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エースとして期待を一身に背負う


東京六大学野球 2015〜春〜  (2)開幕前選手インタビュー 上原健太投手  

 頂点へ上りつめる。今年は下級生の時からチームに欠かせない存在となっていた4年生が軸。実力者が多くそろい大学球界屈指の戦力を誇る。チームが狙うのは「日本一」のみ。6月の全日本大学選手権を懸け、好敵手と争いを繰り広げる。まずは昨季に続くリーグ戦優勝を必ずつかみ取る。

 エース背番号「11」を背負い優勝へ導く。大車輪の活躍に期待が懸かるのは上原健太投手(商4=広陵)だ。昨季には救援、先発として活躍し最優秀防御率を獲得した。エースになった今年、先発としてまずは春5勝以上を目指す。安定した投球でエースの名にふさわしい投手となれるか。(この取材は3月22日に行ったものです)。


――新チームはどういった雰囲気ですか
 坂本(誠志郎捕手・文4=履正社)を中心に結構4年生が発言しながら中心となって動いていくチームです。楽しい雰囲気もあり、その中で締めなきゃいけないところではしっかり締めてというメリハリがちゃんとできているチームです。

――同期の4年生の存在は
自分たちの学年はそれぞれ力を持っていて、それぞれ目標があります。今の時期はとにかくまとまって、良い雰囲気をつくっていきたいです。同期の存在はすごく気になりますし、ライバルという意識も持っています。

――個人ではどういったことに取り組んでいますか
ランニングは他の人に負けないぐらいやっています。ランニングメニューをこなすときに先頭を走るだとか、自分の本数を増やすだとかです。今までもやってはいたんですけど、漠然とただ走るのではなくて、走ることによってチームを引っ張ることなどを意識しています。後輩にそういう姿を見せたいです。自分自身は自分のためにやっていることなので、そこはきつくてもみんなより意識を高く持ってやっていきたいですね。

――何か新しく指導を受けたことはありますか
鹿取義隆(昭54文卒)さんには以前から指導をしていただいていて、自分の特徴はやはり「角度」があることなので、そこを常に崩さないように、ということをずっと言われてきました。そこだけを気をつけて投げていたという感じです。監督には「今しっかり土台作りをして根を生やして、リーグ戦で花が咲くように取り組んでいけよ」といっていただいたのはすごくわかりやすかったと思います。言われた時はちょうどピッチングをしているときで、フォームについていろいろ話していた時でした。

――今季から背番号11を任されましたが
背番号11は、正直プレッシャーしかない感じです。まだその実感もなければ、自信もないので、リーグ戦が始まるまでにどれだけ11番をつけるのにふさわしいピッチャーになれるか、そういう課題を取り組んでいます。体作りや、技術的な面だとフォームの安定性とか、制球力です。今までの上についていくだけの立場から、自分が指示を出して、下のピッチャーを動かしたり、色々ピッチャーの動きだったり周りを見なきゃいけなくなりました。そういう面で、最上級生は違うんだということを今は感じています。

――エースとしての目標はありますか
先発をするために今やっているので、ひとシーズン5勝以上は最低条件だと思います。それ以上にできるならもっとしたいです。自分の調子が良くても悪くてもゲームをつくれる、良い時にはとことん良いピッチングができて、周りから見ていても安心する、そういうピッチャーがエースなんじゃないかなと考えています。

――明大硬式野球部のサイトで「信頼」という言葉を掲げていますが
エースとして安心感のあるピッチャーにという意味です。昨年から変えました。

――昨季には山ア福也投手(平27政経卒・現オリックス・バファローズ)の存在がありました
自分が3年生のとき色々学ぶことはあったんですけど、こうして同じ立場に立ってみるとすごく難しさを感じるというか、すごく周りにぶらされます。(山アは)そこでよくあれだけみんなをまとめて、自分のやるべきこともしっかりできていたんだなという風に思いました。勝利数とかそういうものは超えられないかも知れないですけど、投球術にしろ何でもいいから福也さんの上をいきたいです。何かしら、一つだけでもいいので上をいきたいです。

――その山ア投手から何か声をかけられたりしましたか
楽しい内容ではなくてこの一年はしんどいぞ、ということを言われました。周りからの期待というのが全部プレッシャーに変わって、今までやってきた3年間よりもこの1年が一番しんどいぞという話です。技術的にどうこうとかそういうことはなかったです。覚悟はしています。不安はというのはあるんですけど、不安ばかり持っていても絶対良い方向にはいかないので、リーグ戦は楽しんでやるということを考えています。それで結果を残せるようにやっていきたいです。

――実戦を重ねてきて感じることはありますか
どのチームもそれなりに仕上げてきているので、自分の持ち味だけを生かした投球ではいずれは打たれると思いました。やっぱり緩急をもっと重要視していきたいです。変化球というのは割りと良い感じには仕上がっていると思っています。スライダー、チェンジアップは特にいいと思います。

――ユニバーシアード選考合宿はどうでしたか
周りのレベルが結構高いので、その中でやっていると普通にやっていると目立たないというのをすごく感じました。その中で自分をどうアピールしていけたらいいのかなということを考えました。「あの時の球はどうだった」と言ってもらったりして見えたのは、やはり緩急がすごく使えそうだなと言うことです。立教の大城とか、法政の畔上とかは良く話します。相当打ちにくいと言ってくれました。でも打つときは2人とも打ってくるので、そこを完璧に抑えるにはどうしたらいいかなと思いました。やっぱり速い球だけじゃなくて遅い球というのも使って、見慣れたボールをまた早く感じさせる、そういう工夫をしていきたいです。

――今まで春に結果を残せていない部分がありますが
やっぱりいつも春が悪い、秋が良いというイメージがあるので、今回の春はどうかと思う部分はあります。今年はとにかく春に結果を出したいです。そういう意識が強いですね。

――苦手意識のある選手いますか
慶応の横尾、山本泰。あと立教の佐藤拓です。ユニバーシアードの合宿で一緒にやったときは二人ともバットが振れていてすごく良い状態でした。チームメイトとして一緒にやって、バッティングとか見たりして、リーグのことを考えてどこに投げたらいいかなあと考えました。構えとかスイングとかみてそういう弱点をさぐる意味でも見ていました。

――ドラフトへの意識
常にどうしても周りの目が気になったりはするんですけど、だからといって何か変わるわけでもない。とりあえず自分のこと、チームのことをしっかり見つめてやっていくように心がけます。オープン戦や練習をしていても、バックネット裏にスカウトが来ていたりだとか、そういうのに気付きます。色々な話も耳に入ってきたりもします。そこに気をとられても結果を残せなきゃ全く意味がないので。見に来てもらっていることに感謝しながら、結果を残して、それをどう判断してもらえるかという感覚です。

――今年の意気込みをお願いします
自分たちにとって春が大きいと思うので、まず春にリーグ優勝、それからの日本一というのを目指します。秋には自信を持って望めるチームにしたいです。春は5勝は目指してやっていきたいです。自分を含めて、普通にやれば自分らしいプレーができる、そういう自信を持って秋に臨みたいです。

――ありがとうございました


◆上原健太 うえはらけんた 商4 広陵高出 190cm・86kg 投手 左投左打

上原 昨季・通算成績
試合勝利敗戦打者投球回安打四死球三振自責点防御率
昨季
108
28
17
7
19
0.96
通算
42
536
130 1/3
108
37
116
29
2.00




[川合茉実]

●東京六大学野球 2015〜春〜のバックナンバー

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