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先制のトライを奪った鎌田

ラグビー部  金澤・西原組終焉…帝京大にリベンジならず/全国大学選手権

◆12・20〜1・10 第46回全国大学ラグビーフットボール選手権大会(国立競技場他)
▼1・2 準決勝 帝京大戦(国立競技場)
 明大12{5−23、7−20}43帝京大○

◆スコア◆
明治
帝京大
前半後半得点前半後半
PG
DG
122320
12
合計
43
 大学選手権決勝進出を賭けて挑んだ、帝京大との一戦。12−43で敗れ対抗戦のリベンジは果たせなかったものの、最後まで食い下がった紫紺の戦士の姿は、来シーズンに向けて大きな期待を抱かせるものとなった。

縦への突破が光った小泉
縦への突破が光った小泉
 関西学大を下した勢いそのままに、まずは立ち上がりから明治が攻勢を掛ける。開始3分、突破力の光る小泉(営2)が鋭いステップで相手を交わしてゲインすると、田村、西原とテンポよくパスをつなぎ最後は鎌田(法4)がトライ。今季こだわった「ボールを動かしながら前に出るラグビー」で先制すると、DFでも粘り強いタックルで帝京にトライを許さない。対抗戦とは打って変わりラインアウトも安定し、狙い通りロースコアでの展開に持ち込んだ。

 だが、「前半の途中から、ブレイクダウンで相手が劣勢になり反則で後退していった時点で、帝京の戦い方ができていたと思います」(帝京大・野口主将)。その言葉通り、2本のPGで5−6と逆転し、その後も接点で明治を圧倒した帝京大が29分、36分とトライを重ねて試合は完全に帝京ペースとなってしまう。
明治もBKのゲインから素早く展開し、飛ばしパスを織り交ぜた攻撃でチャンスをつくるも、接点で上回る帝京大の前にペナルティを犯し、得点にはつながらない。試合前課題として挙げられていたモールDFがうまく機能せず、接点でも優位に立つ帝京大に自陣でのプレーを強いられたまま前半を終えた。
 
 後半も開始直後から帝京大が畳み掛ける。FBのロングキックで敵陣に入り、最後は強力FWで仕留めるという帝京大の確立されたスタイルに死角はなかった。6分、20分、29分と連続してトライを奪われ、万事休す。6−43とセーフティリードを奪い余裕の試合運びを見せる帝京大の前に、このまま試合終了かと思われた後半ロスタイム、明治が最後の意地を見せる。43分、途中出場の猿楽(政経1)のビックゲインからチャンスをつくり、逆サイドに展開して最後は小泉が一矢報いるトライ。今年の明治が追い求めた形で奪ったトライには、ファンからも大きな拍手が送られた。

来季の中心を担うであろう衞藤
来季の中心を担うであろう衞藤
 「選手権ベスト4」という成績を残し、金澤・西原組の戦いは今日で終わりを告げた。対抗戦では思うようにチームの歯車が噛み合わず苦戦を強いられたものの、早明戦、大学選手権で見せた「強い明治」の復活は、来期に向け大きな期待を抱かせるものだった。主力選手が来年も多く残り、今日の試合でも活躍が光った1年生の台頭など、来シーズンに向け明るい材料は多い。今シーズンのスタイルに加え、来シーズンはどんな戦いをみせてくれるのか。明大ラグビー部のさらなる飛躍に期待が懸かる。

[西村元英]







◆先発メンバー&リザーブ◆
1.PR木暮 宗(商2)
9.SH秦 一平(法2)
→20.下村(後半38分)
16渡部 逸記(営3)
←2.伊吹(後半38分)
2.HO伊吹 誠介(政経4)
→16.渡部(後半38分)
10.SO田村 優(文3)
→21.染山(後半21分)
17榎 真生(政経1)
←3.小野(後半16分)
3.PR小野 慎介(政経2)
→17.榎(後半16分)
11.WTB小泉 将18友永 恭平(政経1)
←5.名嘉(後半38分)
4.LO鎌田 祐太郎12.CTB溝口 裕哉(政経2)19竹内 健人(営1)
←6.堀江(後半16分)
5.LO名嘉 翔伍(政経3)
→18.友永(後半38分)
13.CTB衞藤 陽介(営3)20下村 真太朗(法2)
←9.秦(後半38分)
6.FL堀江 恭佑(政経1)
→19.竹内(後半16分)
14.WTB居迫 雄大(法3)
→22.猿楽(後半36分)
21染山 茂範(政経1)
←10.田村(後半28分)
7.FL西原 忠佑(政経4)15.FB石丸 剛也(政経4)22猿楽 直希
←14.居迫(後半36分)
8.NO.8杉本 博昭(商3)



〜試合後のコメント〜
吉田監督
「4月から、王座奪回という高い目標を設定し気合を入れて選手とここまでやってきた。今日、選手は魂を込めて、グラウンドで自分を信じて自分のプレーをやりきってくれたと思う。早稲田戦でのトライ、今日の2トライなど、ボールを動かしながら前に出て取ったトライは、一人ひとりがボールを持ってしっかり勝負し相手のギャップを切り裂くことができた結果だと思います。今年目指した方向は来年も続けていくつもりです」。

西原主将
「今日は完全な力負けだということはみんな分かっていると思います。試合中、みんなには今できることをしっかりやろうと声を掛けていました。80分間、できるだけのことをやれたと思うし、自分たちの力は100%出せたと思います。対抗戦のときよりも点差は縮まっているし、選手の力も伸びている。スクラムはあまりよくなかったが、ラインアウトは獲得率も上がっているし、成長できた部分も多かった。このチームはもっと上に行けるチーム。今日の試合で後輩が何かを感じてくれればと思います」。

伊吹
「一人ひとりの接点、密集のプレーでは帝京の方が強かった。後半にトライを連続で取られた後、みんなインゴールで沈んでいるときに、気持ちの面で4年生が切り替えていけなかったことには責任を感じる。
スクラムも勝ったり負けたりでペナルティも意識ひとつの問題だった。もっと押されるかなと不安だったけど、圧力はそこまでなかったし、対抗戦のときより成長したと思う」。

堀江
「今日の試合はFWで相手にやられてしまった。 最初はいけると思ったが、こっちが反則を重ねたことにより自らリズムを崩していってしまった。 だが、対抗戦のときと比べて戦えたと思う。 1年生のうちから大学選手権で国立のピッチに立ててすごくいい経験ができた。2年になったら、もっと自分も含め体を大きくしてFWで圧倒していけるようになりたい」。


「リベンジ、そして決勝戦進出へ結びつけるため、今日の試合に挑んだ。チームは一つになれていたし雰囲気も良かった。帝京は強かった。具体的には一人ひとりのブレイクダウン。個人個人では勝っている部分もあったが、スキルなどは帝京が上だった。最後のトライは来年に続く良い形でトライが取れたと思う。今年、新体制1年目で、4年生たちは率先して引っ張って行ってくれた。いろんなことを学ぶことができた。自分自身は、今年上には上がいるということを学んだ。来年度は試合に出続けられるよう努力をする」。

田村
「自分も含めみんな今日は普段しないようなミスをしていた。帝京のFWのプレッシャーの前に、想定していたプラン通りに動くことができなかった。誰が見ても力負けしていたし、力が及ばなかったことはみんな素直に受け止めている。今年からは体制が変わり、良くなった部分と悪くなった部分があった。良かった部分はBK、良くなかった部分はFWのセットプレーとブレイクダウンなど。来年からは今の3年でまとまってウェイトなどから厳しくやっていくしかない。今年のシーズンについては色々な意見があると思うが、来年のことはまだ具体的には決めていない。今年の方針にFWに対するこだわりを加えてやっていきたい」。

石丸
「今回は、対抗戦のリベンジという気持ちで臨んだ。負けたら最後だからもちろん勝ちに行った。帝京は結構研究をしていたし、そのため立ち上がりも良かった。だけど自分たちのミスが多くなって我慢ができなかった。もっと取れる部分があった。(後半最後の猛攻は)やるしかない、という気持ちだけだった。
負けて本当に悔しい。来年度は主力も残っていて優(田村)やヒロ(杉本)がいるからやってくれると思う」。


「4年生が負けたら終わりという試合で、力になることができず申し訳なかった。けれど、もう落ち込んでいるばかりではいられない。今の4年生を報いるために、来年は絶対に勝ってみせます」。

猿楽
「相手が疲れていたこともありましたが、縦への突破という自分の持ち味を発揮できました。まだ大学生活に慣れていないこともあり、4年生には迷惑をかけてしまいましたが、ラグビーについて、そして大人になるということなど色々と学ぶことがありました」。

◆2009年・関東大学対抗戦Aグループ・大学選手権明治試合日程◆
(スコアをクリックするとその試合の記事をご覧になれます)
月日対戦相手場所開始時間結果
関東大学対抗戦Aグループ
9・12日体大ニッパツ三ツ沢15時
○38−13
10・4成蹊大熊谷12時
○69−12
10・17立大熊谷12時
○24−5
11・1慶応秩父宮14時
●5−39
11・8筑波大ユアテック仙台13時
●24−43
11・22帝京大秩父宮14時
●0−56
12・6早稲田国立14時
●14−16
大学選手権
12・20拓大熊谷14時
○19−12
12・27関西学大瑞穂12時
○62−29
1・2帝京大国立14時
●12−43


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