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明るく取材に応じる萩原


ボールパーク便り  ルーキー特集(8)巧打をほこる九州の怪童 萩原英之  

毎年恒例のルーキー特集。今年もこれからの明治を担うルーキーたちが入部してきた。その中でも注目の選手を、全8回に分けて特集していく。
 持ち前の打力でその名を全国に知らしめた。萩原英之外野手(営1=九州学院)は高校時代に3度の甲子園出場経験を持つ。高校1年次の夏の甲子園では清原和博氏(元オリックス・バファローズ)以来の1年生4番本塁打を記録するなど、17打数8安打、打率.471の大活躍。チームのベスト8進出に大きく貢献した。甲子園では一二三慎太投手(阪神タイガース、現在は外野手)、藤浪晋太郎投手(阪神タイガース)といった各世代を代表する投手から安打を放つなど、甲子園通算打率.375。大舞台でその実力を発揮してきた。明大入学後は春季新人戦2試合に3番ライトでスタメン出場。決勝の法大戦では満塁の場面で勝利を決定づける適時打三塁打を放つ活躍をみせ、大学での大きな一歩を踏み出した。

 輝かしい実績の裏には様々な苦悩も存在した。高校1年次の活躍により相手の警戒が増し、自分の打撃ができなくなった時期があった。「考え出したりして自分らしさが欠けていた」と言うように、1年次は無心で野球に取り組めていたが、その後は苦しみを味わうことも多かった。実力はプロのスカウトからも認められていたが「プロへ行く前にもう一段階踏みたい」とプロ志望届を提出することなく明大進学を決めた。「一からやり直す気持ちで人間的にも技術的にも成長したい」。萩原自身は大学での4年間を“修行”と捉えている。
新人戦で適時三塁打を放つ<
新人戦で適時三塁打を放つ

 魅力はやはり広角に打つことのできる打撃だ。「バッティングには自信があるし、そこで目立っていきたい」。大学からは木製バットに変わり、金属バットとの違いに慣れるのに苦しむ打者は多い。しかし「木製の方が野球をしている感じがして楽しいし、自分の形で打てればバットの違いは関係ない」とその点に関しては問題なさそうだ。現在は自分の形で打つ確率を上げることを意識している。また「打つだけじゃないところをみせたい」と守備、走塁面の技術向上も目指している。さらに「土台さえしっかりしていればなんとかなる」と言うように、最も重点を置いているのは技術向上に不可欠な基礎体力作りや、精神力を養うことだ。「練習した分だけ自分に返ってくる」と心技体の成長にぬかりはない。実力者揃いの明大で争いに勝ち抜くためにも「それぞれの選手の良さを吸収したい」と他人から学ぶ姿勢も忘れない。

 春季リーグ戦ではベンチ入りする試合はあったものの初出場とはいかなかった。「約2カ月間のリーグ戦は初めての経験だった」と、高校までのトーナメント戦との調整方法の違いなどの面で慣れない部分があった。他の1年生が試合に出ている姿を見て「正直焦った」と振り返る。現在外野は中嶋啓喜主将(法4=桐蔭学園)、春季リーグ戦ベストナインの菅野剛士外野手(法2=東海大相模)、安打製造機の高山俊外野手(文2=日大三)らが占めている。選手層が厚いが「自分をアピールして試合に出たい」と意気込む。

 大学卒業後はプロ野球選手になるという大きな目標がある。「大学での4年間はプロへの準備期間。目標設定をして心身ともに成長したい」。高校時代のチームメイトの大塚尚仁投手(東北楽天ゴールデンイーグルス)、溝脇隼人内野手(中日ドラゴンズ)は一足先にプロ入りを果たしている。そんな戦友には「4年後待ってろよという気持ち」とプロという同じ舞台でプレーすることを心待ちにしている。そのためにまずはリーグ戦出場が大前提だ。春の経験を糧に秋季リーグ戦で本当の“神宮デビュー”を果たしたい。持ち味の打力でチームに新風を吹き込んでくれることだろう。

◆萩原英之 はぎわらひでゆき 営1 九州学院出 177p・79s 右/左 外野手
高校2年次の甲子園で川口貴都投手(法1=國學院久我山)と対戦。無安打に抑え込まれた。その縁もあり現在はお互いを評価しあい、ともに高めあう仲である。

今回のルーキー特集はいかがでしたか。
硬式野球部1年の皆さん取材に快く応じていただきありがとうございました。
秋季リーグ戦からの皆さんの活躍を期待しています。

[森光史]

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