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取材に応じる水野


ボールパーク便り  ルーキー特集(6) 静岡が生んだ期待の大型右腕 水野匡貴  

 毎年恒例のルーキー特集。今年も全国各地から力のある選手たちが集まった。その中でも特に注目の選手を、全8回にわたって特集する。
 静岡屈指の本格派右腕が明大に加わった。名門・静岡高校でエースを張った水野匡貴投手(農1=静岡)だ。高校時代は甲子園のマウンドにこそ立てなかったが、東海大会準優勝などの実績を残した。その実力はプロからも注目を集め、志望届を出せば指名確実との声もあった。得意球は横に大きく曲がるスライダー。コンスタントに140キロを超える直球とのコンビネーションで打者を打ち取っていく。

 悩んだ末での決断だった。進路を考える際、幼いころからプロ野球選手を志していたこともあり、プロ志望届を出すかどうかをかなり考えた。しかし「全国の舞台に立てなかったということで、自分の力で本当に通用するのか実感が持てなかった」と迷いがあった。最終的に、両親や祖父母のアドバイスもあり進学を決意。水野の地元、静岡で毎年行われている沼津キャンプの練習会に参加したことがあり「雰囲気の良さやレベルの高さを感じていて、明治大学でやりたいと思った」と明大への入学を決めた。

 恩師の存在が水野を大きくした。その恩師とは北海道日本ハムファイターズの増井浩俊投手の弟で、この春まで静岡高校のピッチングコーチを務めていた増井達哉氏だ。「技術的にも精神的にも大きく成長させてくれた」と話す。特に転機となったのが、高校2年のオフシーズン前最後に行われた東邦高校との練習試合。内容の悪いピッチングをしてしまった水野に対し、増井コーチは「戦っている以上、勝負することだけを考えろ」と言葉をかけた。もともとマウンド上で考えすぎてしまう癖があった水野に、この言葉は大きな影響を与えた。以来投球に対する考え方が変わり、打者との勝負を大切にするようになった。現在では「武器はどんどん相手に立ち向かっていく姿勢」と語るほどである。
新人戦決勝で初登板を果たし優勝投手<br>に輝いた
新人戦決勝で初登板を果たし優勝投手
に輝いた

 その向かっていく姿勢が優勝を呼び込んだ。春季新人戦、法大との決勝戦。先発のマウンドを任され公式戦デビューを果たした。初回から制球が定まらず、幾度となくピンチを迎える。それでも「大事な局面こそ開き直ることを大事にしている」と持ち前の向かっていく姿勢で強気の投球を見せ、要所を締める。結局5回を1失点に抑え、見事に勝利投手となった。「すごく緊張したが、神宮のマウンドで投げられた喜びと優勝投手になれたうれしさでいっぱいだった」と充実したデビュー戦になった。

 大学での目標は「まずはリーグ戦で早く投げられるようにすること。そして明治の優勝に貢献したい」とリーグ戦登板を見据えた。すでに春季リーグ戦で登板を果たした同級生の齊藤大将投手(政経1=桐蔭学園)の存在は大きな刺激になっている。現在は夏季キャンプに参加しオープン戦でも登板の機会を得るなど、着実にアピールを重ねている。今秋にも、念願のリーグ戦デビューを果たせるかもしれない。将来はプロを目指す水野。大学の舞台でどのような投手に成長していくのか注目だ。

◆水野匡貴 みずのまさき 農1 静岡高校出 182p・82s 右/右 投手
理想の投手像はテキサスレンジャーズのダルビッシュ有投手。メジャーでも通用するストレートに憧れている。チームメートでは乾陽平投手(文1=報徳学園)と仲が良いそうだ。

次回のルーキー特集は荒井海斗内野手(商1=前橋育英)8月20日(水)アップ予定です。お楽しみに。


[尾藤泰平]



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