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東京六大学野球 2015〜春〜  (10)東大戦事前インタビューA喜入選手、山本克選手、宮台選手  


 頂点へ上りつめる。今年は下級生の時からチームに欠かせない存在となっていた4年生が軸。実力者が多くそろい大学球界屈指の戦力を誇る。チームが狙うのは「日本一」のみ。6月の全日本大学選手権を懸け、好敵手と争いを繰り広げる。まずは昨季に続くリーグ戦優勝を必ずつかみ取る。

 球春到来だ!今週末からついに春季リーグ戦が開幕する。開幕カードの相手は現在リーグ86連敗中の東大。連敗ストップへ一体となって挑んでくる。勝利に燃える赤門軍団を狙い撃ち、開幕好発進を決めたい。(この取材は3月13日に行ったものです。各選手の写真はインタビュー中に出てくる「こだわりの道具」とともに撮影しました)

走攻守三拍子そろった扇の要・喜入
走攻守三拍子そろった扇の要



喜入友浩捕手
――昨季を振り返って

自分としては初めてシーズンを通してマスクを被って経験を積めました。その経験から学んでシーズン中に生かして勝とうとしたのですが、結果全敗してしまって。悔しいという気持ちしかないです。(本塁打も打ったが)1回打っただけでは満足できないですね。単純に打てたのは嬉しいですけど、その率に恥じない成績をこれからも残していく必要があると思うと、逆にプレッシャーもあります。

――バッテリー沖縄合宿はいかがでしたか
投手陣は単純に言うと打者にとって打ちにくい球、キレのある球を本当に追求しました。今までのフォームをゼロから作り直して、今の自分の体でできる一番良いボール投げることを目指していきました。勝負できる球というか、体全体を使って良い球を投げるということにひたすら取り組みました。捕手陣もそれを受けながらひたすら評価して、というのを毎日続けた合宿でした。投手陣は確かな手応えがあります。どうしても試合となるとヒット、ホームランで得点することは100%保証されたことではないので。ではどこで試合をつくっていくか、と考えたらやはり投手かなと。試合の中で一番大事にしたいのは守備で、特にその中でも投手。そこに今は手応えを感じているのはいいことだと思います。リーグ戦でもバッテリーを中心にロースコアに持ち込んで最少得点で勝てるチームでありたいです。

――個人としては何に重点的に取り組まれましたか
選手としての基礎的なレベルをしっかりあげることですね。自分は走攻守の総合力で勝負したいと思っていて。前回はどれをとっても中途半端だったので、今回はどこをとっても六大学の他のプレーヤーに勝つプレーヤーでありたいと思っています。チームの攻守の要として、そこが他の大学の選手以下であれば勝つ確率も低いですし、僕がそこで引っ張っていきたいなと思っています。守備も走塁も全部欲張って、身体づくりもやり直して、という感じです。守備面に関してはかなり手応えを感じています。

――捕手として大事にしていることは
常に勝てるキャッチャーでありたいと思っているので、やはりキャッチャーとして大事なのは試合に勝つ事。そのために必要なことがあれば、僕自身がなんでも背負って立とうという気持ちです。もし投手が打たれてしまったら、自分が打って返そうという気持ちですし、点取られたくないのであれば、いかに自分がピッチャーの良さを引き出していけるか。沖縄まで行かせてもらってピッチャーのレベルを上げてきたので、その良くなった球をいかにしてリーグ戦で引き出すか、点をあげないか、いかに守備を鍛えるか、というところを考えているので、一番大事にしているところは結果です。

――開幕戦は明大との対戦となりますが
勝ち方負け方引き分け、いずれにしてもイメージは自分の中でできているのですが、とにかく勝つということに最後まで集中するというところは変わらないです。理想を言えばロースコアに持ち込んで、ヒット数が少なくても何とか点を取って、それを守りきるというゲームにはしたいと思っているんですけど…。それに尽きるかなとは思っています。そのための練習をやってきたので、それを発揮するのみですね。

――こだわりの道具は何でしょうか
道具は全部ミズノさんのものを使わさせてもらっているんですけど、この手袋は高校時代お世話になっていた人から貰った手袋で(写真参照)。これともう1セットあって、昨季はそっちを使って、シーズン通してバッティングとしてはああいう結果になったので、自分としてはお守り的な形で使っています。ミットとかずっと大事にしてきたものは他にもあるんですけど、リーグ戦でお守りというか、自分を助けてくれるものとしてのバッティンググローブを今回こだわりの道具に選びました。キャッチャーなんですけどバッティングを大切にしています。

――今季の東大のスローガン「勝」に向けて
86連敗もしているので、1勝したらきっと嬉しいと思います。ただ逆にいうとそこでどこか満足とかが生まれてきそうで。目指すのは、他の大学としっかり勝負していく、しっかり勝負になるチーム。その上で差が紙一重で1位か6位か、くらいのチームになりたいと思っています。僕の中では「勝」は「1勝」ではなくて「常に勝ちが見込めるチームである」という意味だと考えています。試合の結果負けたら負け、勝ったら勝ちと、結果が出るわけなんですけど、それとは別に「常に勝ちが見込めるようなチーム」になりたいと思っています。1回だけ勝てばいいと思っていたらそれは博打。そうではなくて常に勝ちを望めるチームでありたいです。そういう意味で優勝したいという気持ちはあります。


――ありがとうございました。


今季も打線の中核を担う
今季も打線の中核を担う



山本克志内野手
――昨季を振り返って

自分としてはチームに貢献し切れなかったですし、結果として1勝できなかったことが悔しいシーズンでした。(昨季初打点をマークしました)自分としても打点がないことは気にしていて、打点を挙げることをとりあえず目標にしていたので、もう少し挙げたかった気持ちもありますが、とりあえず打点を挙げられたことは嬉しく思っています。

――明大戦では本塁打も放ちました
慶応戦で有井さんがまずホームラン一本打たれていて、その時からチームの中にホームランの可能性というのが出始めていて。自分としては神宮でまさか入るとは思っていなかったです。それでも有井さんの1本のおかげで打てるんじゃないかという気持ちもあったので、結果として入ったのは驚きでしたが、打てるんだという自信も持って、これからもやっていきたいと思います。

――クリーンアップを担った4年生が抜けてしまいました
本当に昨年は3番笠原さん4番有井さん6番初馬さんと4年生が主軸を担っていたので、自分はそこでいう笠原さんを超えるようなバッティングをしていけるようにしたいです。長打を打てるバッターという意味で、長打力というところで自分が担っていかないといけないなという自覚はあります。喜入が有井さんを超えるようなバッティングをしてくれれば、打線として去年よりも厚みが出ると思うので、高い目標を持ってやっていきたいと思っています。

――参考にされている打者はいらっしゃいますか
同級生の左バッターの映像をよく見ます。立教の佐藤拓選手だったり法政の金子選手だったりは参考にしつつ、意識しています。イメージが佐藤選手と近い部分があったりするので、よく動画を見て参考にしています。

――オフの取り組みは
一番やったのはウエイトトレーニングです。結果として太ももとか尻周り、背中などが大分筋力アップしました。去年よりも安定感が出ているかなと。どっしりと打てるかなという感じがあるので、効果は出ていると思います。自分は足が速くないので、去年とかはスチールは全く頭に無かったんですけど、監督から今年は走れということをチーム全体として言われていて。チームとしてしっかり足を速くするという意識で取り組んできて、チーム全員がスタートを切れることを目標しているので、自分もそういった場面では勇気を持ってスタートを切りたいなと思います。

――開幕戦は明大との対戦になります
いいピッチャーが多くて抜け目がない印象があるので、しっかり明治のレベルの高いピッチャーに対しても勝負できるようなバッティングを開幕まで調整していきたいなと思います。

――こだわりの道具は
試合に出始めたときからずっとSSKのバットを使っていて、2年春からはずっとこの、巨人の坂本選手の型を使っています(写真参照)。SSKのバットにこだわりを持っています。坂本選手とか、西武の中村選手だとか、自分の好きな選手が使っているので、昔から好きで使っています。

――今季の意気込みをお願いします
チームとしては1勝というよりも、相手と対等に戦って毎試合勝負をしていく、という意味で勝つといってるので、1勝で満足することなく個人個人が役割を意識していけるようにしたいです。他大学と個人の力では勝てないと思いますけど、総合力として毎試合勝負できるようなチームを目指しています。個人としては、数字としては3割というのはあるんですけど、それよりも試合の中で勝つために全打席で凡打も含めてチームに貢献できるようなバッティングができればと思っています。

――ありがとうございました。

期待の左腕が神宮を沸かせる
期待の左腕が神宮を沸かせる



宮台康平投手
――昨季を振り返って

昨季は神宮のマウンドに立つことができたんですけど、あまり結果は残せずチームの勝利に結びつかなかったです。今季は責任感を持って俺が抑えてやるんだという気持ちで投げたいと思います。

――印象に残っている試合はありますか
立教戦2回戦です。同点の場面で出させてもらったんですけど、僕が2点取られて負けてしまったという試合です。負け投手になってしまったのでとても責任を感じました。

――三振にこだわりはありますか
ピンチの場面では必要になって来ると思うんですけど、優先するのはテンポ。その結果打ち取れればいいかなと思います。三振にこだわりを持ちすぎるのはよくないと思っています。(自分の持ち味は)コースに自分のいい真っ直ぐを放ることと、シンカーが得意なのでそれを効果的に使っていくこと、それが僕の武器です。

――東大野球部の雰囲気はいかがですか
連敗中だということを聞いて入部したのですが、そこまで気負った感じではなくて。良い意味でも悪い意味でも受け止めていないというか…。結果的に僕が20連敗を足してしまったので、変えなくてはいけない、という気持ちはあります。この空気を、勝てるチームの空気にするために先輩方を中心に取り組んでいるところです。今は厳しい雰囲気でお互いがお互いのことを言い合うチームにしていこうとしています。みんながそれぞれ意識してやっています。

――バッテリー沖縄合宿はいかがでしたか
暖かかったので投げる球数を増やしました。「リーグ戦で自分はこういうスタイルで勝負していくんだ」とコーチと相談して毎日投げ込んで固めていくという段階でした。球数をたくさん投げることができて、良い球があったというのが良かったです。プラスになったと思います。

――オフシーズンに個人的に取り組んだことは
長いイニングを六大学相手に投げられるような体力がなかったので、そこは課題として今シーズンに向けてスタミナをつけてやってきました。身体づくりもそうですし、基礎から見直して通用するピッチャーになろう、ということです。できるだけ長いイニングをゼロに抑えることが僕の役割だと思っています。

――エースへの意識についてお聞かせください
チームの中でみんなが信頼できるピッチャー。こいつなら抑えてくれるだろうというピッチャーだと思うので、大事なのはみんなからの信頼を得ることと、こいつならマウンドに立たせてもいいと思われるようなピッチャーになることです。それは投球の面でもそうですし、日頃の行いもそうなので、そういうところからしっかりやって、そういう風に思ってもらえるようなピッチャーになりたいと思います。

――開幕戦は明大との対戦になります
みんなで頑張って対策等をしているので、86という数字を止めるには明治の開幕戦に合わせて、明治に勝つ方法を考えて、そこで連敗を止めるんだという気持ちでやっていきたいなと思います。

――こだわりの道具は何でしょうか
野球道具の中で長く使えるのはグラブかなと思って、選びました(写真参照)。このグラブは高校生の頃から使っていて。なかなか自分の中でも型を気に入っていて、変えるタイミングを失って、たぶん次もこれで挑みます。できるだけこれを長く使いたいなと思っています。メーカーが「ダイトー」というマイナーなところで、周りに使っている人がいなくて、それもちょっと気に入ってはいます。あまり人とかぶらないです。

――今季の意気込みをお願いします
ピッチャーとしてはスコアボードにゼロを並べること、そしてそれをできるだけ長く続けることが目標。その役割にできるだけ僕が長く関わること、それだけですね。そうした先に勝利があると思って頑張りたいと思います。


――ありがとうございました。
[原大輔]

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