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勝負所での一打が光った石井


東京六大学野球 2014〜秋〜  (36)神宮大会前インタビュー 石井元、海部大斗   

春に3連覇を逃し、覇権奪回を懸けて挑んだ秋。勝ち点を落とせば優勝を逃す最終カードの立大戦で初戦を落とし、一度は崖っぷちに立たされた。だが、そこから底力を見せ、勝ち点を挙げて優勝へと望みをつなぐ。そして、次週の早慶戦が1勝1敗となって勝率で明大を上回るチームがなくなり、2季ぶり37度目のリーグ優勝を果たした。次の戦いは11月14日から始まる明治神宮大会。昨年は決勝で亜大に敗れ、あと一歩のところで優勝を逃した。今年こそ日本一の栄冠をつかみとる。
 打線の中核を担った。今季からスタメンに定着した石井元内野手(営3=履正社)は中軸に座り、全試合に出場。早大2回戦に神宮初アーチとなる満塁本塁打を放つなど持ち前の勝負強さを遺憾なく発揮。チームトップの12打点を挙げた。飛躍のシーズンを過ごした石井に今季の振り返りと明治神宮大会への意気込みを伺った。(この取材は11月1日に行ったものです)

――今シーズンを振り返っていかがでしたか
石井:
今までリーグ戦は代打とかたまにスタメンだったのですが、今シーズンはずっとスタメンで出て、打点もそこそこ挙げましたし今までにない活躍はしたと思います。

――スタメンに定着して新たに感じた事はありますか
石井:
調子が良いときは誰でも打てると思うのですが、調子が悪い時期は20打席ぐらいヒットが出なくて、シーズンを通して調子を維持することは難しいなと思いました。

――リーグ戦前半の好調の要因はなんですか
石井:
リーグ戦始まる前から調子が良くて、初球から振っていくという意識を練習からやっていました。とにかく自分がどうあるべきか、自分はどういうバッターかということを考えてやってきたことが良かったと思います。

――安打がなかなか出なかったリーグ戦後半に関してはいかがですか
石井:
そういうときも必ずあると思います。そこが今後の課題担ってくると思います。調子は悪かったですけど、プラスに考えて、悪い事ではなかったです。今後につながってくると思います。

――左打者が多い明大の中で、中軸を打てる貴重な右打者という意識はありますか
石井:
オープン戦のときから左打者が多いなと思っていて、自分と坂本(誠志郎捕手・文3=履正社)が頑張らないといけないなと。自分もそこは責任を感じています。

――リーグ戦を通して3年生の活躍が目立っていますが
石井:
3年生はみんな力あると思うので、みんながやっているから責任感は出ます。

――履正社高出身の選手が多く出場していますが
石井:
3年生がたくさん出ていることよりも、履正社の選手が出ているから頑張ろうといった気持ちの方が強いです。宮崎(新内野手・文1=履正社)は1年生で出ているし、そこは先輩として頑張らないといけないと思います。

――今後、伸ばしていきたい部分はありますか
石井:
技術的な事ももちろんですけど、思い切りの良さとかどちらかと言えば精神面の方で鍛えていければという感じです。

――春以降、チームとして取り組んだ事はありますか
石井:
オープン戦で全然かみ合ってなかったので、自分もバッティングで一球目から意識するということはやってきました。

――4年生の存在はいかがでしたか
石井:
自分は内野手なので糸原(健斗内野手・営4=開星)さんと(福田)周平(内野手・商4=広陵)さんの背中はずっと見てきました。あの2人が練習とか引っ張ってくれているし、その背中を見て自分も頑張ろうと思うし、特に自分はあの2人に付いていこうと思いました。

――今シーズンの流れを左右した試合はありますか
石井:
法政の2回戦です。初めて負けた試合なのですが、ピッチャーの後ろにフライが落ちたんです。それを自分が声を出していってお見合いになってしまいました。それで点を取られてしまいました。その流れで慶應戦はガタッといってしまったのかなと思います。あの試合はすごく責任を感じていて、反省しています。

――逆に良い流れになった試合はありますか
石井:
やっぱり立教の2回戦です。あそこで引き分けになったところで次に2勝できるなと思いました。

――昨年からの経験が生きましたか
石井:
1敗1分になった時点で勝てる気しかしませんでした。

――神宮大会では何を意識していきますか
石井:
もっと気持ちもバッティングの調子を上げていかなければいけないです。全体的にレベルアップが必要です。

――今後に向けて一言お願いします
石井:
今回中軸を打たせてもらって、中心選手になりつつあるというか、ならないといけないと思うので、自分がチームを引っ張っていく気持ちでやっていきたいです。

――ありがとうございました。

◆石井元 いしいげん 営3 履正社高出 182p・78s 内野手 右投右打

石井 今季・通算成績
試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁犠打四死球打率
今季
14
48
12
12
.250
通算
35
74
18
16
10
.243





今後は長打も打てる打者を目指す海部
今後は長打も打てる打者を目指す海部



 走攻守三拍子そろった活躍を見せた。海部大斗外野手(商3=履正社)は今季自己最多の12試合に出場。優勝が懸かった立大戦では全4試合にスタメン出場を果たした。課題としていた打撃を克服し、全9安打と勝利に大きく貢献した。ブレイクを果たした海部に、今季の振り返りと今後の意気込みを語ってもらった。(この取材は11月1日に行ったものです)

――今季を振り返っていかがでしたか
海部:
試合に出たのは主に最終カードの立教戦で、その4試合はスタメンで出ることができて、ヒットも9本打てて自分としては自信にはなりました。それでもやはり前半は守備固めであったり、代走であったりとスタメンで出る機会が少なかったので、来年は前半戦、開幕戦からしっかりスタメンで出られるようにしたいです。出場するイニング数を増やして、規定打席に立ってしっかりヒットを打てるようにこの冬もっとレベルアップしていきたいです。今のバッティングに満足せずに、今度は2桁安打を目指します。

――流れを変えた試合は
海部:
早稲田戦ですかね。春は負けていた相手だったのであれを2タテできたことは大きかったと思います。

――主に優勝が懸かった立大戦からの出場となりましたが、難しさはありましたか
海部:
緊張はしました。それでもいい緊張感の中で試合に臨めました。普段の練習から善波監督やコーチの方に「お前は足があるからセーフティバントや逆方向に強い打球を打って内野安打を狙うスタイルでいけ」とに常々言われてきたので、それをやった結果自分のバッティングができたかなと。起用してくれた監督にもいい結果で恩返しできたと思います。立教戦に関しては前日に「いくぞ」と言われていたので、使ってもらえるからには絶対やってやろうと思っていました。

――技術的な部分でどのような取り組みをされてきましたか
海部:
守備の面では心配や課題はそこまでなかったのですが、バッティングに関しては今まで1シーズンで1本か2本という感じだったので、とにかくバッティングを強化してやってきました。ティー(バッティング)だったり、ライト方向に引っ張ってみる練習を組んだりしたことで、詰まらされるケースが少なくなったと思います。「逆方向はいつでも打てる」と監督に言われていたので。立教3回戦でライト前に強い打球を打てたのは練習の成果が出たなと実感しました。

――4年生の存在はどのようなものでしたか
海部:
年が一つしか変わらず親しみやすかったですし、特にキャプテン、副キャプテン、学生コーチは頼りがいがありました。野球でも、学校生活や寮生活でも、尊敬する部分ばかりでした。4年生が引っ張ってくれていて、自分はそれについていくことが多かったので、その存在は大きかったと思います。試合中のベンチで落ち込んだ雰囲気の時も、野地(優太・政経4=明大明治)さんや川野(直通・政経4=明大中野)さんが常に声を掛けてくれたおかげでこの秋のリーグ優勝につなげられたのかなと思います。声が全てではないとは思いますが、そういう一つ一つが良い結果につながったと思います。

――今後に向けて
海部:
やはりバッティングを強化していきたいです。もっとレベルアップが必要なので。この冬は質より量を重点的に取り組んでいきたいと思っています。1日1000球ティーを打つとか、具体的な数をこなしていかないと意味がないので、とにかく数をこなしていきます。室内での練習が増えるので、軽くフリーバッティングもできるとは思いますが、やはりティーをメインにやっていくと思います。ホームラン性の当たりを打てるようなスイングスピードが欲しいですね。試合になると当てにいってしまってフルスイングができていないので、ライト方向に引っ張っていく打球も増やしていきたいです。角度を変えて工夫してティーをやってみたり、フリーバッティングでも、無理やりにでもライト方向に引っ張る打球を打ってみたりということを練習でやっていこうと思っています。練習でやらないと、試合でできないと思うので。長打も打てるバッターになれるように、このオフシーズン取り組んでいこうと思います。

――ありがとうございました。

◆海部大斗 かいふひろと 商3 履正社高出 180p・81kg 外野手 右投左打

海部 今季・通算成績
試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁犠打四死球打率
今季
12
22
.409
通算
41
61
14
.230




[西村典大・箭内桃子]

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