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どんな時でもゴールを貪欲に狙いにいく


PASS〜顔と顔をつなぐ〜  NO.17 末廣将志  

 選手一人ひとりの人物像に迫る『Pass〜顔と顔をつなぐ〜』。第17回は、FW末廣将志(営4)選手だ。

「ラスト10分」への信頼
 末廣がまたもや土壇場で決めた。7月23日、天皇杯東京都予選で明治は強豪・駒大と対戦。1−2で迎えた後半ロスタイム。途中出場の末廣が、MF岡部(商4)のループパスから執念の同点ゴールを決め、延長戦へ導いた。勢いに乗った明治は延長後半に逆転、8月25日の予選準決勝へと駒を進めた。

 「このまま勝ち進んでJリーグのチームと対戦すれば、多くの人に明治のサッカーを知ってもらえる。夏の練習に向けてのモチベーションも高まった」。
 それは、9年ぶりの天皇杯本戦出場という夢を乗せた劇的シュートだった。
 末廣が「救世主」になったのは、これが初めてではない。

 昨年12月に行われた全日本大学選手権、対広島経大戦。0−1と初戦敗退目前の後半40分にも、交代直後に値千金の同点弾を浴びせ、逆転勝利に貢献した。2試合とも、後のないトーナメント戦。そんな大舞台で結果を残してきた末廣に対して「何かやってくれそう」(野沢・政経3)というストライカーとしての大きな期待が寄せられている。

 今まで後半からの出場が多く、実力を発揮できる機会は限られてきた。
 「常にプレッシャーはあるよ。活躍しなければ、次はないって思っているしね。けど、たとえ10分でも1回シュートを打って点を取れれば、それでいいわけだし。そういう緊張感は楽しいよね」。落ち着いた口調の中にも、静かな闘争心をのぞかせる。
 神川監督は、「みんなにとっては特別な最後の10分も、スエにとってはいつもと変わらぬ10分。安定感が飛びぬけている」と、信頼してピッチへ送り出してきた。

二面性が魅力のピエロ?

 末廣の評価には常に「二面性」がつきまとう。「見た目は大人っぽくて紳士的だけど、普段はけっこうボケている面白天然キャラ」(福地・法2)。「マイペースで何も考えていなさそうだけど、実はすごく努力家」(マネジャー杉下・情コミ4)。

 周囲を和ませるムードメーカーとして誰からも愛され、親しまれてきた。しかし時にそのおっとりとした雰囲気は影を潜め、強固な意志、折れない心が姿を現す。
末廣は浪人し、明治に入学してきた。初めは推薦入部の部員とは一緒に練習させてもらえず、悔しい思いもした。ベンチを温める時期も長かった。
 それでも、「人につらそうなところや頑張っているところを見せるのは好きじゃない。嫌なことがあっても“普通だよ”ってしていたい」。ポジティブな性格を自認する末廣は、「2点取って認められなかったら3点取ればいい。認められるまで、どこか足りないと思ってやるだけ」と、地道に努力を重ねてきた。自分流を貫き、自然体で上りつめてきた男には、独特の存在感が漂う。

 「つかみどころのないところがピエロみたいだよね」(小野沢・営4)。陽気なピエロが秘める真摯(しんし)な素顔。この二面性こそ、末廣の最大の持ち味であり、魅力でもある。

 5月で23歳を迎えた。「メイジのオーバーエイジ」とからかう後輩に笑顔で応える余裕を見せる。だが、このままでは終われない。果てなき情熱、あくなき挑戦。穏やかな表情の裏にある、揺るがぬ思いを胸に、末廣は最後のシーズンを迎える。

◎多趣味で多才なストライカー◎
 国体選手だった父親の影響もあり、小学校時代はテニスに打ち込み、山口県3位に輝いた。また、陸上や水泳、ピアノなど幅広いスポーツや習い事も経験した。ところが小学校5年の時、「喜びが何倍にもなる団体スポーツをやりたい」とサッカーを始める。最近は、「日本を代表して世界を舞台に働く」という将来の夢実現に向けて、英会話教室に通い始め、新聞の購読も欠かさない。「今は読書にはまっている。習字も習ってみたい!」。二面性どころではない。末廣の多面性と好奇心はとどまるところを知らない。

◆末廣将志 すえひろまさし 営4 山口高出 185cm・76kg ★FW 背番号・18

☆次回予告☆
※第18回はDF近藤慎吾(営3)選手。「慎吾は空気の読める盛り上げ役。ヘディングマシン!」(末廣)だという。末廣と近藤は7月29日に行われた「親子サッカー」の実行委員を務め、イベントは大盛況のうちに終わった。


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