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号砲―箱根駅伝90th―  (11)上尾ハーフ5位の実力派・前野貴行  

 箱根駅伝の号砲が、いよいよ迫る。明大は5年前に箱根の舞台に戻ってから、年ごとに上昇をたどった。前回は終盤まで3位争いを演じたが、9区松井智靖 (営3=世羅)の脱水症状による失速で後退。7位に沈んだ。しかし、今年度には箱根駅伝経験者が9人残り、5000m13分台保持者も史上最多の11人在 籍。数ある強豪校にも劣らない層の厚さを誇っている。総合力を武器に、65年ぶりの箱根制覇に挑む。
 ここでは、初春の箱根駅伝に先立ち、西駅伝監督やエントリー選手16名の特集をしていく。号砲が鳴る前日・元旦まで、ぜひお楽しみに!
[号砲まで、あと5日]

 第11回は、前野貴行(農3=須磨学園)。上尾ハーフでチームトップの結果を残すなど、今波に乗っている注目のランナーだ。


長距離に不安ナシ!
 「もともと短い距離を中心に取り組んできた」という前野。持ち前のスピードを生かし、1500mや5000mを中心に結果を残してきた。反面、昨年の出雲駅伝では最短区間の2区を任されるなど、スタミナには不安があった。しかし今季は長い距離にも「不安はない」と口にするまでに成長した。秋に入り結果も出している。初の20km以上のレースとして挑んだ11月の上尾ハーフで、設定タイムとしていた1時間3分台を上回る1時間2分45秒の好記録を叩き出し、チームトップでゴール。全体でも5位と会心のレースを披露した。全日本大学駅伝で3区区間賞の油布郁人(駒大)らライバル校の強豪にも先着。「記録が出て、長い距離でも走れるアピールが出来た」と、長い距離への自信を掴んだ。度重なる故障に泣かされてきた前野。今季も春先は故障していたが、夏前に復帰して以降は故障が無かった。継続的な練習を積んできたことが、早くも結果として表れた。

「もったいない1年」
 昨季は飛躍のシーズンを送っていた。9月の全日本インカレでは1500mで3位表彰台を獲得。当時の明大新記録を樹立する快走を見せ、5000mは13分台に突入。また出雲駅伝では三大駅伝に初出場するなど、秋以降は飛ぶ鳥を落とす勢いがあった。勢いそのままに今季を迎えたが、思わぬアクシデントが待っていた。出場を予定していた3月の立川ハーフの直前で故障。シンスプリントなどを痛めてしまい、復帰には3か月もの長期間を要した。春はレースへの出場もゼロに終わり、トラックシーズンを棒に振ってしまい「昨年から少しずつ結果を出してきた中で、ケガでトラックレースも駅伝も出られずに、もったいない1年だった」。

初の箱根路に現実味
 長い距離で結果を残したことで、初の箱根路は手が届くところまで来ている。全日本大学駅伝後に行われた合宿でも好調を維持しており「(練習での)30km走にも苦手意識は無いし、合宿ではペース走もある程度緊張感をもって取り組めた」とさらなるアピールに成功したようだ。「今年は長い距離に対応できるようになったので、どの区間でも対応できる」。単独走にも自信をのぞかせ「復路の方が向いているかな」と語るほど。自慢のスピードも健在で、我慢の走りができれば初の箱根路を区間上位で駆け抜けることも十分可能だ。「優勝に貢献できる走りをする。その1番の近道は区間賞だと思うので、何とか区間賞を獲れるようにしたい」。初の箱根路へ、視界良好だ。

[田悠太郎]


箱根への意気込み
 16人には順当にいけば入ると思っていた。10人に入れるようにどう頑張っていくか。(ケガに関しては)もう大丈夫だと思う。区間に関してこだわりは無い。少しでもチームに貢献するという、やることは変わらない。行けと言われればどこでも行く。昨年の自分なら4区のように短い区間だけだったが、今年は長い距離に対応できるようになったので、どの区間でも対応できると思う。復路の方が向いているかな、とは思う。起伏が無い10区とかは好き。単独走も気にしない。スピードはあるので、最後まで我慢できるか。3強とも勝負できると思う。チームとしては優勝が目標。個人としては初出場に向けて取り組んでいきたいと同時に優勝に貢献できる走り。その1番の近道は区間賞だと思うので、何とか区間賞を獲れるようにしたい。

◆前野貴行 まえのたかゆき 農3 須磨学園高 29分53秒79(1万m)

 次回は昨年9区で脱水症状に苦しみ、リベンジに燃える松井智靖(営3=世羅)を特集します。アップは明日、12月29日(日)の予定です。お楽しみに!



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