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硬式野球部  4年の思い一つに、快勝で佐藤体制に幕/東京六大学秋季リーグ戦

◆10・27 平成20年度東京六大学野球秋季リーグ戦(神宮球場)
▼対立教3回戦
○明治11−3立教

 佐藤主将(政経4)ら4年生にとって、大学野球最後の試合となった今試合。その佐藤主将の神宮初アーチなど4年生の活躍で立教に圧勝。ラストに花を添えた。またこの試合で1イニングを無失点に抑えた野村(商1)は、防御率0.00で最優秀防御率のタイトルを確定させた。規定投球回(試合数×2イニング)を満たしての防御率0.00は、1964年春の江尻亮氏(早稲田・元大洋)以来44年ぶり、史上5人目の快挙で、野村の34回2/3はその中で最多イニングだ。

本塁打で生還し、笑顔を見せる佐藤主将(中央)
本塁打で生還し、笑顔を見せる佐藤主将(中央)

 このままでは終われない――。最後に4年生の思いが、そしてチームが一つになった。あれだけ貧打に悩まされていたのが嘘のような猛攻だった。2点リードで迎えた5回。先頭の小林(雄・政経4)の四球が号砲となった。1死後、3番の池田(法4)から、佐々木(政経4)の死球を挟んで、小道(法3)、代打・福谷(文4)、中野(政経4)の4連打で一気に4点を挙げ立教を突き放す。なおも一、三塁で打席には佐藤主将。やや内角よりの直球を思い切り振り抜くと、打球は鮮やかなアーチを描きレフトスタンドで弾んだ。立教の息の根を止める3ランで、この回だけで合計7得点。春の快進撃を彷彿とさせる攻撃だった。


 投手陣も4年生が引っ張った。先発の大越(政経3)は立ち上がりから制球が定まらず、3回で早々に降板。この後を受けたのは岩田(営4)。スタンドの「おまえがエースだ」のコールにも後押しされ、2回をパーフェクトに抑える。そして、岩田と並んで春優勝の立役者となった江柄子(文4)も6回1死から4番手としてマウンドに上がる。登板直後は制球を乱し、四死球を与えたが7回、8回はリズム良く打者を打ち取り、2回2/3を無失点。今年の投手陣の柱となった4年生2人が貫禄を見せた。

最終回のスコアボード。投手の野村以外全て4年生だ
最終回のスコアボード。投手の野村以外
全て4年生だ
 そして迎えた最終回には、守備につく野手8人全てが4年生で構成された。マウンドにはここまで防御率0.00でタイトル獲得を狙う、1年生の野村。だがいきなりの連打で無死一、三塁の大ピンチを迎える。ここで内野陣は8点もの点差がありながら、前進守備。これまで、1年生ながら苦しいチームを支えてきてくれた後輩の無失点記録を、4年生全員で守りにいった。この気持ちに応えた野村はこのピンチを無失点で切り抜けゲームセット。防御率0.00を死守し、2シーズン目にして初のタイトルを確実なものにした。

 春の歓喜から一転、秋は苦しい戦いが続いた。春秋連覇も果たせなかった。それでも、最後に4年生が“強さ”を、そして明治として“王者の誇り”を見せた。佐藤主将ら4年生は、次世代を担う後輩たちに確かなものを残して、その大学野球生活に幕を閉じた。

[佐藤慧]

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