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2回表立教無死一、二塁、上がった送りバントの打球を追う難波

硬式野球部  3投手リレーで立教打線を2安打完封。勝ち点4で残すは東大/東京六大学秋季リーグ戦

◆9・10〜10・30 平成23年度東京六大学野球秋季リーグ戦(神宮球場)
▼10・9 対立教2回戦
 ○明治7―0立教

2回戦
立教
明治

(明)○難波(1勝1敗)、岡大、山ア―川辺
(立)●斎藤隼、川端大翔、岡部賢、栃原、大澤―山田、平本
【本】(明)中嶋A2ラン(1回=斎藤隼)
【三】(明)中嶋(8回)
(明)◇犠打3 上本(1回)、難波(3回)、中村将(6回) ◇併殺0 ◇残塁10 ◇盗塁1 上本(8回) ◇失策0 
※三重殺(2回)
 優勝へ向け、大きく視界が広がった。連勝での勝ち点を目指して臨んだ立教第2戦。投げても、打っても、守っても圧倒し立教から勝ち点をもぎ取った。投げては3人の投手で2安打完封リレー。今季勝利の無かった先発・難波が6回1安打無失点の好投を見せ、今季初勝利した。昨日7点を奪った好調な打線も4番・中嶋(法2)が左越え2点本塁打を含む計5打点を挙げるなど投手陣を強力援護。結局10安打と2日連続となる2ケタ安打7得点で完勝した。2回にはリーグ22年ぶりとなる三重殺をきめるなど余裕の試合運びで首位の強さを見せつけた。勝ち点4で残るカードは東大戦だけとなり、優勝へ大きな前進となった。


 見事な投手リレーで立教打線を寄せ付けなかった。先発・難波が気迫のこもった投球で6回まで無失点。試合の流れを明治に引き寄せた。7回からは今季いまだ防御率0.00の岡(大・政経2)が打者9人に対し5三振、また9回1死からは神宮初登板となる山ア(政経1)が3人に対し2三振を奪うなど完璧な投手リレー。散発2安打に封じ込め三塁すら踏ませなかった。那賀や松本(ともに立教)が中軸にすわる強力立教打線にすきを与えなかった。

 今季好調なチームの中で、いまだ勝利なしと苦しんでいた先発・難波が決意のマウンドで快投をみせた。「今日は甘い球が多かったですし、調子は良くなかったです」と語る難波だが140km前半のキレの良いストレートに加え、自慢のフォークとカーブ、さらには夏に新たに習得したスライダーをバランス良く投げ分け、立教打線を翻弄(ほんろう)した。
 三重殺は一瞬の機転から生まれた。2回に安打と死球で無死一、二塁のピンチを招く。しかし「一瞬でチェンジになって良かった」と小フライになった送りバントを、あえてワンバウンドで捕球し三塁へ送球。走者が止まっている間に二塁、一塁とつなぎ、リーグ22年ぶりとなる三重殺でしのいだ。このプレーから波に乗り、それから交代する6回まで無安打の圧巻の投球で見事今季初勝利を挙げた。
 ここまでの道のりは厳しいものだった。今季は3試合に登板し勝ち星なし。「第2戦を任されていたのに負け続けてしまいました。気持ちを入れて登板した慶応2回戦でも(1回1/3と)KOされてしまったので辛かったです」。好調なチームの中にありながら調子が上がらず、ひとり苦悩の日々を過ごした。だが慶応戦終了後、難波は今までの投球を振り返り投球フォームを修正した。「踏み出す足がインステップ気味だったので監督とラインを書いて練習しました」。ひとりで抱え込むのではなく、監督と二人三脚で練習したことで今日の好投へとつなげた。「今日の勝利は自分の力ではないです。どんなときでも支えてくれた周りの人のおかげです」と謙虚に周囲への感謝の思いを述べ、勝利の味をかみしめた。


1回裏明治2死二塁、先制の2点本塁打を放った<br>中嶋
1回裏明治2死二塁、先制の2点本塁打を放った
中嶋

 若き主砲のバットが立教相手に火を吹いた。2年生ながら4番に座る中嶋が3打数2安打5打点の大活躍を見せ明治を勝利へ導いた。初回、安打と送りバントで2死二塁の好機をつくる。4番という重圧を気にすることなく「いつも通りです」と平常心で打席に臨んだ第一打席。立教先発・斎藤が投じた2球目のストレートを思い切りよく振り抜いた。打球はきれいな放物線を描きレフトスタンドへ。試合展開を優位に進める2号ツーランを放った。
 3点リードで迎えた8回にも3本の安打で1点を奪い、なおも続く2死満塁の場面で中嶋に打席が回ってきた。外角から甘く入ってきた2球目のカーブに合わせ、走者一掃の右中間への3点適時三塁打に。前進していた外野陣の間をうまく抜く当たりだった。「チームのみんながチャンスをつくってくれたので、つなぐことができてよかったです」。法政1回戦に続き今季2度目の5打点を挙げる大活躍。これで打点は2位に6点差をつけるリーグ独走の13。「チームが勝てて良かったです」と食い下がる立教を突き放す一打を放ち、4番の役目を果たした。
 

 投打がかみ合い、今季の強さを象徴する内容だった。春とは違い得点力が一段と向上。また上本(商3)が10個、小林(要・政経4)が9個の四死球をもらうなどつなぐ野球がうまく機能している。今日の勝利で勝ち点は4とし、残すは東大戦。見えてきた4季ぶりのリーグ優勝、また7季ぶりの完全優勝へ。勢いそのままに一戦必勝で東大へ挑む。

[桑原幹久]


神宮初登板のルーキー山ア
神宮初登板のルーキー山ア


☆選抜準V左腕・山アが神宮初登板!最初の打者は我如古☆
 甲子園を沸かせた大物ルーキーが神宮でベールを脱いだ。9回1死走者なし、2番手・岡(大)から引き継ぎ、大学初となる神宮のマウンドに登った。ここで立教は山アが日大三高時代に選抜決勝で死闘を繰り広げた興南高の元主将・我如古を代打に送った。「不思議な縁があるなと思いました」と語る山アだがキレのある球で三振にしとめる。その後も自己最速を2km上回る145kmをマークするなど躍動感ある投球を見せ、試合をきっちり締めた。新人戦ではケガの影響でベンチにも入れず、悔しい思いもした。「先に(1年生でベンチ入りしている)今岡(文1)が(神宮で)投げているのは意識していました」。だが地道な練習を積み重ね常に出番を待ち続けた。目標の投手はエースとして明治を引っ張る野村(商4)。いつか明治のエースとなるために、大物ルーキーが大きな一歩を踏み出した。

☆抜群選球眼で打線につながり☆
 秋の明治はチーム打率も2割8分7厘とよく打っているが、さらに四死球も多く選んでいる。選んだ四死球の数で1位は11個の島内、2位が10個の上本、3位が9個の小林(要)と伊藤(慶応)と1位から3位に明治の選手の名前が入っている。小林(要)はこれまで28打数3安打で打率は1割7厘だが、四死球を9つ選び出塁率は3割2分4厘。打率は低くても、小さな9番打者はつなぎ役としてチームに大きく貢献している。


◆明大打撃成績◆
打順守備名 前
(中)中村(将).222左安遊ゴ三振右犠三振
(二)上 本 .289投ギ三振二飛四球左安
(左)島 内.368中飛遊安左安二飛四球
福 元      
田中(勇) .250      
(右)中 嶋.333左本死球死球三ゴ右中三
(遊)阿部(寿) .268三振中飛三振二飛一飛
(一)竹 田 .222二ゴ一ゴ左直三飛
(捕)川 辺.415遊ゴ右安三安右安
(投)難 波 .250二失投ギ
川嶋(克) 四球
岡(大).600右安
山 崎
(三)小林(要).107二ゴ一ゴ四球捕飛
   3210.287                  

◆明大投手成績◆
名 前球数
○難 波723.57
岡 (大)21/3350.00
山 崎02/3200.00


勝敗表 第5週  10/8現在
試合勝利敗戦引分勝ち点勝率
明大---◯●○○●○●○○○○118304.727
早大●○●---○○○○75202.714
法大●○●---●○○◯◯85302.625
慶大○●●○●●---○○84401.500
立大●●●●---○○62401.333
東大●●●●●●●●---80800.000


◆選手コメント◆
6回1安打無失点で今季初勝利の先発・難波
「やっと勝てました。やってやったという感じです。今日は甘い球が多かったですし、調子は良くなかったです。ラッキーでした。トリプルプレーは、落とすところまでは自分の意識です。一瞬一塁に投げようとしたのですが、声が聞こえて三塁に投げました。ピンチだったので、一瞬でチェンジになってよかったです。今までこのようなプレーを経験したことはありませんでした。今週の試合前に、投球フォームを修正しました。踏み出す足があまりにもインステップだったので、監督とラインを書いて練習しました。今回の勝利は自分の力ではないと思います。自分が先発でない可能性もあったので、監督、コーチ、トレーナーが声を掛けてくださったりして、支えてくれた人たちに勝たせてもらいました。2戦目を任されて負け続けていて、気持ちが入っていた慶応2回戦でも2回KOされてしまっていたので、辛かったです。でも、今回はチームのためになれたのでうれしいです。積み重ねがこの結果に結びついたのだと思います」

先制2ランを含む5打点の4番・中嶋
「(本塁打の球は)ストレートでした。チームのために打ててよかったです。いつもチームのみんながチャンスをつくってくれているので、それをつなげることができてよかったです。(今日の勝利については)勝ち点がとれたのがすごいことなので嬉しいです。勝って兜の緒を締めるではないですけど、しっかりと気を引き締めて、次の東大戦もしっかり準備をして臨みたいと思います」

大学公式戦初登板の山崎
「(リーグ戦初登板について)新人戦ではベンチにも入れなかったので全力で行こうと思ってマウンドに上がりました。雰囲気に飲まれないように心掛けて投げました。しかも偶然バッターが我如古で、不思議な縁があるなとも思いましたが三振とれて嬉しかったです。(リーグで先に投げていた今岡について)意識はしていました。同じ一年として悔しい気持ちもありました。点差はありましたが、先輩の気持ちを背負っていたので絶対に抑えなくてはと思っていました。ブルペンでは早く投げたいという思いもありましたが、ここで自分が投げて試合を崩したら…という気持ちと五分五分でした。(今後は)野村さんのような投手になりたいです」

2番手で登板し、2回1/3打者9人に対し三振5つを奪った岡(大)
「初めて勝っている場面での登板だったのですが、自分のスタイルを変えず投げました。野村さんに『自分のことだけ気にしろ』と言われ、打者に集中することができました。ストレートで空振りがとれて、いつも通りに投げられました。(3点リードの8回無死一塁で打席が回り、一塁手の頭上をワンバウンドで超える右前打を放って)バンドのサインは出ていませんでした。ランナーを進めるために進塁打を打とうと思っていました。(今後は)完全優勝したいので、東大戦もしっかりと勝ちたいです」

1回に中嶋の本塁打で生還、6回にもライトへ犠牲フライの中村(将)
「1番を打つようになってから初回出られていなかったので、今日こそはと思っていました。3ボール2ストライクから粘れて、ヒットが打てたので自分らしくできたのではないかと思います。(6回の)犠牲フライもチームに貢献できてよかったです。東大は競ったゲームを多くしているので、全力でぶつかっていきたいです」

4打数3安打で打率が4割を超えた川辺
「(自身の打撃について)飛んでいるところがラッキーでした。チームに貢献できたことが一番よかったです。結果につなげることができて本当によかったです。(投手陣について)今日は点差があったし、のびのびとピッチングができていたのでそれが良かったと思います。(神宮初登板の山崎について)点差がありましたし、ホームラン打たれてもいいくらいの勢いで投げさせました。よかったです。東大戦もいつも通り一試合一試合勝つだけです」

4打数2安打の島内
「結果的には7―0だったですけど、中盤まで緊迫した試合でした。最後に差をつけることができてよかったです。(2安打について)バッティングの調子自体は良くないです。チャンスで2度凡退だったので、東大戦では打ちたいです。相手が東大だからといって軽い気持ちではなく、強いイメージを持って空き週にしっかり練習していきたいです」

1打点の上本
「(8回のタイムリーは)打ったのは、少しインコースに入ってきた高めのストレートです。大事な試合で勝ててよかったです。同一カードで連勝できたのは大きいです。東大戦も2勝して、完全優勝を狙います」

竹田主将
「先取点を取れたのが大きかったです。先制できたことで難波も楽にテンポ良く投げられたと思います。投手も野手もうまくいかないときは助け合いができているので勝ちにつながっているのだと思います。来週は空き週なのでこの勢いを保つために厳しく練習して東大戦に臨みたいです」


☆応援へ行こう☆
東大戦 
10月22日 13時試合開始予定(三塁側)
10月23日 10時試合開始予定(一塁側)

☆神宮球場アクセス☆
・東京メトロ銀座線 外苑前駅より徒歩3分
・都営大江戸線 国立競技場駅より徒歩7分
・JR総武線 信濃町駅より徒歩7分 千駄ヶ谷駅より徒歩10分


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