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熱心にインタビューに応じる岡(大)


ボールパーク便り  ルーキー特集(2)未完の大器「投手岡大海」−野手でプロに入らなかった男− 岡大海  

 全国から精鋭が集う明治大学硬式野球部。今年も約30人のルーキーが全国から入部してきた。その中で特に注目した選手を、全10回に分けて特集する。
 高校時代、名門・倉敷商高で2年生から4番に座り、3年生ではエースで4番として2年連続で夏の甲子園の土を踏んだ岡(大・政経1)。投げては185センチの長身から、スライダー、カーブに加え、直球の最速は144キロを誇る。打っても高校通算30発以上をスタンドへ放り込んだ。その投打における活躍を支えたのが50メートル6秒1、遠投120メートルの並はずれた身体能力。どこまで成長するか楽しみな逸材が明治の門を叩いた。

 投打において超高校級の実力をもった大物ルーキー。実はその素材を評価され野手として数球団から誘いを受けていた。しかし本人は「勝ったら注目されるから、やっぱりピッチャーが一番好き」と投手を志願。そして「投手して(プロへの)誘いがなかったので、大学で力をつけて投手としてプロに入りたい」との思いから大学進学を決めた。明治は、大学日本代表でも先発を務める野村(商3)を筆頭に好投手を多く擁する。そのレベルの高い環境の中では一緒にいるだけでも勉強になるらしい。「話して先輩方からアドバイスをいただいたりもしますし、また試合前の調整法などを見て参考にしています」と常に意欲的に技術向上をはかっている。そう話す岡の目は、充実感に満ち溢れていた。

 彼最大の武器は、やはり速球。強靭(きょうじん)なバネに加え、長身を生かして投げ込む速球は威力十分だ。関谷(政経1)も「速球は同期で岡が一番」と評する。そして岡(大)自身、速球に対するこだわりは人一倍強い。負けたくない相手には、新人戦で153キロを投げ球場を湧かせた白村(慶応)の名前を挙げ、さらに「今まで速球で押していくタイプだったので、そのスタイルは大学でも貫き通したい。球速にはこだわっていきたい」と力強く言い切った。

 一方で課題は制球力。「制球力の向上がプロに向けての最大の課題だと思う」と現在は速球の球威を減らさないようにしながら、制球力を重視して練習している。またフォーム修正にも取り組み、足を上げた時の手の位置をベルトから胸に変え、それにより体幹が意識できるようになり安定感が増した。春の新人戦では登板がなかったものの、1年生にして高森キャンプのメンバーに抜てき。さっそくフォーム修正の成果を発揮した。今後の目標については「まずは秋のリーグ戦に出場したい」と笑顔で話す。

 大学に入って体重が4キロ増えたものの、まだまだ線が細く見える。さらに「身体能力だけでここまできている」とプロのスカウトに評されたように、まだまだプレーが粗削りな印象。だがそれらは裏を返せば、伸びしろがたっぷりあるということ。まだ未完成の域にいることが、さらなる大きな期待を抱かせる。

「字きたないからやばいなー」と言いながら<br>書いてくました!!<br>字もプレー同様伸びしろあり!?
「字きたないからやばいなー」と言いながら
書いてくました!!
字もプレー同様伸びしろあり!?

 新人戦では登板機会に恵まれず「同世代の人が活躍しているのを見て、自分も投げたかった」と悔しさをにじませながら話すなど、おとなしそうな見た目や表情とは裏腹に、内に秘める熱い闘志や強気な一面を感じさせた。それはまさにピッチャー向きの性格。また倉敷商高から明治大学と星野仙一氏(昭44年政経卒)の高校からの後輩にあたり、自身も尊敬する人に星野仙一氏の名を挙げている。偉大な先輩に続け!!プロのマウンドを夢見る未完の大器が、まずは自慢の速球と天性の身体能力で神宮を湧かす。そんな日が来るのが待ち遠しい。



◆岡 大海 おかひろみ 政経1 倉敷商高出 185cm・80kg 右/右 投手

験(げん)担ぎは「左足でフェアラインをこえる」こと。
同部屋であり、ライバルの関谷とは大の仲良し。性格は実は天然?「岡がボケて、自分がツッコミを入れてます(笑)」(関谷)



[上田悠太]

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