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神宮初打席で殊勲打を放った川嶋(克)

硬式野球部  川嶋克が決めた!無傷の連勝で早稲田を下す/東京六大学春季リーグ戦

◆4・10〜5・30 平成22年度東京六大学野球春季リーグ戦(神宮球場)
▼4・25 対早稲田2回戦
○明治5−2早稲田
 昨日に引き続き快晴に恵まれた神宮球場。今日は明治・西嶋(商4)、早稲田・福井の好投手2人の投げ合いということもあり、1万6000人の大観衆が神宮に訪れた。勝利の女神はどちらに微笑むのか――。

 初回、昨日2安打で完封を喫した早稲田打線が西嶋に襲いかかる。先頭打者にヒットを許し、さらにフォアボールで2アウトランナー2、3塁のピンチを迎える。ここでバッターは今日クリーンナップ起用の宇高(早稲田)。その3球目、ライナー性の打球がレフトへ。山口(政経4)のダイビングもむなしく、打球はレフト前に落ちる2点タイムリーヒットに。3試合無失点だった明治が、先制を許してしまう。

 早く追いつきたい明治は2回、先頭の矢島(商4)がライト前ヒットで出塁。投手のエラーと送りバントで1アウトランナー2、3塁。バッターは昨日決定ツーランホームランを放った上本(商2)がバッターボックスへ。福井の内角の球に詰まらされ、ショートゴロになるもその間にサードランナーが生還し、1点を返す。どんな形であれ、点差を縮められたことは大きい。

 日の傾き始めた5回裏、明治打線を1安打に抑えていた福井の制球が乱れ、1アウトからデッドボールを与える。次の打者を抑えるも、変化球に精彩を欠き、連続四球でツーアウト満塁。ここでバッターは先日先制タイムリーを放った中村(法3)がバッターボックスに立つ。一打逆転のこの場面に観客の声援も自然と大きくなる。しかし、福井の渾身のストレートに手がでず三振。傾きかけた流れを手にすることができず、大声援が一瞬でため息に変わってしまった。

 それでも明治はあきらめない。続く6回、先頭の謝敷(商4)がセンターへのクリーンヒットで出塁。ノーアウトのランナーにスタンドの応援も息を吹き返す。次打者にツーボールを与えたところで好投を続けていた福井をついにマウンドから引きずり降ろす。

3回無失点の好リリーフを見せた森田(貴)
3回無失点の好リリーフを見せた森田(貴)


 しかし、ここで東京六大学野球を代表する救援投手、大石(早稲田)がマウンドに上がった。150キロ台の速球を連発する大石にも臆(おく)せず、送りバントとライトフライ間の進塁で、2アウトながらランナー3塁のチャンスをつくった。ここで山内主将(文4)。大石の155キロの速球にも屈せず食らいつき、迎えた7球目。放った打球はセカンド前方へ転がる。絶体絶命のこの場面でも山内主将は全力疾走を貫いた。この激走にセカンドも投げられず内野安打で同点。日頃から全力プレーを心がける山内主将だからこそ生まれた執念のタイムリー内野安打だった。2回以降の久々の得点に一塁側明治スタンドが歓声に包まれる。この勢いに上本もフォアボールで続き、1、2塁のチャンスを作った。絶好のチャンスに善波監督が代打に送ったのは、なんと神宮初打席となる川嶋(克・商2)。大石の剛速球の前に簡単にツーストライクに追い込まれた川嶋(克)だったが、ここでバットを一握り分短く打席に入る。この作戦が功を奏した。大合唱の応援歌・神風を一瞬で歓声に変える、ライトオーバーの勝ち越しのタイムリーツーベースヒットを放った。この大歓声に、今日22歳の誕生日を迎えた荒木(郁・営4)もタイムリーで応え、この回4得点。つけた点差以上に大きな意味を持つこの回の得点だった。

 この貴重な3点をリリーフ登板の森田(貴・法3)が守りきる。3回を無失点に抑え見事勝利。早稲田から待望の勝ち点を奪った。

 序盤は明治が目指す手堅い野球ができず、不安な試合展開だった。しかし、終盤の集中打で、鮮やかな逆転勝利。早稲田相手に2戦2勝で勝ち点を得たのは、1998年の春に優勝した以来、実に24季ぶりのことだ。歴史的勝利の流れをそのままに、秋春リーグ制覇に向けて、紫紺の勢いは止まらない。

チームの勝ち越しで盛り上がるベンチ
チームの勝ち越しで盛り上がるベンチ
[木村揚輔]

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