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柔道部  偉業達成!!金メダリストを打ち破り日本一に/講道館杯

◆11・16 平成21年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会(千葉ポートアリーナ)
▼66kg級
海老沼(商2)―1位
▼73kg級
西岡(営4)――3位
▼100kg超級
上川(営1)――ベスト8
 柔道体重別の日本一を決める今大会。本学からは三枝、下山、海老沼、西岡主将、武田、吉井、松岡、菅原、上川が出場。しかし、日本トップレベルの選手の壁を前になかなか実力を出し切ることができない。続々と本学の選手が姿を消していく中、ベスト8まで勝ち上がったのは、海老沼、西岡主将、上川の3人だった。

 昨年はベスト8に終わった上川だが、今大会はさらなる好成績が期待されていた。初戦、2回戦目と無事勝利を収め、ベスト8まで勝ち上がる。続くは4月に行われた全日本選手権で優勢負けを喫した立山(日本中央競馬会)との戦いに。序盤から両者譲らず、重量級とは思えないほどの鋭い技の掛け合いで試合が進む。しかし、試合終盤、一瞬のすきスキを突かれ一本をとられてしまい、4月の雪辱を果たすことはできなかった。3位決定戦の初戦ではたった1分で一本を奪い勝利するも、次の試合では技ありから寝技に持ち込まれ、逃げ切ることができないまま敗北。昨年と同じベスト8に甘んじた。

 「体調は万全」と語っていた西岡主将は、久々の個人戦への出場となった。9月の東京予選ではトーナメント半ばでまさかの敗戦を喫し、個人インカレへの出場権を逃してしまった。今大会には全日本の強化指定選手として出場権を獲得。様々な思いを払拭すべく、並々ならぬ闘志で臨んだ。 それは07年に個人インカレを制したときのような、思い切りの良い柔道だった。スピード感溢れる組手、体捌き。無尽蔵のスタミナを武器に、常にイニシアチブを取っていた。準決勝では今大会の優勝者である秋本啓之(了徳寺学園)に惜しくも競り負けたが、3位決定戦では大束正彦(旭化成)に有効を奪って勝利した。今季、個人戦でも団体戦でも振るわなかった明治。主将として最後の最後に意地を見せつけ、過去最高の実績を残して畳を後にした。

 全日本ジュニア選手権でベスト8に終わってしまうなど最近なかなか奮わなかった海老沼だが、今大会で復活を遂げ偉業を達成した。初戦からまったく相手を寄せ付けず、全試合を一本勝ちでトーナメントを勝ち上がっていく。そしていよいよ決勝戦に。対戦相手はあこがれの内柴正人(旭化成)。あこがれの選手を前にしながらも落ち着いた様子でいつも通り入念にアップを繰り返す。序盤から、五輪金メダリストを相手にまったく引けを取らない攻防を見せた。1分が経過したところで一瞬のスキを突き、相手の体の後側に足をかけ一気に倒し小外掛けで技あり。まさかの海老沼優勢な戦況に会場がざわめきだす。試合時間が半分を過ぎた時、焦りだす内柴を腰に乗せ鮮やかに畳にたたきつけ、腰車で一本。この瞬間、柔道界に新しいヒーローが誕生した。

 あこがれの選手に一本勝ちを決め、晴れやかな笑顔を見せた海老沼。得意技の封印から調子を落としながらも見事な勝利を決め、快挙を成し遂げた。しかし、これで満足する海老沼ではない。「周囲の見方は変わっても自分はこれからも挑戦者」。この言葉通り、今後も貪欲な姿勢で高みを目指し続ける。次に待ち受けるのは、世界の強豪が集うグランドスラム。世界の舞台でも頂点に立ってくれることだろう。今後のさらなる躍進から目が離せない。

〜試合後のコメント〜
海老沼

「自分に期待してもらって多くの国際大会に派遣されてきたが、国内での結果を残せてなかった。今日の内容は100点。肩車なしでも勝てると証明したかった。まだ、肩車なしの柔道は自身が持てていなかったが、思わずでてしまいそうになることはなかった。グランドスラムでも優勝を」

[長嶺由佳]

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