検索
 HOME > 競走部

ゴールし有村(左)と大六野に迎えられる江頭賢

競走部  最強世代の集大成 総合4位/箱根駅伝

◆1・2〜3 第91回東京箱根間往復大学駅伝競走(東京・大手町〜神奈川・芦ノ湖間)
▼1・3 復路 
 復路6位 明大 5時間33分00秒
 総合4位 明大 11時間01分57秒
▼区間順位
 6区 20・8q 7位 山田速 59分54秒
 7区 21・3q 14位 末次  1時間05分45秒
 8区 21・4q 13位 牟田  1時間07分14秒
 9区 23・1q 2位 木村  1時間08分58秒
 10区 23・0q 10位 江頭賢 1時間11分09秒
 復路を64年ぶりの2位で折り返した明大。4分59秒あった青学大との差は1秒も縮まることなく、7区で駒大、東洋大に先行された。9区木村慎(商3=浜松日体)が東洋大を抜き2位に浮上するも貯金を作りきることができず10区で逆転、7年連続のシード権を獲得したものの、総合4位で大手町の観衆に迎えられた。最強世代の集大成として挑んだ箱根駅伝、悲願の達成はならなかった。


 全員がただ前を追ったが悲願は遠く、総合4位に終わった。往路2位でスタートした6区は最終学年にして最初の箱根路、山田速人(商4=西脇工)。一人1分の短縮で逆転優勝を狙ったが、青学大は下りで一気にスピードアップし突き放された。当日エントリー変更の7区末次慶太(理工1=西京)は、後ろから猛追する3位集団の駒大、東洋大にとらえられ単独2位から後退。8区牟田祐樹(農3=西武文理)も後続の早大にラスト1kmで並ばれ戸塚中継所では5位まで落とした。悪い流れが明大に押し寄せた。

 だが、そんな中でも9区木村慎(商3=浜松日体)が奮闘。前を行く早大を捉えると、17km付近で突き放し、そのまま東洋大を抜き去り3位にまで押し上げた。復路のエース区間で区間2位。最終10区も今回が箱根デビューの江頭賢太郎(商2=浜松日体)が高校からの先輩、木村からの襷リレーでスタート。東洋大に抜かれたが、5位早大から逃げ切りライバル対決は何とか制した。
 
 優勝を目標にやってきた明大にとって総合4位は満足できる結果ではなく選手たちは「悔しい」と口をそろえた。明大は八木沢元樹(商4=那須拓陽)や前野貴行(農4=須磨学園)らが故障で欠け、全日本で好走した山田稜(理工2=九州国際大附)が1週間前にアキレス腱を負傷し1年生の末次の出走が急遽1日に決定。6区の山田速も数日前に発熱し出場が危ぶまれるなど選手の状態は万全ではなかった。それでも西弘美駅伝監督は「それを言えば言い訳になる。ただ力が足りなかった」と実力不足での総合4位を痛感した。

 大六野秀畝(商4=鹿児島城西)や有村優樹(商4=鹿児島実)ら入学時から注目を集めてきた最強世代が卒業。3年連続2区を走ったエース大六野は「結局一度も三大駅伝優勝できなかった」と最後まで悔やんだが、最強世代が残したものは大きい。来季の2枚看板として期待の懸かる木村は「4年生がいたからここまで強くなれた」と言うと、新主将となる横手健(政経3=作新学院)も「このチームじゃないと優勝という目標は出てこなかった。いい経験をさせてもらった」と話した。
来季から戦力ダウンが懸念される明大だが「高校時代の実績を出せずにくすぶっている選手が大勢いる」と山本豪コーチ。西駅伝監督は「また一からチームを作っていく。来年も優勝を狙います」と次の1年に向けて前を向いた。


[田中莉佳]

試合後のコメント

西監督
「選手たちはよく頑張った。3位4位ではもう喜べない位置まで来た。優勝はお預けということで。負けた要因は全部言い訳になるが、力が足りなかったということ。来年ももちろん優勝目指す。どんなチームになっても狙うのは優勝だけ。4年生にはご苦労さんと言いたい。入学した時から言っていた優勝には届かなかったけど、本当にお疲れさま。私の責任でもありますから、それを来年にぶつけたい」

松本穣部長
「悔しい。みんな一生懸命走ってくれたから満足。20年間競走部を見てきてすごく良かった。結果がすべてで嫌なこともたくさんあったけど、最後こうして終われて良かった。それに尽きる。これからも何らかの形で携わっていきたいと思う。側面からサポートしていければ。まだまだ楽しみ」

古谷監督
「喜べない。行きの往路はそれなりに予定通りで2位だから頑張った。帰りは八木沢や横手が欠けていて痛かったけど、1年生走らせてしまったけど、9区木村が頑張って、10区江頭も早稲田から逃げた。最初の期待というのが66年ぶりの優勝というのがあったけど、いかに勝つのが大変かということ。心機一転、一から頑張っていくだけ。横手、木村を軸に中心に頑張っていく。来年はリベンジ」

横手
「トップで来るのが大前提だったにも関わらず、それができなくて悔しい。最後で離されてしまって力不足を感じたレースになってしまった。今回こういう結果に終わって、下の学年にも責任はある。選手として以前に、人としてどうなのかというのを見直してチーム作りをしていきたい。主力陣は高い意識を持ってできるはず。まだまだ気持ちの面で弱いチームだと思う。4年生からは学ばせて貰う部分は多かったし、強い選手がいる中でやれることは幸せだと思って、来年に繋げたい。いい経験はさせてもらったし、このチームじゃないと優勝という目標は出てこなかったと思う」

大六野
「個人的には勝ちきれなかったという部分で悔しさが残る。最低限のことしかできなかったレース。前との差を詰められなかった。ラスト1kmでかなり失速してしまった。結果については優勝だけを目指していた。総合優勝できなかったのは本当に悔しい。この最強世代で結局一度も三大駅伝勝てなかったことも。悔しいという感想しか出てこない」

有村
「4位という結果はやはり悔しい。全員が優勝できると思ってやってきたので。優勝したいという思いはみんな同じなので。4年生が抜けて弱くなると言われるが、誰もが走れるチャンスがあるんだというのを考えて、それぞれやっていけるチームになってほしい。まだくすぶっているやつもいるので」

松井智靖(営4=世羅)
「松本部長が最後なので胴上げをしよう、ということを合言葉にやってきたので、優勝出来ずに残念な気持ち。優勝するには往路優勝が絶対という中で、自分が走った区間でも離されてしまって悔しい。前回、前々回と終盤に失速して不完全燃焼に終わってしまったのだが、今年は最後までしっかり力を出し切ることが出来て、上位2人に離されてしまって悔しい気持ちもあるが、清々しいと言うか、すっきりした気持ち」

文元
「悔しい。優勝ということで4年間やってきていたので悔しいが、これが現状出せる明治の最大限の力かなとも。2位だった往路についても一緒。松本先生が最後ということで、胴上げしようということを合言葉にやってきて、それだけが心残り。最後の駅伝で悔いが残らないように終わりたいなという気持ちでスタートラインに立った。自分の前の4人は立派だなと。ミスなく良い走りをしていて、みんな西さんが出した要求に応えていた。4年間終わって、それこそ言葉には出来ない。いろんなことがあったので、言葉にするのは難しい」

山田速
「西さんから60分切るようにと言われていたのでなんとか達成できてよかった。
1年間箱根の優勝だけを目指して頑張ってきてそれでも届かなかった。ただただ悔しい。入部してから2年間は故障ばっかりしてて箱根なんて夢舞台だとあきらめていた。それでも自分より強い同期たちが励ましてくれてやっと今年走ることができた。4年生には感謝しかない」

末次
「レース自体が(大学に入ってから)3回目だったので、経験不足と、緊張もかなりあって、ちょっと序盤硬くなりすぎた。できればこんな形でより、最初からエントリーされて気持ちの準備ができたうえで胸張って走りたかったというのはある。でもやっぱりチャンスを与えられた以上走れなかったのは悔しい」

牟田
「自分のところで順位を落としてしまってふがいないし、明大に泥を塗ったというか悔しい。たくさんの声援に答えられなかったのが心残り。チャンスをものにできないし、 今のままじゃチームのお荷物。だから、 タイムだけでなく精神面からも チームを引っ張っていく、上からも持ち上げられる人を目指したい」

木村
「落ち着いて早稲田に負けないように。前も見据えて、駒澤、東洋も考えて走りました。早稲田の柳とはスタート前に2人で追うって話はした。最後自分が仕掛けて。本当に意地だった。設定タイムよりは速く走れた。来年は反省を生かして、優勝を目指すのではなく優勝するチームにする」

江頭賢
「期待と不安を持って臨んだが、最初は落ち着いていけたが東洋に抜かれてしまったのが悔しい。後ろから来るなとは思っていたが、並ばれて一気に引き離されるのは想定外だった。もう少し付いていかないといけなかった。(今後は)このままでは強い人たちと走っていくことはできないと思うので、しっかりケガなく練習していくこと。まだまだ力を出していない1年、2年もいるし、チームとして強くなれたら。今年の4年生の思いをしっかり引き継いで、今度は自分たちがチームの中心になるという意識で来年以降の箱根に臨んでいきたいと思う」



ニュース
 
 この記事へのご意見はこちらからお寄せください。
 今後の明大スポーツ運営への参考にさせていただくほか、ご意見としてご紹介させていただく場合もございます。
 ※必ずEmailアドレスをご入力ください。
 ※htmlタグなど、一部本文中にご利用できない記号がございます。
Email: