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中軸として打線を引っ張った菅野


東京六大学野球 2013〜秋〜  (29)神宮大会前インタビュー 菅野剛士、高山俊  

 黄金時代の幕開けだ! 今秋は立大戦で勝ち点を落とすも残りの2カードで4連勝。勝ち点4で2季連続36回目のリーグ優勝、38年ぶりとなる春秋連覇の偉業を成し遂げた。リーグ戦を制した明大は16日から始まる神宮大会に出場し、初戦は道都大との対戦が決まっている。春の全日本選手権では準決勝で上武大に敗れ、日本一の栄冠を逃した。今年1年間の集大成を見せ、目指すはもちろん頂点のみだ。
 打線の中核を担った。2年生ながら中軸に座ることの多かった菅野剛士外野手(法2=東海大相模)。立大3回戦では春に続き本塁打を放ち、その長打力を見せ付けた。今後もチームの中心として期待の懸かる菅野に今季を振り返ってもらった。

<広角に打ち分ける>

――リーグ戦を終えての実感はありますか
菅野:
神宮大会に出られることが一番の実感です。

――秋を振り返っていかがでしたか
菅野:
チームの成績は良かったんですけど、自分の成績は全然納得いくものがなかったです。優勝したのはうれしいんですけど、ちょっと不完全燃焼で終わったかなというのはありました。

――中軸の役割といった点では今季はどうでしたか
菅野:
果たせたとは思ってないですけど、要所の部分で打てたこともありました。でも、もっと打てた部分もあったのでそれなりにできたんじゃないかなと思います。

――秋は中軸から外れることがありましたが
菅野:
悔しいという気持ちが一番に出てくるのですが、試合に出させてもらっているのでそんなことは考えていませんでした。どの打順にいるからといってチャンスが回ってこないということはないので、与えられたチャンスで結果を出すことを意識し続けています。

――春は3割で、今季は2割台と打率を下げましたが見つかった課題はありますか
菅野:
それなりに打ちやすいところは春よりこなくて、外と内の大胆な攻めを克服しなくちゃ次もやられるかなと思います。

――やはり内角は得意ですか
菅野:
自分は内角が得意だともう出ているので、内角にボール球を見せて外角で勝負してくることが多かったです。来春に向けて、冬は今季に打ち損なった球を見て研究して練習したいなというのはあります。

――立大3回戦のホームランの感触は
菅野:
打った瞬間に完璧な打球でした。ああいう自分の得意なコースに投げてくれればいいんですけどそうはいかないので、来春はああいうところにたまたまきた時にしっかり打ち切れる打者になりたいと思います。

――課題を克服できように練習ではどう取り組んでいますか
菅野:
打撃練習で人が投げるばらつきのある球を広角に打ち分ける練習をしています。慶應との1回戦で成果が出たと思います。ボール気味だったんですけど外角の球を強引にレフトに流したり、インコースのスライダーを右に引っ張ったりできたので、シーズン通して全部がダメだったわけではないです。

――この1年間で菅野さん自身が成長したと感じる部分はありますか
菅野:
学年が上がって試合にずっと出させてもらっているので、それなりに責任感であったり自覚を持ってやっています。1年生のときはみんなについていく感じだったのですが、先輩にもアドバイスできるようになりましたし、試合慣れをしてよく声を掛けられたりできるようになったことが成長です。

<気持ちを強く持つ>

――3年生以下主体のチームですが4年生への想いについてはいかがですか
菅野:
今は色々な手伝いを一生懸命やっていただいてるので、この4年生をいい形で送り出したいなというのはあります。

――3年生以下の活躍は菅野さんにはどのように映りますか
菅野:
特に同級生が活躍してると同じチームとはいえ、意識はすると思うのでいい刺激にはなっています。

――来年以降は追われる立場になると思いますが
菅野:
連覇してるので早慶であったり、法政、立教は自分たちを倒すという感じで練習してくると思うので、それに負けない練習であったり気持ちを持ち続けないと足下をすくわれると思います。

――チームに勢いが出てきた、チームにとって大事な試合はありましたか
菅野:
慶應戦です。慶應に勝ち点を取られたら優勝がなくなるところで勝ちきれたのは大きかったです。そのままの流れで法政戦もいけたと思います。

――立大戦で今年初めて勝ち点を落としましたが
菅野:
1回負けてまた気が引き締まったのは良かったと思います。チームの雰囲気はみんなそんなに落ち込まないで、まだ自力での優勝が残っていたのでそんなに気にはしていませんでした。

――終盤の逆転が多かったですが
菅野:
負けていても誰かが攻撃ののろしを挙げてくれるという雰囲気がありました。法政戦であったら柴田さん(悠介捕手・法4=中京大中京)がホームランを打ったり、毎回違う選手がそういうことをやってくれているので、いいチームの流れになっていると思います。

――このチームで試合をするのは神宮大会で最後になりますが
菅野:
4年生をいい形で卒業させてあげたいですし、それをいい形で来春につなげられたら来年、再来年も連覇できると思っているので、それを意識してやっていきたいです。また日本一に挑戦できるので今度は確実に日本一になりたいです。

――神宮大会は一発勝負になりますが意識している部分はありますか
菅野:
結果がすべてなので過程よりも結果を意識してやっていきたいです。とにかく結果を重視してやっていきます。粘って粘ってが明治のスタイルだと思っているので、劣勢の場面でもどこかで必ずチャンスはあるのでそれをものにできるようにやっていきたいです。チームに勢いをつける打撃であったり、ダメ押しであったりというのを一発で決めていきたいなと思います。一発勝負は先制点が一番重要になると思うので、初回の守り、攻撃といった序盤戦を意識してやっていきたいです。ということは、自分にとっては1打席目にどうにかヒットを打つということを考えています。試合を楽に運ぶためにも、ピッチャーを楽にさせるためにもそれを意識してやっていきたいと思います。

――神宮大会への意気込みをお願いします
菅野:
春は準決勝で負けてしまったので、日本一になりたい気持ちはもちろん大きいです。秋のリーグ戦のような普段通りの野球ができれば明治は日本一になれると思います。今回は周りが活躍していたので、次は自分が決めてやるといった気持ちでやっていきます。

――ありがとうございました。

◆菅野剛士 すがのつよし 法2 東海大相模高出 171p・75s 外野手 右投左打

菅野 今秋・通算成績
試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁犠打四死球打率
今秋
12
44
11
.250
通算
44
142
45
13
19
21
.317






勝利のために安打を積み重ねる高山
勝利のために安打を積み重ねる高山


 攻撃的2番打者だった。高山俊外野手(文2=日大三)は主に2番打者として出場。法大2回戦では延長12回に決勝の適時打を放ちチームを優勝へ導いた。神宮大会でもその打棒にかかる期待が大きい。今季も安打を積み重ねた高山に話を伺った。

<貫いたスタイル>

――優勝して今のお気持ちはいかがですか
高山:
終わったばかりというのもありますし、神宮大会も控えているのでまだ振り返る段階ではないし、そこまでの時期ではないですが優勝できてよかったしうれしいです。春は日本一にはなれなくて、これで日本一への切符を手にしたところなので逆に気持ちが引き締まっています。

――法大2回戦では決勝打を打たれましたがどのような気持ちでしたか
高山:
あの打席もそうですけどチャンスで回ってくる打席が多く、自分がチャンスをつぶして苦しい試合にしてしまいました。その中でもチャンスをつくってくれたチームメイトに感謝したいです。(適時打は)追い込まれてから打ちましたが、あの打席は気持ちだけで打ったヒットだと思います。

――シーズン前はどう過ごされましたか
高山:
オープン戦にあまり出れませんでしたが決して調子が悪い訳ではなかったです。オープン戦最後の試合(日立製作所戦)でホームランも打てて、調子を上げてシーズンに入れました。

――開幕は代打スタートでした
高山:
試合に出たいとはみんな思うことです。でもチームが勝つことが一番です。その中で選ばれたスタメンの中に入れなかったので、もっと練習しよう、もっとしっかりしよう、がんばろうと思えました。

――その後の打順は主に2番でしたが
高山:
1番に周平さん(福田内野手・商3=広陵)、3番に糸原さん(健斗内野手・営3=開星)がいて、周平さんが出たらいい形で糸原さんにつながないといけないですし、周平さんが出れなかったら自分がチャンスメークしなければいけないです。自分のタイプ的に1番が出たら全部送るわけではないですし、周平さんは出塁したら盗塁されるタイプの選手なので、周平さんが出たら後ろにつなぐのが最大の仕事だと思っていました。難しい打順ではありましたが、監督は自分を見て2番にしてくれたので、自分のプレースタイルは貫いていいのかなと思いました。

<安打へのこだわり>

――今季の安打13本中7本が長打でしたが
高山:
振った結果がたまたま長打になったのですが、そこは自分のスタイルでできたと思います。

――今季は無安打試合が2試合と安定してヒットを打っていらっしゃいました
高山:
逆に無安打の試合が2試合は多い方です。1試合に4、5打席も立つ打順に置かれているので、それで1本も打てないとなると。自分としてはこのシーズンにそんなに満足していないです。全試合全打席打つに越したことはないです。少ないチャンスを生かすためにもしっかり仕事をして、ヒットにならずともチームの勢いになる打席だったりそういう打撃ができればもっとよかったです。

――通算62安打となって通算100安打に向けていいペースですが
高山:
100安打は意識しない訳ではないです。自分が思っているよりも周りの方々から言われることが多いですが、それでも自分を崩さないようにしたいです。意識しないのは無理ですが、それを達成するという自己満足でやる訳でもないです。チームのために1本1本積み重ねてそういう記録になればいいなと思います。

――127安打の記録を持つ高田繁氏(昭43農卒)の同時期のペースを上回っています
高山:
偉大な先輩の記録が目標にあるので、追いつけるように練習して次のシーズンからもやっていきたいです。

――今年1年間で成長した部分はどんなところですか
高山:
まだできている訳ではないですが、少しずつだけど考えながら野球をやらなきゃいけないなと感じた1年間でした。

――春優勝してマークされたり研究されたと感じたことはありましたか
高山:
自分は1年春から出させてもらっていますが大きく変わったのはないなと思います。ただ今シーズンは苦手なところを突かれたりしていました。今はそこを大分打てるようになってきました。

――チームは終盤の逆転が多かったですが
高山:
どのチームより練習量は負けていないというのが選手それぞれにあったので、終盤負けていても負けるわけがないという気持ちが生まれて逆転につながったと思います

――神宮大会がありますがどう戦いたいですか
高山:
リーグ戦は毎シーズン同じ相手とやりますが、トーナメントは一発勝負です。神宮大会は相手のデータも少ないですし、やっぱり初回からみんなで探り探りいかずに全員がパワーを出せることが勝ちにつながると思います。

――神宮大会の個人の目標をお願いします
高山:
優勝に貢献できるようなプレーを一つでも多くできればいいなと思います。

――ありがとうございました。

◆高山俊 たかやましゅん 文2 日大三高出 181cm・84kg  外野手 右投左打

高山 今秋・通算成績
試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁犠打四死球打率
今秋
12
44
13
.295
通算
53
206
62
13
24
13
.301






[西村典大・森光史]


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