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優勝を決め笑顔でハイタッチをする樋渡

バドミントン部  女子、全勝優勝で入替戦へ!男子は1部残留決める/関東大学秋季リーグ戦

◆9・19 平成23年度関東大学バドミントン秋季リーグ戦(日体大米本記念体育館)
▼男子(1部リーグ)
明治1−3中大○
 橋本(政経3)●1−2
 田渕(文4)○2−1
 小野寺主将(法4)・中木(商2)組●1−2
 藤井(政経1)・山口(商1)組●1−2
※この結果本学は5位
▼女子(2部リーグ)
○明治3−2帝京大
 伊藤(政経1)●1−2
 森(商3)●0−2
 樋渡(政経4)・岡田(文3)組○2−0
 池田(商2)・木村(文2)組○2−0
 樋渡○2−0
※この結果本学は1位で1部2部入替戦進出
 男子は1部残留、女子は入替戦進出を掲げて臨んだリーグ戦全日程が終了した。結果は男女ともに目標を達成し、それぞれ1部残留、入替戦進出を果たした。

≪男子≫
 ようやく立てた1部の舞台。しかし、その舞台での戦いは、選手たちが思っている以上にし烈なものだった。ここまで早大からしか勝利を挙げることができず「何としてでも勝ちたい気持ちがあった」(田渕)。生き残りをかけた最終日は、中大と対戦した。先にポイントを奪いたかった明大だが第1シングルスの橋本が敗れ、早くもコートに暗雲が立ち込める。このままずるずると負けるわけにはいかない。第2シングルスで一筋の光を射したのは田渕だった。

 まさしく死闘だった。ポイントを取っては取られ、取られては取り返すという常に1点を争うシーソーゲームが繰り広げられた。実力は、ほぼ互角。気持ちが左右する試合となったが、この日の田渕にはどうしても負けられない理由があった。前日の法大戦、チームカウント2−2と譲れない場面。最終シングルスには田渕が出場した。しかしあと一歩のところで敗れ、チームは敗北を喫する。「皆が応援してくれていたのに不甲斐なかった。挽回できるものでもないけど、何としてでも勝ちたかった」(田渕)。ベンチから降り注ぐ応援を今度こそ力に変えて――。どんなに強烈なスマッシュを打ち込まれても決してひるまず、負けじと田渕も打ち返していく。最後の最後までどちらに軍配が上がるか分からないゲームとなったが、マッチポイントは田渕の意地を乗せたシャトルがコートに突き刺さった。勝利が決まった瞬間、思わずコートに仰向けになり、ガッツポーズ。60分以上にも及ぶ戦いを制した喜びが、そのガッツに全て込められていた。
ガッツポーズと共に雄叫びをあげる田渕
ガッツポーズと共に雄叫びをあげる田渕

 このまま勢いに乗りたい第1ダブルスの小野寺主将・中木組と、第2ダブルスの藤井・山口組。しかし両組ともにファイナルセットまでもつれこむ競り試合を展開したが、ミスからあえなく敗戦。わずかに粘りが足りなかった。この時点でチームカウント1−3。明大の敗北が決まり、5位でリーグ戦は幕を閉じた。

 当初の目標であった1部残留は果たした。しかし、「納得はしていない」(田渕)、「もう少し行けたと思う」(中木)と選手の表情はどこか暗かった。1部でそう簡単に勝てないことは分かっていた。それでもやるからには勝ちたい――。1勝しかできずに5位という結果に終わり、気持ちは晴れなかった。試合だけではない。1部に上がったその日から「(2部に)降格するかもしれないというプレッシャーがずっとあった」(小野寺主将)。背中にのしかかる重圧との戦いでもあった。それでも“挑戦者”の気持ちを忘れず、どんな相手にも果敢に立ち向かっていく。たとえ5位であっても、その精神が彼らを1部に残留させた。「1部でプレーできることは本当に幸せなこと。ずっとこの舞台で戦い抜いてほしい」(田渕)。プレーヤーとして1部という場所にいる限り、これからも厳しい戦いが待ち受けているだろう。しかし、そこにいられる「幸せ」が胸にある限り、“1部の明治大学”はずっと続いていくはずだ。

≪女子≫
 「全勝で決めます」――。リーグ戦が開幕するずっと前から、彼女たちはこう口にしてきた。ここまで全ての試合を勝ち抜き、いよいよその目標まであと1つ。相手は宿敵・帝京大だ。接戦が予想されたが伊藤、森のシングルス陣が立て続けに敗戦し、チームカウント0−2。早くも追い込まれてしまう。しかしこんなところで屈するような彼女たちではなかった。もう一戦も落とせない状況から、一気に反撃ののろしを上げた。

 第1ダブルスに出場したのはエース、樋渡・岡田組。絶対に負けられない試合で「どうしようかと思った」(岡田)。プレッシャーは相当なものだった。それが動きを封じたか、序盤は完全に相手ペースだった。しかし、そこは修羅場をくぐり抜けてきた2人だ。「自分たちのプレーをやろう」(樋渡)。徐々に自分たちの調子を取り戻すと次第にショットが決まるようになっていく。終盤には相手のミスから追い上げを見せ21−19でこのセットをものにした。2セット目は常に攻めのバドミントンで相手を寄せ付けず21−11。エースペアがチームカウントを1つ奪い返した。第2ダブルスの池田・木村組も「元気を出してやっていこう!」(木村)。その言葉通り、常に声をかけ合い息のあったプレーを見せた。池田が確実にレシーブすれば、木村がチャンスボールを逃さずたたく。2人のコンビネーションに相手も敵わず、こちらも2−0とストレートで試合を決めた。ここでチームカウント2−2。運命は女子チームキャプテン・樋渡に託された。
樋渡は圧勝で最終ゲームを奪う
樋渡は圧勝で最終ゲームを奪う

 これがキャプテンの貫録だ。1セット目を21−13で奪取。そのまま2セット目は攻撃の糸口すら与えず、21−5と大差をつけて勝利を収めた。最終戦にしてはあっけないほどのゲームセット。この瞬間、女子チームの2部リーグ全勝優勝、そして入替戦進出が決定した。コート内には激戦を勝ち抜いてきた樋渡を取り囲む、大きな歓喜の輪が作られていた。

 入替戦の切符をもぎ取り、悲願の1部への扉は完全に開かれた。しかし、ここまで決して平たんな道のりではなかった。関東学生選手権から、シングルスのエースであった瀬川(農2)がじん帯を損傷。リーグ戦でも彼女がコートに現れることはなく「戦力的にかなり痛い状況」(石田コーチ)であった。チームがベストコンディションで臨めなかった今リーグ戦。東女体大戦や東海大戦では先にリードを奪われ、常に追う側として苦しい試合を戦ってきた。それでも一つ一つの試合を制してこられたのは「みんなの応援があったから」(樋渡)。負けそうになってしまっても、ベンチから見えるチームメイトの姿が背中を押したという。今回の優勝は、コートに立っている選手もそうでない選手も一丸となって「チームみんなで勝ち取ったもの」(樋渡)となった。

 だが、彼女たちのゴールは決してここではない。「リーグ戦はあくまでも通過点」(樋渡)。1部に上がらなければ、意味が無い。10月初旬に迎える入替戦が本当の戦いだ。切符をつかんだ今、目に映るものはただ一つ。“1部昇格”、それだけだ。

☆選手のコメント☆
〜男子〜
小野寺主将
「(リーグ戦を終えて)正直ほっとしてます。ずっと降格のプレッシャーがあったので。リードしてた分、本日の試合は個人的には行けるとは思っていたのですが…。とにかく前日の法大と本日の中大は山場でした。(1部での戦いから)終わってみて、もっと早くからしっかりしていればなと思います。うちは日体大や日大のように自分のバドミントンをやってるだけで勝てるチームじゃないので、後輩たちには生活面からしっかりしていくようにと伝えたいですね」

田渕
「(リーグ戦を振り返って)結果はあまり満足できない。全部出し切れなくて、納得いく試合はできませんでした。(1つ勝てたのは)前日の法大戦で自分が負けたせいで、チームが負けたから挽回できるものでもないけど、この1勝で少しでも貢献できたならよかったです。1部は相手も強いし決して甘くない。けれどこの舞台でプレーできるのは本当に幸せだから、後輩たちにはずっとこの場でがんばってほしいです。(これが最後のリーグ戦となるが)小野寺主将をはじめ、4年みんながいたから1部にも上がれたと思います。自分は副将として甘いところがあって、力不足だったかもしれないが4年間この仲間と一緒にやれてよかったです」

中木
「(1部は)いい経験になりました。確かに上手いところはあるけれど、自分たちと天地の差はないと思いました。だから、もう少し上に行けたかなと思いますが1部残留は素直にうれしいです。このリーグ戦は課題だらけだったから、今後はもっと一打一打集中して勝っていきたいです。(小野寺主将と戦う最後のリーグ戦だったが)今まで小野寺さんに本当におんぶにだっこだった。ずっと頼りっぱなしだったから、最後くらいは自分が引っ張って勝たせたかったですが…やっぱりその部分は悔いが残りますね」

〜女子〜
樋渡
「リーグ戦はあくまでも通過点です。『秋で絶対1部に上がろう』ってやってきたから、これからですね。(今日の試合は)プレッシャーがあったけど、私が一番上(の学年)なのでしっかりしなきゃと思ってやりました。狙いすぎると入らないので、コースとかは狙わず、粘ってやっていこうとだけ考えてました。(リーグ戦で苦しかった時期は)東女体大戦です。先に1セット取られて2セット目も押された。でもその時、ちょうどベンチが目の前に見えるコートで戦っていました。みんなが必死で応援してくれてるのが見えたから、強気になれて逆転できました。今回のリーグ戦1位は、みんなで勝ち取ったものです」

岡田
「今まで1部を目標にしてやってきたので、2部優勝できてうれしいです。チームカウント0−2で回ってきて、すごい緊張しました。どうしようって思いましたけど、負けたくない気持ちが強かったです。試合前、樋渡さんから『もう落とせないけど、自分たちのプレーをやろう』と言われました。思い切り、納得のいくプレーができました。入替戦では、先輩に花を持たせます!」

木村
「(もう負けられない状況での試合でしたが)すごく緊張して手が震えてました。もう、(ペアの)池田と『とにかく元気にやろう!』とだけ言ってやりました。そしたら体が動いて、思いっきりできました。入替戦では、ダブルスとしてチームの1部昇格に貢献したいです」

池田
「(今日の試合には)チームのことを考えると、プレッシャーに押しつぶされて負けちゃうので、自分のことだけ考えて出ました。そのおかげで、しっかりと自分の試合ができたと思います。ずっと入替戦が目標だったので、がんばりたいです」

[若槻春香]

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