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取材に応じる吉田


ボールパーク便り  ルーキー特集(5) 「1」にこだわる 浪速の負けず嫌い 吉田有輝  

毎年恒例の硬式野球部ルーキー特集。今年も全国からトップレベルの選手が入部してきた。その中でも活躍が期待される注目の選手を全8回にわたって特集する。

 期待のニューフェース、吉田有輝内野手(商1=履正社)が紫紺のユニホームに袖を通した。高校2年春に初めて甲子園の土を踏み、高校3年春に3番遊撃手として出場し履正社高史上初のセンバツ大会準優勝に貢献。センバツでは4割2分9厘を残し説明不要の強打者であることを全国に証明してみせた。夏の甲子園出場は叶わなかったものの、50メートル5秒9の瞬足と対応力の高い打撃が評価され、高校日本代表に選ばれた。

 「夏は優勝しかない」。高校3年時のセンバツ大会決勝、龍谷大平安高に敗れた履正社ナインに岡田龍生監督が言葉をかけた。全国屈指の激戦区・大阪府大会を勝ち上がり、甲子園という大舞台で活躍したナインだが、決して現状に満足していなかった。その思いで臨んだ夏、大阪桐蔭高を相手に府大会準決勝で敗退した。大阪桐蔭といえば履正社としのぎを削る、言わずと知れた名門校。履正社の普段の練習では、大阪桐蔭の名前が何度も登場する。「みんな大阪桐蔭しか見ていない。監督は選手を鼓舞するために桐蔭の選手の名前を挙げるほど」。世間が注目している以上に特別な意識を持っている。履正社のプライドを胸に2年半、打倒大阪桐蔭、全国制覇を掲げ「絶対に戻りたくない」と振り返る厳しい練習を乗り越えてきたからこそ、敗退後は「やり切った」と清々しくグラウンドをあとにした。

対応力の高い打撃が光る<br><br><
対応力の高い打撃が光る


 根っからの負けず嫌いだ。小学生のころの50メートル走では、自分のタイムに納得するまで走り続けた。大学生になった今でも隣を走る人がいればすぐさま競争に持ち込む。「1」への執着心は人一倍。そんな吉田のグラブには「No.1」の文字が刺繍されている。「何事も1番になりたい」という想いが込められている。負けず嫌いの吉田は、岡田監督に物を言うことさえも躊躇しなかった。野球ノートで監督とやりとりをする履正社。センバツ決勝敗退後、吉田の打順は3番から4番に変更された。好打者が3番に置かれる履正社で、この変更は吉田にとって屈辱的なものだった。なぜ自分が3番じゃないのか、という想いを岡田監督にぶつけた。「4番のほうが向いている」と諭され受け入れた吉田は、気持ちを切り替え「No1」4番を目指した。

 まずはレギュラーの座を狙う。春季リーグ戦では3試合に出場し、新人戦では2試合に出場。立大1回戦では外野手の頭をあと一歩で越える犠飛で貴重な1点に貢献した。高い出塁率が吉田の売りの一つだが、十分に持ち味を発揮することができない春季リーグとなった。しかし夏季オープン戦でアピールを重ねている。「チャンスを手に入れて結果を残す」。「負けず嫌い」のこの男が頭角を現すときはそう遠くない。

[星川裕也]

◆吉田有輝 よしだゆうき 商1 履正社高出 173p73s 右/左 内野手
 数々の強豪校の中から履正社を選んだ理由は、海部大斗外野手(商4=履正社)の甲子園での活躍ぶりに憧れていたから。高校時代は坂本誠志郎(文4=履正社)をはじめとする明大に進んだ先輩に教えてもらっていたそうだ。大学での先輩の指導は高校のときよりも若干厳しくなったという。
次回のルーキー特集は9月1日(火)高橋裕也投手(総合1=向上)です。お楽しみに。


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