も雰囲気も悪くなりますが、逆に勝てばいい雰囲気で入っていけます。自分は1戦目に投げるつもりでずっと春が終わってからやってきたので、まだ決まってないんですけど、1戦目投げるからには勝たないといけないと思っています。1戦目に投げて絶対勝つっていう気持ちが一番大事かなと思います。

――1戦目について意識するようになったきっかけはありますか
 2年の春です。初めて1戦目に投げたとき2戦目に先発する感覚と全然違ったので、そのときに『これが1戦目に投げるってことなんだな』と感じました。色んな先輩方が1戦目で投げてきて、そこで投げるのがエースだと思っているので、特別な場所だとは自分では思っています。

――秋季リーグ戦、数字の目標はございますか
 春は2勝しかできなかったので、勝ち星としては全部1戦目勝つという気持ちで5勝以上したいですし、防御率も0点台を目指してやっていきたいです。

――秋への抱負をお願いします
 春は自分が不甲斐なくて、期待にも応えられず負けてしまったので、秋は絶対に優勝して色んな方の期待に応えられるよう頑張っていきたいです。自分としては、もう4年生と野球ができるのも最後なので、優勝して終わってもらえるように頑張って、自分が勝たせるぐらいの気持ちでやっていきます。

――ありがとうございました。

◆ 柳裕也 やなぎゆうや 政経3 横浜高出 180p・80s 投手 右投右打

柳 昨季・通算成績
試合勝利敗戦打者投球回安打四死球三振自責点防御率
昨季
164
39 2/3
32
15
37
10
2.21
通算
30
422
106 2/3
77
33
114
30
2.53





変化球が安定し投球の幅が広がった
変化球が安定し投球の幅が広がった



 昨季チーム最多の9試合に登板した星知弥投手(政経3=宇都宮工)。救援陣を支えた右腕が今季は先発に挑戦する。夏の取り組みでフォームが安定し球質も向上。自らも成長の手応えを口にする。春の悔しい思いから今季へ懸ける思いは強い。「秋は全部勝つつもりで投げたい」と見せたのは勝利への執念。新たな立場で臨む秋、一回り大きくなった快速右腕が真価を発揮する。(この取材は8月31日に行ったものです)

――今季は先発と救援どちらで出場するのでしょうか
秋は先発でもいけるようにと監督から言われました。やはりスタミナ面であったり投球術であったり、磨かなきゃいけないところは数多くあると思います。春は主にリリーフでの起用が中心だったんですけど、秋は先発でいくかもしれないというのがあったので春以降はスタミナの強化を主にやっていました。下半身を鍛えるということと、フォームを固めるという意味で投げ込みも人一倍やったつもりです。ただ先発もしたいですが、救援として多くの試合に投げたいというのもあります。正直毎試合投げたいです。

――取り組みの成果はいかがですか
ストレートの良いボールと悪いボールの差がなくなってきて、良いボールが何球も続けられるようになったと思います。今はストレートの質を良くすることでそこに球速がついてきてくれればいいかなと思います。(変化球は)スライダーがカウントや空振りが取れるようになって質は春よりも向上しています。しっかりと腕を振ってストレートを投げるということを春のリーグ戦の後ずっとやったことで腕の振りが安定してきました。それでスライダーを投げるときもしっかり腕が振れて球が安定してきたのではと思います。変化球でカウントを取れるようになったことは大きな変化かなと思います。ストライクや空振りがとれたりできるので、そこでさらに真っすぐが生きてくると思います。投げ込み練習とランニングで鍛えた下半身でフォームが安定してきたからだと思います。

――他大で対戦したい選手はおられますか
早稲田の石井選手は小学校のころからずっと同じ地区でやってきたので負けたくないというか、打たれたくないというのは結構あります。試合の勝ち負けでいうと今まではあまり勝てていないというイメージが強いので早稲田には負けたくないというのは結構あります。個人の対決ではあまり覚えていないですけど、高校のときは三本に一本くらいのペースで打たれていたかなと思います。

――夏に一番成長したと思う点は
今まで人が見ていないところであまり練習はやらなかったんですけど、今は自分から進んで嫌いな練習でもやるようになりました。自分の弱いところを鍛えないといけないなという気持ちです。柳がジャパン行っている時に自分が残って練習している時にふいに思いました。負けたくないという気持ちが強いので。

――この秋に懸ける思いはいかがですか
自分の進路のこともありますし、春のリーグ戦4位という悔しい結果に終わって、やはり自分が入学してから日本一になれていないので、ここで一回日本一になって自分たちのチームになったときにそれが勢いになっていければいいかなと思います。秋は全部勝つつもりで投げていきたいです。先発しない試合でもいけと言われればいけるように準備はしておこうと思います。

――今季の目標をお願いします
相手に点をやらずに防御率0点台を目指すのと、勝ち星がないので自分がチームを勝たせるようにしたいと思います。投げた試合は全部勝てるようにしたいです。チームとしてはリーグ優勝、日本一を目標にやっているので、必ず日本一になること。自分がそこでさらに勝たせられるようにやっていきたいです。

――ありがとうございました


◆星知弥 ほしともや 政経3 宇都宮工高出 181cm・85kg 投手 右投右打

星 昨季・通算成績
試合勝利敗戦打者投球回安打四死球三振自責点防御率
今季
72
17 1/3
19
17
2.08
通算
24
130
31
32
34
2.61





[萬屋直・原大輔]

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