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ワイルドな演技を披露した中野

スケート部(フィギュア部門)  中野5位で男子けん引 女子は大矢7位でトップ/日本学生氷上選手権

◆1・6〜1・8 第25回日本学生氷上選手権
▼男子A SP
5位 中野 63・54点
14位 梶田 56・44点
19位 佐上 49・54点
▼女子A SP
7位 大矢 51・45点
9位 森千 49・70点
29位 櫛田 35・04点
 「ナンバー1」の雄たけびを、銀盤へと響かせる。男子団体がスケート3部総合の得点となる日本学生氷上選手権(インカレ)が開幕。初日は男女のショートプログラム(SP)が行われ、男子は中野耀司(営2=横浜創英)が明大勢トップ、全体順位は5位と好位置に付けた。しかし梶田健登(政経3=明大中野)が得意のダブルアクセルを失敗、佐上凌(商3=私立武蔵野)がジャンプを2個失敗するなど、上級生が振るわず。同大、法大との三つ巴の優勝争いの中で厳しいスタートとなった。女子は大矢里佳(商1=中京大中京)が7位、森千夏(営1=愛知みずほ大瑞穂)が9位とルーキーが躍動。最初で最後のインカレの櫛田麻佑(政経4=開智日本橋学園高)も「やり切った感のあるスケート」で集大成のSPを見せた。

[男子]
 パワフルに、ダイナミックに熱気を纏(まと)った。63・54点の高得点で5位。試合後満足げに、堂々と中野は立っていた。序盤のトリプルアクセルをきれいに降りると、3―3のコンビネーションジャンプ、トリプルサルコウを成功。洋画「フットルース」のアメリカンな音楽に体を大きく、上手く使い、観客を乗せた。ステップでは拍手が起きるなど、ほぼノーミスの演技で踊り切った。全日本選手権ではSP、フリー(FS)ともに満足のいく演技ができなかった。それでも「良くなかった演技をしたことで逆に踏ん切りがついたし、一からスタートし直すことができた」。3人でカバーし合う団体戦で上級生を助けたヒーロー。団体優勝という“夢に向かって”明日、挑む。

[女子]
 女子戦国時代に新星が舞い降りた。東日本選手権、全日本とSPに難があった大矢。トリプルジャンプのフリップをトゥループにし、ジャンプ構成を下げたことが功を奏した。51・45点の7位はチーム最高順位。「自分的にはもうちょっと頑張らないととは思うんだけど、結果ノーミスできたので良かった」。女子の7・8級の出場選手数は男子の23人に対し36人。「大学としてみんなで頑張って出ているので、大学に貢献できるように少しでも結果を残すぞという気持ちで」。チーム明治を第一にしながらも、群雄割拠の入賞争いに割って入り込む。
 拍手に包まれたリンクの上で、ほっとしたような笑顔が弾けた。ルーキーの森千は序盤二つのジャンプを成功させると、演技後半でダブルアクセルに挑んだ。昨年12月の全日本では転倒したジャンプ。「今までダブルアクセルの前にステップを入れてやっていたけど、上手く飛べないのをステップを入れてごまかしていた部分があった。みんながやっているようなバックアウトからきれいなカーブでダブルアクセルを飛べるようにしたいと思って、そっちの飛び方に変えた」と、短期間で修正。三つ全部のジャンプを降りると会場が沸く。リンク全体を使った伸びのあるスケーティングも相まって全体9位発進と好スタートを切った。

 初日の結果、同大が男子団体優勝争いで一歩リードの状態だ。しかし「明治の場合、選手は全日本選手権よりもインカレに懸けている」(梶田)と、逆転優勝への思いは強い。何より、昨年から全員が「望(森主将・営4=岩倉)のためにインカレ優勝する」と口を揃えてきた。男子全員の思いを演技に込めて――。最後に笑うのは、明治だ。

[木村亮]

試合後のコメント
最初で最後の大舞台に立つ櫛田

「やりきった感があるスケートになりました。(インカレは)1年生から3生までは出場できなくてとても悔しい思いをしてきたので、ここでやりきりたい思いが強かったのでしっかりと自分を持って滑りきることができてよかったです。(会場の声援は)これまで周りに支えられてこられたのだと実感できて本当に周りの方々に感謝しています。(今日の演技は)昼の時点でとても調子が良くなかったので、その中ではまとめられた演技だったと思います。(FSがあるとしたら)大好きなプログラムなので笑顔で滑り切れたら良いです。明日が無かったとしても満足しているので、結果を待つだけです。(意気込み)明日滑れたら最後まで全力で滑りきるので温かい声援をお願いします」

難易度を上げて臨んだ梶田
「今日は難易度を高めに設定して、6分間練習も体が動いている状態で臨みました。本番はジャンプがちょっと上手く行かなかったけれども、ちゃんと自分が狙った範囲内のジャンプでまとめられて、前半良い流れでいっていました。後半では集中していなかったというか、安心感がありました。簡単で得意なジャンプだったから、朝練とかどんな状況でもずっと練習で飛んできて、外さないという自信がありました。練習でも1年間くらいは失敗しなかったというジャンプだったんですけど。気持ちの問題なんですかね、最後まで集中して、抑えるべきところは抑えようという気持ちが抜けていたのがあったかなと。アクセル失敗からステップも曲に乗り切れずに、最後のスピンも焦って、上手く回転に乗れなくて。一言で言うならば集中し切れませんでした。フリーは3人の総合力が大事になってくるんですけど、ぼろぼろにならないように、自分の練習してきたこと、欲を出さずに、それだけに集中してやれば良い演技ができると思うので、明日そこに集中して頑張ります」

ジャンプが振るわず苦しんだ佐上
「なんとも言えないと言うか…何が良いのか悪いのかも分からない状態で。6分間練習も公式練習も良かったんですけど、今シーズンこういう(練習では良くて演技で悪い)ことが多くて。自分でもどうしたらいいか分からない状態です。今は改善点が分からないので、フリーは引きずらずに、みんなもいるんで迷惑掛けないように頑張ります。(全日本フリーが振るわなかったことを引きずっている?)全日本終わって、ああいう演技をして、もう二度とこういう演技がないようにいろいろと自分で考えて、練習してインカレに向けて頑張ってきたんですけど。とりあえず深く考えるとああいうことになると思うので、自分のできることをやりたいです。全部のトリプルジャンプは公式でも一回も失敗してなくて、公式の曲掛けの練習も一応全部降りていました。6分間でもルッツは失敗したのですけど、飛べていた感覚はあったので自信を持っていたんですけど。どうしたらいいか分からないです」

トリプルアクセルをきれいに成功させた中野
「最初からミスなく演技をまとめることができて、よかったです。序盤のアクセルや連続ジャンプも思い切り入ってから、降りて流れよく滑れたのでまとまっていたと思います。(インカレはに向けては)団体優勝を狙っているので、自分はいい順位について力になることを考えていました。(全日本から)体調を崩していたりと、決して万全な状態で臨めていなかったので、余計なことは考えず臨みした。チームとしてきているプレッシャーというものはありましたけど、よい原動力になりました。(全日本からの変化は)よくなかった演技をしたことで逆に踏ん切りがつきましたし、一からスタートし直すことができました。(意気込み)明日もしっかりと大きなミスなく演技をまとめてチームに貢献して、みんなで優勝したいです」

明大勢首位で入賞に期待がかかる大矢
「ジャンプはノーミスでできたので全体的に良かったと思います。スピンの失敗があったのはもったいなかったと思っています。(初のインカレは)大学としてみんなで出ているので、大学に貢献できるように少しでもいい結果を残す気持ちでやりました。(これまでのSPはあまり調子が良くなかったが)本当は2つ目のジャンプがフリップでしたけど、トゥループに変えてノーミスでできたので、自分ではもう少し頑張らないといけないと感じますけど結果はノーミスなのは良かったです。(気持ち的にSPは)トゥループに変えたので不安はなかったです。(今日のできは)65点ぐらいです。(意気込み)ジャンプをしっかり跳んで演技を丁寧に滑りたいと思います」

演技構成を全日本から変えた森千
「ちょっと危ないジャンプがあっだのですけど、転ばないようにできたので、上手くまとめられて良かったです。(全日本でダブルアクセル転倒)今までジャンプの前にステップを入れてやっていたんですけど、それのせいで、上手く飛べないのを、ステップを入れてごまかしていた部分がありました。みんながやっているようなバックアウトからきれいなカーブでダブルアクセルを飛べるようにしたいと思って、そっちの飛び方に変えました。この大会ではそのやり方で飛べたんですけど、きれいな上手な人が飛んでいるジャンプではなかったので、それを来シーズンや次の大会で良くしていきたいと思っています。だから今日のアクセルは飛べたのは良かったんですけど、全日本でダメだった部分は直せていないかなと思います。(ノーミス)転んだりしてしまうとジャンプの基礎点が低いから、あまり良い点数をもらえないので。明治の順位に貢献したいなと思っていたので、全部転ばずにできて良かったです。(初めてのインカレ)緊張しました(笑)。(高校時代の仲間にも会えたのでは)中京大学の人とか名古屋の人、みんなそうですし、あとは西日本でしゃべったりしたことのある人にも会えたので、すごい嬉しかったです。結構リラックスしてできたかなと思います。(フリーの意気込み)ノーミスの演技をして、笑顔で終われるようにしたいです」

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