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不完全燃焼のシーズンに終わった関谷


東京六大学野球 2013〜秋〜  (28)神宮大会前インタビュー 関谷亮太、西村祐希  

 黄金時代の幕開けだ! 今秋は立大戦で勝ち点を落とすも残りの2カードで4連勝。勝ち点4で2季連続36回目のリーグ優勝、38年ぶりとなる春秋連覇の偉業を成し遂げた。リーグ戦を制した明大は16日から始まる神宮大会に出場し、初戦は道都大との対戦が決まっている。春の全日本選手権では準決勝で上武大に敗れ、日本一の栄冠を逃した。今年1年間の集大成を見せ、目指すはもちろん頂点のみだ。
 本来の力を発揮することができなかった。春は4勝を挙げ、山崎福也投手(政経3=日大三)との2本柱を形成した関谷亮太投手(政経4=日大三)。だが秋は開幕前の調整遅れから万全の調子で試合に臨むことができず、2勝止まり。防御率は4.38と規定回数を投げた投手の中では最も悪い数字となってしまった。結果を出せなかったリーグ戦を振り返り、雪辱を期す神宮大会への意気込みを語ってもらった。

<納得の投球ができなかった>

――優勝おめでとうございます
関谷:
ありがとうございます。終盤は連勝できたので、春と比べてチームとして強くなれたと思います。素直にうれしいです。

――終盤は逆転勝ちも目立ちました
関谷:
一人一人粘ることができたと思うので、最後まで諦めることはありませんでした。

――ご自身としてはどういったシーズンでしたか
関谷:
序盤から調子が良くなく、なかなかうまくいきませんでした。悔しいシーズンでした。

――不調の原因は
関谷:
開幕前に体調を崩してしまい、思うような調整ができませんでした。フォームも安定しませんでした。マウンドに立たせてもらっている以上、悪いなりにでも投げないといけないので、何とかしようとは思っていました。

――焦りはありましたか
関谷:
試合が終わって、また試合という状況が続いたのでうまく立て直すことができませんでした。

――優勝を決めた法大2回戦では先発されました
関谷:
先発は前日に監督から言われました。自分の思うような投球ができませんでした。

――今年は1度も土日で終わったことがありませんでした
関谷:
春から平日の試合は多かったので、慣れもありますし、難しさはありませんでした。二つで終わらせたかったですが、天気の問題もあったので。

――春のチームとの違いは
関谷:
上原(健太投手・商2=広陵)や福田(周平内野手・商3=広陵)、糸原健斗内野手(営3=開星)といった下級生が成長して、頑張ってくれたことが大きいと思います。4年生は何もすることができなかったので。

――優勝後のインタビューでは4年生の頑張りを口にする人が多かったですが
関谷:
試合に出られない人もそれぞれができることを一生懸命やってくれたと思います。

<敗戦からチーム一丸>

――春逃した日本一へ、チームで意識は高まりましたか
関谷:
一発勝負なので、ミスしたらつけ込まれてやられますし、入りから最後まで一試合一試合リーグ戦以上に気持ちを入れて戦わないといけないです。

――一発勝負の難しさはありますか
関谷:
負けたら終わりなので、ピッチャーはみんな序盤から気合を入れていきますし、簡単に点も与えられません。

――今年は1年間坂本捕手(誠志郎・文2=履正社)とバッテリーを組みました
関谷:
春はよくリードしてくれたと思いますし、秋はいいところで打ってくれました。他にもいいキャッチャーはいますが、試合の中で落ち着いていますし、勘が鋭いと思います。自分が周りを見えていないときは引っ張ってくれますし、あいつが見えていないときは自分に任せてもくれるので、投げていて息は合いますね。

――マウンドではどんな声をかけられているのですか
関谷:
誠志郎はけっこう間合いを取りにだけ来ることも多いですね。何も言うことはないですけど来ましたってこともよくあります(笑い)。

――立大戦で今年初めて勝ち点を落としましたが、そこからどう立て直しましたか
関谷:
そこまで沈むことはありませんでした。逆にもう負けられないという気持ちになりましたし、それがいい緊張感を生み出して、チームが一丸になったと思います。

――日本一を取るためにさらに必要なことはありますか
関谷:
ピッチャーで言えば無駄な失点に気をつけるということと、後手後手に回らないようにバッターは序盤から点を取っていくことが短期決戦では必要だと思います。

――大学最後の大会となる神宮大会に向けて意気込みをお願いします
関谷:
リーグ戦では結果を出せなかったので、大学生活の最後で有終の美を飾れるように、チームに貢献していきたいです。

――ありがとうございました。

◆関谷亮太 せきやりょうた 政経4 日大三高出 180cm・78kg 投手 右投右打

関谷 今秋・通算成績
試合勝利敗戦打者投球回安打四死球三振自責点防御率
今秋
105
24 2/3
28
10
19
12
4.38
通算
46
10
726
179 2/3
145
61
159
49
2.45





ブルペン捕手としてチームを陰から支えた西村祐
ブルペン捕手としてチームを陰から支えた西村祐


 チームを陰から支えた。西村祐希捕手(法4=春日部共栄)はブルペンキャッチャーとして今年全試合でベンチ入り。投手、捕手、監督をつなぐ役目を果たし、周囲から絶大な信頼を得ている。今回は裏方として見たチームの強さ、そして自身の今季を振り勝ってもらった。

<チームに必要とされる存在に>

――優勝おめでとうございます
西村祐:
ありがとうございます。リーグ戦は長丁場で大変だった分、うれしさは大きいですね。

――優勝が決まった後はいち早くマウンドに着かれましたが
西村祐:
サードに飛んだ瞬間に、これは決まったと思ったのですが、ゲッツーが決まっていなければ大変でしたね(笑い)。でもそれくらい喜びが爆発しました。

――春秋連覇ができた要因は
西村祐:
戦力が集まっていることもありますが、練習を厳しくやれていることが大きいですね。4年生でサポートに回っている人も多いので、その人たちのためにという気持ちも強かったと思います。

――やはり4年生の存在は大きかったのですか
西村祐:
そうですね。試合に出られないと分かっている選手も多いと思いますし、どの大学もこの時期の4年生は難しい。正直な話、早く負けちゃえと思っている選手も中にはいるかもしれません。それでも4年生同士で分かり合えて、みんなが大人になっていったことがまとまりを生んだのだと思います。自分もメンバー外の時期が長かったので、サポートする喜びであったり、それが最後は自分のためになると分かったので、周りの4年生の気持ちはよく理解できました。

――ご自身としてはどういったシーズンでしたか
西村祐:
全然試合に出られませんでしたが、今年1年間チームにとってどういったことが必要とされているのかを考えて、チームに必要な役割を果たそうと思っていたので、ブルペンキャッチャーとして貢献できたかなと思います。

――選手としての思いもあったと思いますが、いつ頃気持ちの整理がついたのですか
西村祐:
昨年の夏ごろですね。部のルールを破ってしまい、退部寸前までいきました。それでもそれをきっかけいに野球ができていること、この部にいられることの喜びを感じられるようになりました。自分の役割を果たせば評価されるということも分かってきたので、私生活から変わってきましたし、ある意味では大人になれたのかなと思います。

――いろいろな苦労があったように感じられます
西村祐:
それまでは自分で勝手にこんなに頑張っているのに、何で評価されないんだという気持ちがありました。周りへの感謝も忘れてしまっていました。それを監督は見ていてくれました。自分では表に出していないつもりでしたが、監督には伝わっていたのだと思います。その分、後輩にも自分の経験を伝えたいと思っていますし、こういった生き方もあるのだと。変わっているのかもしれませんが、これで1年間1度もベンチを外れなかったので、必要としてくれていたのかなと思います。

<相手の立場になって考える>

――ブルペンキャッチャーとして心がけていることは
西村祐:
常に周りを見るようにしています。ピッチャーも一人一人違うので、調子だったり悩みとかは常に聞き出すようにしています。なかなか言いづらいこともあると思いますが、自分が選手と監督のつなぎ役になれればと思っているので。

――ブルペンキャッチャーとして大変なことは
西村祐:
相手の立場になって考えることはやっぱり大変ですね。それでもいろんなキャッチャーから話を聞いて、常に状態を把握するようにしています。

――今年は坂本捕手が1年間スタメンマスクをかぶりました
西村祐:
目立ちはしないですが、安定感がだんだん出てきたなとは感じます。私生活がしっかりしているので、ここぞというところで結果を出してくれますし、大きなミスがありませんね。本当にいいキャッチャーだと思います。

――投手起用については監督から何か言われていますか
西村祐:
だいたいの順番は決まっていますが、自分の意見も監督は聞いてくれます。キャッチボールの段階で調子の良し悪しは分かるので、その辺は任せてもらえる部分もあります。逆に打たれたりすると、自分の意見が間違っていたかなと不安になりますが、そこは信じて送り出しています。

――2本柱である山崎投手、関谷投手の不調は
西村祐:
全日本の影響があったのかなと思います。疲れというより筋力を上げることができませんでした。キャンプで一度追い込むことが普通ですが、時期的に2人はオフだったので、体のバランスが悪くなってしまい、リーグ戦で響いてしまったと思います。

――それでも上原投手の台頭もありました
西村祐:
連投で疲れはあったと思いますが、よくここまで頑張ってくれたと思います。トレーナーとも工夫して調整していましたし、ブルペンでも球数を投げすぎないように考えながら調整していました。

――学生生活最後の大会となる神宮大会に向けて意気込みをお願いします
西村祐:
このメンバーで序盤から力を出せれば、圧勝できるだけのものはあると思うので、最初から全力でいきたいと思います。また、自分はこれまでにいい経験をさせてもらえているので、最後もチームのために貢献したいと思います。

――ありがとうございました。

◆西村祐希 にしむらゆうき 法4 春日部共栄高出 178cm・84kg 捕手 右投右打

西村祐 今秋・通算成績
試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁犠打四死球打率
今秋
.000
通算
.125




[桑原幹久]

●東京六大学野球 2013〜秋〜のバックナンバー

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