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打球の行方を追う野村

硬式野球部  V遠のくサヨナラ負け。早稲田に勝ち点落とす/東京六大学秋季リーグ戦

◆9・11〜10・31 平成22年度東京六大学野球秋季リーグ戦(神宮球場)
▼9・26 対早稲田2回戦
 明治1−2早稲田○

2回戦
明治
早稲田2X
 野村(商3)が9回に中越え逆転サヨナラ打を浴び敗戦。早稲田に連敗で勝ち点を落とした。西嶋(商4)が9回途中まで3安打に抑える好投を見せるも、勝利に結びつかなかった。

 負ければ今季最後の明早戦、待っていたのは悲劇的な幕切れだった。1−0明治1点リードで迎えた9回裏。明治のマウンドには3番手としてリリーフにあがったエース・野村。そこには今まで明治を支えてきたいつものエースの姿はなかった。1死一、二塁から1死を取るも、3番松永(早稲田)を珍しくストレートの四球で歩かせてしまう。この四球が勝負の分かれ目となった。
 2死満塁。そして迎える打者は早稲田の4番土生。六大学を代表するエースと4番の対決に異様な雰囲気が神宮を包む。カウント2−1からの4球目、三塁側からの悲鳴と、一塁側からの歓声が重なる。快音を残して放たれた打球は、中堅手・中村(法3)の懸命な飛び込みもわずかに届かず、無情にもセンター後方の芝で弾んだ。前の四球により、逆転の走者が二塁まで進んだことで、外野が前へ守備位置を取らざるをえなかった。そして定位置ならとれたであろう打球が、外野の頭を越えてしまった。その瞬間、早稲田の選手が飛び跳ねて喜ぶ一方で、中村はグラブで地面を叩き、野村は唇を一度噛み、静かにマウンドを降りた。エースと4番の広陵高出身対決は、土生に軍配が上がるとともに、早稲田に勝ち点を奪われた。

9回途中まで3安打に抑える好投を見せた西嶋
9回途中まで3安打に抑える好投を見せた西嶋


西嶋好投も勝ちに結びつかず

 西嶋が9回途中まで、無四球でわずか3安打に抑える好投。最速は140キロながら、低めを丁寧について内野ゴロの山を築いた。9回先頭の宇高(早稲田)に左前打を許し、続く打者に送りバントを決められ、1死二塁とされたところで森田(貴・法3)にスイッチ。帰ってきたリリーフエース・森田(貴)に期待が高まったが、四球を与えて傷口を広げてしまった。明治は西嶋、森田(貴)、野村の甲子園決勝進出投手3人をつぎ込むも、最後は早稲田の粘りの前に屈した。




打順入れ替え実らず

 日本代表荒木(郁・営4)、今春ベストナインを獲得した4番矢島(商4)を外し、1番山口(政経4)、2番小林(要・政経3)の身長160、164センチの小さな1、2番コンビで臨み、打線の入れ替えを図った。1、2番で3つの四死球を選ぶも、得点は5回の中村の左中間適時二塁打の1点だけ。早稲田の福井、大石の投手リレーの前に9回まで散発の3安打に抑えられた。
 好機は数多くあった。初回、福井の不安定な制球に付け込み3四球で2死満塁の好機をつくるも、川嶋(克・商2)が空振り三振。3回にも先頭の小林(要)が四球を選ぶも後続が続かず無得点。6回にはリーグ戦初スタメンの島内(法3)が中越え二塁打を放ち、無死2塁の好機をつくるも、川嶋(克)、川辺(商3)が連続三振、阿部(寿・情コミ3)も遊飛に倒れ、追加点をあげられなかったのが響いた。

喜ぶ早稲田とうなだれる川辺
喜ぶ早稲田とうなだれる川辺




 100周年に優勝と意気込む明治が早くも追い込まれた。だが落ち込んでばかりもいられない。次の相手は難敵法政。お互いに勝ち点を落とせば、優勝戦線から脱落が決定する。課題はまず早稲田との2試合で8安打に抑えられた打撃陣の奮起。空き週の間にどれだけ修正できるか。後が無い明治がどんな野球を見せるのか。まさに血の明法戦となりそうだ。



[上田悠太]

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