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疲れを見せながらも力投した野村

硬式野球部  リード守りきれず慶応に逆転負け、 優勝消える/東京六大学秋季リーグ戦

◆9・11〜10・31 平成22年度東京六大学野球秋季リーグ戦(神宮球場)
▼10・18 対慶応3回戦
 明治3―4慶応◯
3回戦
明治
慶応×

 1点を追う9回2死一塁。二盗を試みた山口(政経4)が刺された瞬間、明治の優勝は消えた。序盤3点のリードを奪い竹内(慶応)を攻略するも、4回裏に不運な安打を絡み6本の単打を集中させられ3失点。3−3同点でむかえた5回、野村(商3)のワイルドピッチが決勝点に。打線は中盤以降、連投の福谷(慶応)の前に点を奪えなかった。


 選手、監督みんなが必死だった。それでも慶応に味方した神宮の魔物を跳ね返すことはできなかった。3―0と明治3点リードの4回、無死満塁から伊藤(慶応)の中犠打で1点を失い、野村が29イニングぶりに失点を許すと、ここから不運が続いた。続く伊場(慶応)にはバットをへし折りながら左前適時打を許すと、続く奥橋(慶応)の放った力ない打球は二塁手と右翼手と一塁手のちょうど真ん中に落ちるポテンヒットとなり、同点とされた。名手・上本(商2)が飛びつくもわずかに及ばなかった。内容では完全に押していたが、勝負で負けた形に。魔物はさらに追い討ちをかける。同点の5回、1死一、三塁。信じられない1球に観衆がどよめいた。この試合の前まで40回1/3イニングを投げ、四死球6と抜群の安定感を誇った野村。この試合89球目、先週の月曜日から数えれば426球目にあたる1球は、ベースの手前で大きく跳ねた。痛恨の暴投――川辺(商3)も止めきることができず、決勝点となる4点目を献上。この1週間で4度先発マウンドに立った右腕は疲労でむしばられていた。

 それでも8回を被安打11失点4の力投で、マウンドを最後まで守り抜いた。試合には敗れたものの、1週間で4試合連続完投、計473球を投げぬいた絶対的エースはまた一段と強くなって見えた。

 流れを呼び戻すためにやれることは全部やった。7回2死二塁のピンチでは一塁が空いていながら、全日本でも4番を打つ伊藤と勝負。9回にもボテボテの内野安打で出した走者を二塁に置き、次が投手の福谷(慶応)だったにもかかわらず、今春ベストナインを獲得した長崎(慶応)との勝負を選択。見事に抑えて見せた。負けている状態で敬遠して打ち取っても、ただ抑えたという安堵感しか残らない。逆転するための勢いをつけようという意志表示であろうか。

 しかし一度慶応に傾いた流れは取り戻せない。3−4と逆転されてむかえた7回には2死二塁の好機で、中村の左前打の間に荒木(郁・営4)が快足を飛ばして本塁を狙うも好返球で本塁タッチアウト。50メートルを5秒7で駆け抜ける荒木(郁)の足をもってしてもホームを踏むことができなかった。9回には代打・小室(政経2)の放った、入れば同点となる左翼への大飛球もフェンスに激突しながら相手の好守に阻まれる。その後2死から走者を出すも、盗塁失敗。守備から攻撃へリズムをつくろうとしたが、最後まで試合の流れを変えるには至らなかった。

試合後涙する選手たち
試合後涙する選手たち

 今日の敗戦で優勝への道は閉ざされた。だが明治は8季連続でAクラスの座を守っている。4年生が入学してからは、必ず守ってきたAクラス。だが次週の立教戦で連勝で勝ち点を奪わなければ、Bクラス落ちが決定的。優勝の望みが途絶えたが、下級生たちに4年間つないできたAクラスの襷(たすき)を途絶えさせるわけにはいかない。

[上田悠太]

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