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襷―箱根駅伝91st―  (14)山田速人  

 もう“候補”では終わらない。「黄金世代」と呼ばれる世代が最終学年を迎え、66年ぶりの悲願に向けて機は熟した。11月の全日本大学駅伝では、黄金世代が4年目にして初の優勝を狙ったが、駒大に惜しくも及ばず2位。それでも「勝てないとは思っていない」(有村優樹主将・商4=鹿児島実)と箱根制覇への自信は揺るがない。ここでは優勝へのキーマンとなる18人を順に紹介していく。
 連載は運命の号砲の前日、1月1日まで。お楽しみに!
[号砲まで、あと3日!]

第14回は山田速人(商4=西脇工)。過去3年間箱根での経験はないものの、1万mチームトップのタイムを持つ。66年ぶりの悲願に向けてこの男の奮起が欠かせない。

夢の箱根路へ

 

最後のチャンスをつかみ取る。昨年の箱根は初めてエントリーの16人に選ばれ、復路のエース区間9区にエントリーされたが当日変更で出走の夢は叶わなかった。「9区って言われた時点で外れるなぁって思った」。3度目のチャンスもあと一歩のところで逃した。
 前回の箱根を走れなかった悔しさを胸にこの1年間努力を重ねた。7月には10000mのベストを30秒以上更新。持ちタイムでチーム最速の座に躍り出て、一気にスピード軍団の主力として注目された。「それでもまだまだ強さが足りない」。
 一見順調に見えたシーズンだったが、秋口に体調不良によりメニューをこなさない状態に陥った。復帰直後に臨んだ全日本では2位で受け取った襷を後退させる不本意な走りで、試合後に悔しさをにじませた。「このままやってれば箱根も走れるんじゃないかとか、のんびりとした甘さが出た。気持ちが全然足りていない」。6区6位の成績に「最低限の走りですらなかった」と気を落としたが、このままではいけないという気持ちが、最後の箱根に向けて再び燃え上がった。
 「今年は走れる。どこを任されても区間賞を狙う」。練習量に裏付けられた自信が山田速の武器となる。29日時点では山下りの6区にエントリー。「上りよりも下りが得意」と自信を覗かせる。「自分だって最強世代の一員だから」と4年間支えあった仲間とともに、初めての晴れ舞台を目指す。

箱根への意気込み
2年のときに自己ベスト更新して、出雲と全日本走って、けど箱根は出られなかった。今年こそって思いは強い。今年に関していえば箱根を走ることは大前提。行けと言われればどこでも。区間賞取る気で走る。登りより下りのほうが得意。昨年は平地の色々なところ準備してた。自分はハイペースで押してけるのが強み。追う相手がチラチラ見えてたほうが走りやすい。4年生は入学した時から強い世代。勝たなきゃいけないと思う。自分はなかなか結果を出せていないけれど、その中に含まれていなきゃなとは思う。昨年は9区にエントリーされたけど、9区の時点であ、外れたなってのは思った。今の自分の実力じゃ無理だって。今年は走れる。全体的な力ついた。4年生で最後。どの区間でもいいから走りたい。優勝目指す。

◆山田速人(やまだ・はやと) 商4 西脇工高卒 28分35秒76(1万m)

次回はチームをVに導く主将・有村優樹(商4=鹿児島実)を特集します。アップは明日、12月31日(水)です。お楽しみに!


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