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切り込み隊長として打線に火をつける佐藤旭主将


東京六大学野球 2014〜秋〜  (23)慶大戦事前インタビュー 佐藤旭主将、竹内惇選手、藤本知選手  

 逆襲の秋が始まる。昨季、戦後初の3連覇を逃し3位に終わった。その悔しさを糧に夏場は個々にレベルアップを図った。目指すは天皇杯の奪還、そしてその先の悲願の日本一。雪辱を果たす時は来た。
 春に逃した栄冠は手の届く位置にある。第3カードの法大戦では接戦を制し、勝ち点を獲得した。現在、6勝1敗の勝ち点3で2位。全勝で首位を走る立大の背中を追う。今カードの相手は慶大。昨季は第2カードで勝ち点を献上し、さらには王座奪還をも許した相手だ。今季も現在勝ち点2の3位タイと優勝の可能性を残す。王者のプライドを賭け挑んでくる慶大との大一番。昨季の雪辱を果たし、王者に引導を渡す。(この取材は9月10日に行ったものです)

<佐藤旭主将>

――現在の調子はいかがですか
佐藤旭:
個人としては、良くもなく悪くもなくといった感じです。
チームは、夏のキャンプ終盤から始まったオープン戦で2回しか負けなかったし、いい感じできています。リーグ戦が近づくにつれ、みんなのモチベーションも上がってきて、チームはいい雰囲気です。いい状態でリーグ戦を迎えられると思います。

――今のチームのセールスポイントは何ですか
佐藤旭:
やはり春あれだけ打って勝ってきたので、僕たちは打のチームだと考えています。それと、今年のチームになってからはとにかく勝つことに貪欲になろうということでやってきたので、気持ちの面での強さもこのチームの特長かなと思います。

――夏のキャンプやオープン戦を通して伸びてきた選手はいますか
佐藤旭:
キャッチャーの須藤ですかね。春もちょこちょこ出ていましたが、この夏はスタメンで出ることが多くなって、オープン戦でも結果を残していました。今シーズンは春以上にチームの力になってくれると思います。

――高多助監督が就任されて、新体制はいかがですか
佐藤旭:
まだ高多助監督が来て1カ月くらいなのですが、選手のことを理解しようとしてくださるし、コミュニケーションも取ってくれる監督なのでやりやすいです。選手に任せてくれる部分も多いので、いい意味で自分たちでやっていくという感じになっています。あとは高多助監督の指揮を信じて戦うだけかなと思います。

――改めて春のシーズンを振り返っていかがですか
佐藤旭:
リーグ戦前までは優勝候補にあがっておらず、下馬評では5位などと言われていたので、それを何とかして覆してやろうという気持ちがみんな強かったです。竹内監督が病気で治療に専念されていて、何としても優勝の報告を届けたいという思いでシーズンを戦い抜いたので、それができて良かったなと心から思えるシーズンでした。

――優勝するにあたりカギになったなと思うカードは
佐藤旭:
僕らとしてはやはり明治大学に勝てたところです。明治はものすごく粘り強くて、相手に勝ったと思わせるようなスキが全くないチームなので、ゲームセットまでホッとできなかったです。前半戦のヤマ場のカードで、勝ち切れば勢いに乗れると自信を持っていたので、そこで勝てたというのがやっぱり大きかったなと思います。

――ご自身の成績についてはどう思っていますか
佐藤旭:
本当に全然結果が残せていなくて、結果ではチームに貢献できなかったので申し訳ないなという気持ちでした。自分の結果以上にチームの結果を優先してずっとやってきたので、個人の成績は良くなかったですが、チームが勝ったので僕としてはもちろんうれしかったです。

――リーグ戦を戦っていく中で主将として大切にしていたことは何ですか
佐藤旭:
個人の結果も結果で、プレーで引っ張るということはなかなか難しいシーズンだったので、自分が練習している姿であったり、私生活の姿であったり、主将としての振る舞いを大切にしていました。やはり部員の人数がとても多いので、なるべく多くの人とコミュニケーションを取って、みんなの意見を取り入れるようにもしました。今どういうことを思っているとかそういうことを、なるべくチームに反映させられるようにと徹してやっていました。

――チームを引っ張っていく上で苦しい時期はありましたか
佐藤旭:
リーグ戦中は、チームが勝てていたのであまり大変だと感じることはなかったです。今振り返っても、やっぱり新チーム発足の頃が一番大変でした。僕自身も主将になったばかりで、ものすごく不安でした。2月からは監督が不在という中でのスタートだったので、その頃が一番難しい日々だったと思います。

――春以降チームとして取り組んできたことはありますか
佐藤旭:
春の全日本で初戦敗退という悔しい思いをして、僕としてはチームがベストコンディションでは挑めなかったのかなと振り返っているのですが、そのベストじゃない状態でいかに勝つかというのを考えてやってきました。あとは目に見えないミスが春は多かったので、細かいところをもっと追及しようということで取り組んできました。とにかくチームとしては「春を超える」ということをテーマにあげて、成績にしても、練習の量や質にしてもそのことにこだわってやってきました。

――最後に秋への意気込みをお願いします
佐藤旭:
連覇という権利を持っているのはうちだけなので、それに挑戦していきたいと思います。あくまで、受け身になるのではなくて、チャレンジャーという気持ちを持って他大学にぶつかっていきたいです。この秋に限っては、自分の数字は気にしていません。1試合1試合であったり、その一瞬一瞬に自分のすべき仕事や役割があると思うので、それを全力でまっとうしたいと思います。

――ありがとうございました。

抜群の勝負強さでチームに貢献する竹内惇選手
抜群の勝負強さでチームに貢献する竹
内惇選手

<竹内惇選手>

――昨季を振り返っていかがでしたか
竹内惇:
個人的には出来過ぎたというか、3年まで代打で5打席くらいしかチャンスをもらってなかった自分がいきなり春の東大戦からスタメンをもらって、そこからヒットを十何本も打って、最後は早慶戦の大事な場面でホームランを打てた。出来過ぎですね。あの時(早慶戦で本塁打)の歓声は忘れられません。

――躍進のシーズンとなりましたが、きっかけは
竹内惇:
しいて言えば、バットの長さを変えたことですかね。84cmから1.5cm伸ばしたことで感覚的にだいぶ変わりました。外のボールが苦にならなくなって、自然にバットが出るようになりました。

――明大戦では計6安打の活躍でした
竹内惇:
そんなに打ちましたか。明大戦は3戦目に上原(健太投手・商3=広陵)からタイムリーを打ったんですけどそれが一番印象に残っています。

――早慶戦で優勝を決めましたが
竹内惇:
個々としての実力は他大よりは劣っていた部分はありますが、チームの雰囲気はすごく良くて一戦一戦勝つごとにどんどん選手がまとまっていって、最後の早慶戦で全員がベストパフォーマンスを出せたことが大きかったと思います。

――現在のチームの雰囲気はいかがですか
竹内惇:
社会人チームと4連戦して2勝1敗1分けと内容も悪くなかったので、皆自信をもってやれています。

――夏はどのような取り組みをされましたか
竹内惇:
まだまだスイングスピードが足りないと思ったので、北海道キャンプでとにかく重いバットを振り込みました。今はバッティング自体の調子はいいです。いい場面で1本が打てる勝負強い打者が理想です。

――最後に秋への意気込みをお願いします
竹内惇:
とにかく春秋連覇を目指しているので、その連覇の役に立てたらと思います。

――ありがとうございました。

中軸を務め勝負強い打撃を見せる藤本知選手
中軸を務め勝負強い打撃を見せる藤本
知選手

<藤本知選手>

――現在の調子はいかがですか
藤本知:
あまり考えないようにしていますが、常にいいと思ってやっているので、調子はいいと思います。

――チームの雰囲気はいかがですか
藤本知:
いい雰囲気でやれています。終盤に負けていても粘れるチームになってきたので、そういうところを見てほしいなと思います。

――オープン戦で2敗しかしなかったそうですが、
藤本知:
打線がつながっていたということもありますが、チームの雰囲気の良さで勝っているという感じもありました。

――秋に向け取り組んできたことは何ですか
藤本知:
春前は打撃に重点をおいてやりました。同じことをやっても秋は勝てないと思ったので、秋は春以上にバットを振り込むことを徹底して、スイング量を増やしました。

――優勝という結果でしたが、春はどんなシーズンでしたか
藤本知:
慶應が前回優勝したのは自分が1年の時なのですが、自分が試合に携わるようになってからは一度も優勝とかができてなかったので、江藤監督に恩返しをしたいという気持ちがありました。それと、竹内監督が入院していたので、いい報告ができるようにということと、早く復帰できるように元気になってもらいたかったので、優勝できて良かったです。

――個人の成績はいかがですか
藤本知:
調子自体は普通でしたが、打てる打てないは試合にならないと分からないので、常に今の自分に何ができるかを考えて、それを全力でやっていました。

――ホームランが増えていましたが要因はありますか
藤本知:
メンタルが強くなったと思います。どんな形でもいいから塁に出ようという気持ちが強くなりました。あとは結果にこだわり過ぎないことを意識してやれたのも大きかったと思います。

――早慶戦での活躍が印象的でしたが
藤本知:
優勝が懸っていたので、もちろん意気込みは強かったです。自分がやってきたことを信じて、自分のできることを全力でやったことが結果に結び付いたと思います。

――優勝にあたってカギとなった試合は
藤本知:
法政戦でのサヨナラ勝ちだと思います。あそこで大きく波に乗れたように感じました。

――明大との対戦はいかがでしたか
藤本知:
苦しい試合だったのですが、1回戦で自分がファールフライを打って、谷田が一塁からタッチアップして生還した場面など、普段自分たちが考えながらやっているプレーが出せたことが良かったと思います。

――明大の投手陣で警戒したい投手はいますか
藤本知:
全員ですね。誰が来てもいいピッチャーなので、集中してやらないとダメだなと思います。気持ちで負けずにぶつかっていきたいです。

――六大学オールスターはいかがでしたか
藤本:
普段はライバル同士で戦っている人たちと一緒になって戦えて楽しかったです。交流もできていい経験になりました。隼之介(高橋主将・法4=日本文理)とはもともと仲が良くて、一緒に飯食ったりしました。

――最上級生になって変わったとことはありましたか
藤本知:
4年生がやれば下もついてくるということは強く感じます。やっぱりそういう面で4年がしっかりしなきゃいけないという意識は今年の4年はみんな持っていると思います。自分も引っ張っていかなくてはという思いがあります。

――最後に秋のシーズンへの意気込みをお願いします
藤本知:
1戦1戦しっかり戦っていって、その結果として優勝がついてくればいいと思います。もう最後なので、調子よくても悪くても、エラーしても何しても、チームのために何ができるかを考えて行動したいと思います。

――ありがとうございました。

[尾藤泰平・萬屋直]


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