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集団を抜け出す秦

ラグビー部  強敵帝京を撃破/練習試合

◆8・22 練習試合(菅平・サニアパーク)
▼○明大26{0−14、26−7}21帝京大
 8月22日、明治と帝京の練習試合が行われた。大学ラグビー界トップクラスのFW陣を擁し、昨年度対抗戦の覇者である帝京。合宿を通じて行われてきた、「戦略戦術の強化」の成果を試す格好の相手だといえるだろう。多くの故障者を出し万全とは言いがたい明治は「風下である前半は耐えるラグビーをする」という共通認識の上で試合に臨んだ。
 
 前半、風下の中粘り強くチャンスを伺うものの、明治の選手たちはなかなか思うように 動くことが出来ない。帝京のスピード感溢れるプレーにディフェンスは対応しきれず、終始圧倒される防戦一方の展開に。結局、自分達のラグビーができないまま2本のトライを奪われ、14―0で前半を折り返した。

 しかし後半、風下のピッチを抜け出したことで明治のプレーにリズムが生まれだした。BKのキックで敵陣に着実に進行し、積極的に攻撃を続ける明治。

 後半17分。サイドからのボールをゴールラインぎりぎりで受けた西原(政経4)が相手ディフェンスを引き連れながらトライし、点差を縮める。しかしその直後、自陣深くで組まれたモールをそのまま押し込まれるという、明治にとっては屈辱的とも言えるトライを決められ21―7とまたもや点差をつけられてしまう。

 だが、ここから明治の逆転劇が始まる。26分に相手のパスミスから山口(真・政経4)が独走トライを決め、さらに10分後、西原から居迫(法3)へサイドからなかへえぐる速攻を展開。相手のタックルでボールがこぼれるも、秦(法2)がそれを押し込み試合は振り出しに戻った。

 そして、後半39分。明治は敵陣中央奥深く、絶好の位置でスクラムを得る。掻き出されたボールを受け取った秦はボールを外へふる。と、みせかけて中へ。敵の不意を付いた攻撃で明治は遂に逆転に成功。これで勝負は決まり、明治は強敵帝京に勝利した。

 「昨年のチャンピオンに勝利したことは、自信につながる。今日、最後まで諦めなかったのは、最後まで折れなかったから。一生懸命取り組んできたから。一皮、二皮剥けたね」(吉田監督)。この言葉が示すとおり、選手達はこの帝京戦で折れない精神力を発揮し、自信を得た。合宿でのたゆまぬ努力の結果勝ち取った勝利であったことは間違いない。とはいえ、この勝利は対抗戦への一通過点に過ぎない。「帝京に勝てたのはうれしいが、目標はシーズンで優勝すること。過信することなく1日1日を大切に過ごしていきたい」(西原)と言うように、選手たちはこの試合で得た課題を克服し、更に進化したラグビーを対抗戦でみせてくれるはずだ。

〜試合後のコメント〜
吉田監督
 「夏は正直慶大とやりたくなかったんですよね・・・。今年、慶大が130周年ということもあって、チームの取り組みが徹底してるから。試合をやる前から慶大と明治の差は見えていた。 帝京大と慶大では、メンバーは結構変わっているがこれは意図的なもの。ケガの選手もいれば、実力でレギュラーになった選手もいる。西原選手はいい選手。ケガをしながらガッツをみせてくれた。みんな西原選手のガッツを見習ってほしい。彼は魂がこもっている。
 コーチ陣も、真摯に取り組んでくれている。スクラムは…明治のスクラムはあれじゃ話にならない。じっくりと試している。スクラムと言えば、城(政経3)はスクラムの強い選手。走ることに慣れてきたから、レギュラー争いに絡んでくるだろう。秦はとても素晴らしいハーフ。練習に取り組む姿勢、スピード、ガッツ。初 めて見たときから良いと思った。
 夏合宿では走ることに重点を置くのではなく、頭のトレーニングをやり遂げる。
 昨年のチャンピオンに勝利したことは、自信につながる。今日、最後まで諦めなかったのは、最後まで折れなかったから。一生懸命課題に取り組んできたから。一皮、二皮向けたね」。

西原
「今まではみんな試合前に緊張で体が硬くなっていたから、今日は80分間楽しもうと話し試合に臨んだ。前半は劣勢に立たされたが、風上の後半はBKのキックなどにより多くを敵陣でプレーすることができた。今日はFWにこだわっていこうとして、ラインアウトやスクラムなどはいい傾向だった。帝京に勝てたのはうれしいが、目標はシーズンで優勝することなので過信することなく1日1日を大切に過ごして力を付けていきたい」。

山口
 「先日、慶大に完敗したことでさらにこの試合に懸ける気持ちが強くなった。勝ちにこだわっていった。チームで慶大戦の課題を修正し、帝京戦に臨んだ。DFも良くなった。
 チームは良くなってきた。最初から一つ一つ戦って、日本一になりたいです」。

三村
「勝ててよかった。集中力をもって後半まとまることができたと思う。ただセットプレーの安定が課題として残る。対抗戦では圧倒して勝ちたい」。

名嘉
「前半は風下でもあり相手の圧力にやられてしまった。後半は風上を利用して敵陣でプレーし続けることができた。今日はLOとして試合に出たがスクラムはしっかり組めた。実力は相手が上だと思うが、集中してプレーできたことが勝ちにつながった。これからもなんとしてもAチームに残ってプレーをしたい」。


「今日の試合は緊張した。夏合宿ではシーズンに向けてチーム一つになれるよう体も頭も使いながら鍛えている。チームとして少しでも上にいくため頑張りたい」。

[石川雄治]

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