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号砲―箱根駅伝90th―  (12)リベンジに燃える・松井智靖  

 箱根駅伝の号砲が、いよいよに迫る。明大は5年前に箱根の舞台に戻ってから、年ごとに上昇をたどった。前回は終盤まで3位争いを演じたが、9区松井智靖 (営3=世羅)の脱水症状による失速で後退。7位に沈んだ。しかし、今年度には箱根駅伝経験者が9人残り、5000m13分台保持者も史上最多の11人在籍。数ある強豪校にも劣らない層の厚さを誇っている。総合力を武器に、65年ぶりの箱根制覇に挑む。
 ここでは、初春の箱根駅伝に先立ち、西駅伝監督やエントリー選手16名の特集をしていく。号砲が鳴る前日・元旦まで、ぜひお楽しみに!
[号砲まで、あと4日]

 第12回は、松井智靖(営3=世羅)。前回9区で脱水症状に苦しみ、涙をのんだ。今季は全日本5区で3人抜きの区間2位。チームの流れを変える走りを見せている。


失意の中に
 前回の箱根、9区を走り終えた松井は失意の中にいた。20q過ぎ、脱水症状が松井を襲う。優勝を目指し、前を走る2位・服部(東洋大)を懸命に追いかけたがここになって響いた。松井を待つ10区・北魁道(営4=世羅)は「腕をふれ!」と何度も声をはりあげる。その場に倒れこみながらも何とか襷を繋いだが「みっともない走りをしてしまった。期待に応えられなくて申し訳ない」。自らを責める気持ちが松井の中に広がっていた。

仲間の言葉
 松井の力になったのは、仲間の言葉だった。「よく繋いでくれた」。次々とかけられる励ましの言葉に、気持ちが楽になったと松井は語る。「自分には仲間がいる。引きずって悩んでいても仕方ない。すぐに前を向いて切り替えよう」。箱根後、3月の日本学生ハーフでは自己ベストを更新し、チームトップ。「最低限の走りはできた」と記録への満足度は低かったが、自身も得意だと語るロードでの力を見せつけた。

リベンジへ
 5月中旬から7月にかけて故障し、前期の目標であった「関東インカレで入賞」は叶わなかった。「もったいなかった。もっと頑張れたらよかったなと心残り」。復帰戦となった全日本大学駅伝では5区で区間2位と会心の走りを見せる。8位で襷を受けたが、3校を抜いて5位に浮上。「チームの流れを変える走り」を見事体現し、流れを引き寄せた。「箱根で迷惑をかけてしまったので、こういうところで少しずつチームに返していけたらいいと思って走った」。走る原動力はやはり仲間の存在だった。9区に再挑戦するには不安もあると苦笑いだったが「任された区間をリベンジの気持ちで走りたい」と、懸ける気持ちは強い。今度こそ、全日本以上の「チームの流れを変える、加速させる走り」を。そして区間賞へ。箱根の借りは、箱根で返す。

[関口詩織]


箱根への意気込み
 16人に入ったが、ここがスタートラインという感じ。箱根が終わってから前期は走れなかった時期もあったので、もったいなかった。もっと頑張れたらよかったなと心残りがある。5月中旬から7月にかけて故障をしていた。箱根後の立川ハーフ、焼津ハーフについては、正直手応えはなく、順当な結果かなあという感じだった。前回9区で失速して、期待に応えられなくて申し訳ないと自分を責める気持ちになっていた。でもチームのみんなが「よく繋いでくれた」と言ってくれて気持ちが楽になった。自分には仲間がいる。引きずって悩んでいても仕方ないから、すぐに前を向いて切り替えようと思った。練習は特に変える事なく、いつも通り。いつもの練習を継続していくのが大事。全日本では区間2位だったが、区間賞を狙っていたし、最初にスピードに乗り切れなかったのもあってまだ力不足だなあという感じ。そこからここまでは順調にこなしてきて、調子はいいほうだと思う。9区走りたいと思っていたけど、不安もある。任された区間をリベンジの気持ちで走りたい。今度こそ、区間賞を取りたい。箱根に向けては、絶対にリベンジを果たしたい。チームの流れが良い時には、さらに加速させ、悪い時にはそれを変えるような走りを見せたい。

◆松井智靖 まついともやす 営3 世羅高 29分18秒75(1万m)

 次回は3年目にして初の箱根路を目指す山田速人(商3=西脇工)を特集します。アップは明日、12月30日(月)の予定です。お楽しみに!



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