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東京六大学野球 2017〜秋〜  (41)リーグ戦後インタビュー 齊藤大将  

 優勝の2文字が儚く消えた。開幕から3カード連続で勝ち点を取るも、慶大戦で失速。自力優勝は消滅し、最終週の早慶戦で慶大に優勝を決められた。チーム打率、防御率はともにリーグ1位と春からの成長は目に見えていたが、栄冠には届かず。春の雪辱は果たせなかった。
 齊藤大将投手(政経4=桐蔭学園)は既に埼玉西武ライオンズのユニホームに袖を通し、3月の開幕に向けて調整を始めている。昨年10月にドラフト1位指名を受け、11月に球団と契約。先発、リリーフ問わず起用が可能な即戦力として期待される。大学最後のシーズンでは防御率1・95をマークし、ベストナインに初選出。1試合ごとの平均投球回は6を超え、リリーフ登板が多かった3年次までとは違う形で能力を発揮した。プロ野球の舞台に足を踏み入れる直前、齊藤は何を思うのか。お話を伺った。(この取材は10月29日に行われたものです)

――今季を振り返って、どのようなシーズンでしたか
春から全員が変わったシーズンかなと感じます。(最も変わった部分は?)意識もそうですけど、技術の部分でもチームとして一つの方向に向くという部分が一番変わりました。あまりチームにいなかったので分からないですけど、春の結果があって、個人それぞれがしっかりできていたと思います。それが今、この秋につながったと思います。

――大学日本代表での経験はリーグ戦に生きましたか
自分にないものやプラスになるものがたくさんあったので、そういう意味では、代表の選手たちの近くにいるだけで見ているだけでも練習になりましたし、自分のためになる時間でした。

――中野速人主将(法4=桐光学園)は悩んでいる様子もありましたか
かなり悩んでいる感じはしましたね。自分は少し話をしたりもしたんですけど、副キャプテンとかそういうわけではないので、方針とかそういうのはないですけど、いろいろ聞いて「こうした方がいいんじゃない?」みたいなやり取りはありました。(一番の魅力は)中野の良さはやっぱり人の良さですね。

――開幕戦ではご自身初の完封を達成されました
特に何も考えていなかったです。とりあえず「1試合終わったな」としか思わなくて、別に完封したことに満足感もなかったですし、勝ち点を挙げてもまだ通過点だと思っていました。

――足をケガされても交代しませんでしたが、強がっていたところもあるのでしょうか
そうですね。後半の方は結構痛くて。ただ投げられるので、自分の中では痛みがあっても投げられたり、球がいっているのであれば、痛くないというか、痛くないことと同じなので、本当に投げられなくなったときに代わばいいので、痛いことを理由に降板するということはなかったです。

――最後のシーズンで、数字として良い結果が表れました
結果的に防御率はいいんですけど、無駄な失点もかなりありました。そういったところをもっと減らさないといけなかったなという反省があります。あとはシーズンを通して投げることができたというのは今までと大きく変わったかなと思います。

――昨年までとは全く違う起用法に苦労も多かったのでは
今までずっと中継ぎをやっていて、その合わせ方というか、調整の仕方を春はしていて、それでああいう結果だったので。今までの調整の仕方を変えることは怖い部分というか、不安な部分でした。春も、数字は悪かったですけど各試合の序盤は良くて、中盤に崩れるということで全体的な数字が悪くなっていただけだったので、そこをどう変えるかっていうことはすごく考えました。普通はこんなにいろいろな起用法を経験していないと思うので、先発、中継ぎ、抑えと全部やらせてもらったのでいい経験になりました。

――大学4年間で目立ったケガがありませんでした
ケガはなかったです。(高校時代も)そうですね、高校もケガはなかったです。(秘訣は?)平日もトレーナーの方が来てくれる時は治療もちゃんと受けていますし、今日もストレッチとかを多めにやっていますし、普段の、寝る時とかも電気をかけていて、そういう習慣で体が変わっていると思います。

――毎日続けていたことは
ストレッチは毎日絶対にやっていて、電気も基本的に毎日かけているので。ちょっとした医療器具みたいなものを持っているので、普段横になって使っているんですけど。だいたい高校の終わりぐらいから使い始めました(関節は人より柔らかい?)もともと周りの人よりは柔らかいというのはあると思います。柔らかいというより、緩いというか。関節が緩いというのは、いい部分も悪い部分もあるのでそこはうまくやっていかないといけないですね。

――忘れられない試合は
結構いろいろありますけど、4年間…やっぱり去年の日本一になった時、本当にすごい不調で全然投げられなかったんですけど。ああやって先輩たちがしっかりしていて、日本一になった反面、自分は何もできなかった悔しさというか、いろいろな意味で一番記憶に残った試合でした。その4年生たちがいなくなるということに関して不安はありましたけど、自分がやらないといけないという気持ちは4年生がいる時から変わらなかったです。もともと投げなきゃいけないと思っていたので「4年生がいなくなったから自分がやらなきゃいけない」とはならなかったです。

――つらかったことは
正直あまりないですけど、野球面ではコントロールがうまくいかないとか技術的にうまくいかない時とかつらかったくらいです。つらくはないですけど、自分は善波監督の高校の後輩なので、けっこう細かいことを言われることもありましたし、自分もやらなきゃいけないと思っていました。

――ご両親にはドラフトの報告はどのようにされましたか
その日にしました。でも、そんなに話していないので。連絡しないといけない人がたくさんいたので、「とりあえず本当におめでとう」という言葉をみんなからかけてもらって。親もホッとして「良かったね」という感じだったので。(両親以外には誰に連絡?)高校の時の土屋監督と、今では桐蔭の監督をやっている方と、あとは桐蔭のコーチを辞めてしまった方と、治療に通っている先生と、小学校の時のクラブチームの監督だったりとか、基本的に連絡できる人には全員に電話しました。

――この先の目標は
具体的な数字とかは特にないですけど、入るチームは決まったので、スタートから上のレベルで付いていけるようにしないといけないと思います。(ライバルの選手は?)相手のことを考えていても話にならないので、まずしっかり自分のポジションというかやれる場所を見つけてから、そういう余裕があれば考えてもいいですけど。(西武の試合は)何試合かしかみたことがないです。あまり野球自体を観ることがないので。見に行かないというか、見る時間もないので、テレビで見るくらいですけど。(西武ドームの印象は?)西武の球場では一度だけ中学生の頃に試合したことがあります。クラブチームのリーグの代表で、リーグ対抗戦みたいのに出て。シニア対ボーイズでやって、その時に。(マウンドの感触は?)あまり覚えていないです。球場で投げにくいとか言っていたらもうこの先投げられないので(笑)。そこは気にせずやっていきたいです。

――最後に、今まで応援してくれたファンにメッセージをお願いします
今まで応援してくれた方々が、明治大学じゃないからファンじゃなくなるみたいな、そういうことは悲しいので、まだまだ応援されるように頑張りたいです。

――ありがとうございました

◆齊藤大将(さいとう・ひろまさ) 政経4 桐蔭学園高 178p・75s 左投左打 投手

齊藤 今季・通算成績
試合勝利敗戦打者投球回安打四死球三振自責点防御率
今季
211
502/3
48
15
45
11
1.95
通算
52
11
634
153
129
57
146
38
2.24


[星川裕也]


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