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号砲―箱根駅伝90th―  (9)高い総合力で復路のエースに・有村優樹  

 箱根駅伝の号砲が、いよいよに迫る。明大は5年前に箱根の舞台に戻ってから、年ごとに上昇をたどった。前回は終盤まで3位争いを演じたが、9区松井智靖(営3=世羅)の脱水症状による失速で後退。7位に沈んだ。しかし、今年度には箱根駅伝経験者が9人残り、5000m13分台保持者も史上最多の11人在籍。数ある強豪校にも劣らない層の厚さを誇っている。総合力を武器に、65年ぶりの箱根制覇に挑む。
 ここでは、初春の箱根駅伝に先立ち、西駅伝監督やエントリー選手16名の特集をしていく。号砲が鳴る前日・元旦まで、ぜひお楽しみに!
[号砲まで、あと7日]

 第9回は、有村優樹(商3=鹿児島実)。1、2年次と3大駅伝にフル出場し、昨年の全日本駅伝では5区区間賞を獲得したチームの重鎮だ。5千m、1万m、ハーフマラソンの自己ベストはすべてチーム2位と穴の無い走力を誇る。今季は夏の故障から駅伝シーズンでは結果を残せていないが、箱根へ向け調子を上げている。「全日本以上の走りは出来る」とリベンジに燃えている。


自身初の故障
 5千m、1万mともに自己ベストを更新し、充実したトラックシーズンを過ごしていた今季。好調を維持したまま迎えた夏で、思わぬアクシデントが襲った。トラックシーズンの反動で、膝を故障。夏合宿のほとんどを棒に振ってしまい、距離を踏むべきときに練習を積むことが出来なかった。「どうしていいか分からなかった」。入学後は1年次から3大駅伝フル出場と、順調にステップアップしてきた有村にとっては初の故障。焦りは隠せなかった。
 復帰は秋に入ってから。急な調整を避けるため出雲駅伝は回避。全日本駅伝に照準を合わせ調整した。その全日本駅伝は故障明けながらエース区間の4区に出場するも、区間6位。区間賞とは2分以上も離され、有村本来の走りは鳴りを潜めた。「夏場走れてないのがここまで影響するのかと思った」と夏場に距離を踏めなかったことが要因だった。

リベンジの箱根路
 全日本の失敗は繰り返さない。夏合宿でこそ距離を踏むことは出来なかったが「全日本後に合宿を入れて距離を踏めているし、不安要素は無い」と走り込み不足の不安は払拭された。過去2度の箱根路は1年次8区、2年次7区でともに区間3位。難しい単独走の中で結果を残している。「復路で流れを変える走りがしたい」と今回も復路を希望しており、3年連続の復路起用が濃厚だ。「しっかり刻んで、区間新を狙いたい」と頼もしい。出雲駅伝、全日本駅伝と駅伝で結果を残せていない今季。昨年は全日本駅伝で区間賞を獲得するなど、本来はチームを引っ張る存在。「3年の皆が走れている中で、結果を出していないので足を引っ張っている。箱根では頑張る」。チーム、そして同期への借りを返す舞台も、残すは箱根駅伝のみ。意気込み十分に、3度目の箱根路へ挑む。

[田悠太郎]


箱根への意気込み
 前回は廣瀬さん(大貴・営4=洛南)がいい流れで繋いでくれたので、(前を)とらえたかったが早く入りすぎてもたなかった。でも前は詰められたし、納得はいってないがまずまずだったと思う。1つ1つの練習は消化できている。箱根にしっかり合わせれば全日本以上の走りは出来ると思う。8区を走りたい。7、8区の中でイメージが良かったのは8区。後半勝負で、レースを組み立てやすい。どの区間でもしっかり刻んで、区間新を狙いたい。復路で流れを変える走りをしたい。前を追うのは得意だし、多少無理しても押していける部分が走りの強み。3位は目指しているし、いけない順位ではない。自信はある。何があるか分からないし、10人が10人しっかり走れたところが勝つ。他校のアクシデントを逃さず、優勝圏内にいて勝負できるようにしたい。八木沢や大六野(秀畝・政経3=鹿児島城西)、文元(慧・政経3=洛南)とか3年の皆が走れている中で、結果を出していないので足を引っ張っていると思う。箱根では頑張る。

◆有村優樹 ありむらゆうき 商3 鹿児島実高 28分41秒09(1万m)

 次回は前回1区2位、安定感抜群のスターター・文元慧(政経3=洛南)を特集します。アップは明日、12月27日(金)の予定です。お楽しみに!



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