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1区4位で流れを作った文元

競走部  序盤で健闘光るも 山の失速で往路7位/箱根駅伝

◆1・2〜3 第90回東京箱根間往復大学駅伝競走(東京・大手町〜神奈川・芦ノ湖間)
▼1・2 往路 
 7位 明大 5時間36分01秒
▼区間順位
 1区 21・4q 4位 文元   1時間02分02秒
 2区 23・2q 5位 大六野 1時間09分15秒
 3区 21・5q 2位 八木沢 1時間03分27秒
 4区 18・5q 5位 木村  55分36秒
 5区 23・4q 19位 横手  1時間25分41秒

 箱根山中での失速が響き7位に終わった。文元慧(政経3=洛南)が1区4位と流れを作り、4区までが全員区間5位以内という安定したレースぶり。しかし4位で襷を受けた5区横手健(政経2=作新学院)が初の山登りに苦しみ徐々に失速。区間19位に沈み、7位で往路を終えた。大会はエントリー変更で設楽兄弟を投入し、往路勝負に出た東洋大が2年ぶりの往路優勝を果たした。2位で3冠を目指す駒大、3位で早大が芦ノ湖のゴールに飛び込んだ。

 絶好の滑り出しを見せた。山中(日体大)、中村(駒大)、大迫(早大)らが集い、例年以上にハイレベルとなった1区を任されたのは文元。昨年は1区2位、今季の全日本駅伝でも1区4位と明大が誇る安定感抜群のスターターだ。予想通りハイペースな展開となり、付いていけない選手達が1人また1人と振り落とされていく。そんな中でも文元は顔色一つ変えず、先頭集団の中でレースを進める。何度かあった揺さぶりにも落ち着いた対応を見せた。集団は残り5qを切ると一気にペースアップ。山中、中村が飛び出し、さすがの文元もこれには付いていけず。しかし離された後も、タイム差を最小限に食い止めるべく粘りの力走を見せた。鶴見中継所には首位と37秒差の4位で飛び込み、後続を好走へと導く流れを作った。また、区間賞は中村とのスパート合戦を制した山中が獲得した。

 花の2区を任されたのは、昨年に引き続き2度目となる大六野秀畝(政経3=鹿児島城西)。「最初から前を追う走りを目指す」というレース前の言葉通り、序盤から積極的な走りを披露。早大と並走し、9qを過ぎたところで2位の服部勇(東洋大)に追い付く。早大、東洋大と2位集団を形成した後も、先頭に立って集団を引っ張った。権太坂までで、区間1位に20秒ほどしか遅れない力強い走りを見せる。しかし18q、服部勇が仕掛けると付いていくことが出来ずに遅れをとる。その後高田(早大)にも引き離され、そのまま4位で戸塚中継所へ。大六野は終盤こそ失速したが、昨年から2分以上も速いタイムを記録した。昨年は強い向かい風があったとはいえ、成長の跡を刻んだ2度目の2区で、エースの存在感を見せた。また、区間賞は明大との並走からスパートまで押し切った早大の高田が獲得。村山謙が区間2位の好走を見せた駒大が首位を奪った。

 昨年まで2年連続で4区を走った八木沢元樹(営3=那須拓陽)が今年は3区に登場。5q付近の遊行寺坂までで区間11位。序盤から追う目標となるチームも無く終始、単独走となった。難しい展開となった中でも徐々にペースを上げていく。レース前は「長い距離は強くない」と語るなど、20q以上の距離に不安を残していた八木沢。しかし、そんな不安はものともせずに、淡々とペースを刻んでいく。4位のまま襷をつないだが、終わってみれば区間2位の快走。戸塚中継所では45秒あった3位早大との差も15秒まで縮め、きっちり役割を果たした。また、区間賞は首位の駒大を抜き去り圧巻の走りを見せた、東洋大の設楽悠が獲得した。

 4区には全日本駅伝7区区間賞を獲得し、勢いに乗る木村慎(政経2=浜松日体)が登場。これが箱根路初出場となった。序盤から突っ込み、7q付近で前を行く3位の早大を捉える。9qまでで区間トップのタイムを記録する快走。しかし14q過ぎを迎えたところで、並走していた早大の平がペースを上げる。これに木村はついていけず。じわりじわりと差が開いていく。結局、小田原中継所では4位をキープしたまま襷をつないだが、3位早大からは45秒遅れ、一度は追いついたものの差を広げられた。それでも区間5位でまとめるところは、さすがの走りだった。4区区間賞を獲得したのは、2位で襷を受けた中谷(駒大)。30秒以上差を縮めたが、東洋大が逃げ切って首位をキープした。

 思わぬアクシデントが待っていた。昨年まで大江啓貴(平25卒=現大阪ガス)が担い、盤石だった山登りの5区。その大江が抜けた今年、任されたのは昨年1年生ながら8区を任され、今年は5区の大役に抜擢された横手。期待を背負ったが、初の山登りは苦戦を強いられた。序盤からペースは上がらずに、上りに入るとさらに力強さは鳴りを潜めた。次第にペースは落ちていくが、何とか4位を死守する粘りの走りを見せる。しかし20q、ついに4分以上遅れてスタートした昨年区間賞、服部(日体大)に捉えられ、抜き去られる。横手本来の走りの力強さは失われ、ゴール直前でも青学大、拓大に相次いで抜き去られた。ゴールは7位、フィニッシュテープを切ると崩れ落ちるように倒れ込んだ。満身創痍の走りだった。今年の山登りを制したのは、昨年区間賞の服部をわずか1秒上回った設楽啓(東洋大)。4年目にして初の山登りだったが、力のあるところを見せつけ東洋大を往路優勝に導いた。

 往路を7位で折り返した明大。大六野、八木沢ら主力を投入しただけに上位を狙いたかったが、悔しい結果になった。しかし明日の復路にも、昨年6区2位の廣瀬大貴(営4=洛南)や2年連続で復路を走っている実力者、有村優樹(商3=鹿児島実)らが控える。2年ぶりの上位入賞へ、望みはつながっている。

[田悠太郎]

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