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重戦車を後方から支える2人


NEW MEIJI  (22)「前へ」のスタイルを継承し絶対的な三列目へ 2年FW対談 佐藤諒×坂和樹  

 新たな時代の幕開けだ。無念にも全国大学選手権初戦で京産大に敗れ、屈辱のシーズン閉幕となった昨年。雪辱を誓い新たに掲げた今年のテーマは「NEW “MEIJI”」。古川満主将(商4=桐蔭学園)と梶村祐介(政経4=報徳学園)を主軸に、FW・BKともに日本一の軍団を目指し、選手権優勝奪還に燃える。本企画「NEW MEIJI」ではチームを日本一へ導くキーマンを1年間に渡って紹介していく。
 第22回はフランカー佐藤諒(政経2=国学院久我山)、ナンバーエイト坂和樹(政経2=明大中野八王子)の2年バックローだ。アグレッシブなタックルを武器に今春からAチームに名を連ねる佐藤諒と、1年次から明治の看板ポジション・エイトを務める坂。今やチームにとって不可欠な存在となっている同期バックロー2人に、現在のチーム状況や対抗戦への意気込みを語ってもらった。(この取材は10月21日に行ったものです。)

――これまでの対抗戦を振り返っていかがですか
坂:
個人的に調子は良いです。持ち味のボールキャリーのところでコーチ陣にアピールできていますし、信頼してもらっていると思います。そこはアピールしていきたいところなのでこのまま継続していきたいです。チームとしては、前半でFWのところで当てて後半でBKにスコアさせるというスタイルが決まってきました。FWとBK間の信頼も試合をしていく中でできているので、次の試合でもそれを出せたら勝利につながると思います。
佐:僕はディフェンスの部分のタックルやブレイクダウンが自分の強みだと思っています。タックルも数入れているし成功率も高いので、坂と一緒でこの調子を崩さないようにチームにコミットして勝利に貢献できるように戦っていきたいです。チームとしては毎週ハードなスケジュールの中で目標を一つ一つクリアしながらやっているので、その都度出る課題をクリアしながらこの後の試合も戦っていきたいです。

――チームが好調の要因を具体的に教えてください
坂:
一人一人に自信がついてきました。去年のこの時期はコーチが言ったことをただやらされている感じでした。でも今年の明治は自分から積極的にやっている部分が多いから、試合をやった時に強い選択肢を選べるようになってきたと思います。
佐:ラグビーにしっかり取り組める環境作りが今年すごく良いです。私生活から規律を守るようにチームで心がけているからラグビーにしっかり取り組めるし、だからこそ自信がつきます。また4年生がお手本になってくれることで、下級生はそういう先輩を見てしっかりしなきゃという自覚を持つようになります。チームの雰囲気作りが良い環境につながっていると思います。

持ち味のタックルに磨きをかける佐藤諒"<"align=right
持ち味のタックルに磨きをかける佐藤諒
――お互いの第一印象を教えてください
佐:
2人とも中学校が東京だったしキャプテンをしていたので、入学前から知っていました。お互いFWもBKもやっていたので、似ている部分がすごく多いと思います。だからこそ仲も良いし良きライバルでもあります(笑)。
坂:(東京中学校)選抜で一緒のチームだったりしていて、その時からよく話していました。佐藤がキャプテンをしていたのもあって前から信頼していたし、明治に入るのも知っていたので安心しましたね。

――2年生の中でお二人はどのような存在ですか
佐:
僕は学年リーダーをやっています。もともと惇朗(辻・政経2=常翔学園)の予定でしたが、色々あって(笑)。今は自分がやらせてもらってます。連絡事項を伝えたり、ミーティングの時に人数えるくらいですかね。提出物を集めたりするんですけど、うちの学年はそういうのを守らない人が多いので少し大変ですね。松岡賢太(商2=京都成章)とか関西組は時間にルーズです(笑)。坂は食堂とかでもいつも明るいですね(笑)。
坂:食堂はそんなでもないですよ(笑)。
佐:坂の周りにはいつも人が集まってきますね(笑)。

――普段から2年生の仲は良いですか
坂:
佐藤と僕は学部が一緒なので授業も一緒に受けてますし、オフは何人かで出かけたりしますね。
佐:誕生日のやつとかいると、プレゼントを買いに新宿とか渋谷へよく行きますね。最近一緒に買いに行ったのは賢太のスピーカーかな。統平(小椋・文2=京都成章)のサングラスは出してない?
坂:俺行ってないや。あんまり行ってないな(笑)。
佐:でも2年は学年全員で仲が良いですね。食堂とかでも他の人は食べたらすぐ帰っちゃうんですけど、2年は最初から最後までずっといますね。
坂:食べ終わってもずっとしゃべっています。松岡、辻とか、関西の人は特にノリが良いですね(笑)。

――特に仲の良い選手はどなたですか
坂:
よく一緒にいるのは政経のさとりょー、惇朗、大輔(射場・政経2=常翔学園)ですね。ウエイトをやっている時は洋介(石井・情コミ2=桐蔭学園)、武井日向(商2=国学院栃木)と一緒にラグビーの話をしていますね。先輩だと外岡さん(悠太郎・商3=国学院久我山)ですね。自分たちは202の部屋っ子だったので仲良くしていて、今は部屋別ですけど遊びに行ったりしています(笑)。
佐:僕は大塚さん(健太郎・商3=佐賀工)と合宿で同じ部屋になってからすごく仲良くなりました。ご飯にも連れて行ってもらうし、よくちょっかいを出しますね(笑)。

――学業面はいかがでしょうか
佐:
坂がめちゃめちゃ頭良いです(笑)。
坂:めちゃめちゃではないです(笑)。自分は付属校だったから勉強はスポーツ推薦の人よりやってきたつもりです(笑)。自分は明治の付属校で友達が多いので、友達からもらったプリントをしっかりみんなに還元して卒業しようと思ってます。
佐:政治経済学部の人はみんな坂に頼っていますね(笑)。
坂:そこまでではないですけど、ちょいちょい頼られますかね(笑)。

――オフの日の過ごし方を教えてください
坂:
その日に空いてる人たちで遊びに行きますね。
佐:僕は最近映画を観に行きました。『あさひなぐ』って映画なんですけど、僕の代に井本優吾(営2=大分舞鶴)とか乃木坂46が好きなメンバーが多くて。王道で齋藤飛鳥が好きってことにしておきます(笑)。
坂:そういえば22年目とか観に行ったよな。
佐:そうそう。僕と坂と惇朗で一緒に行ったやん(笑)。
坂:それ俺んちに泊まった日やん(笑)。 春に長期オフが2、3日あって自分が八王子に住んでいるのでみんなで泊まって、次の日に渋谷で『22年目の告白』を観に行きました(笑)。

――お互いの尊敬する部分を教えてください
坂のボールキャリーはチーム内でも定評がある"<"align=right
坂のボールキャリーはチーム内でも定評がある

坂:佐藤はやはりタックルですね。自分はタックルが好きではないですが、よく頑張ってタックルいくなと思います(笑)。自分はボールキャリーでは体を張れますが、タックルではまだまだ未熟なので自分の伸ばしていきたい部分です。佐藤のアグレッシブなタックルはチームの士気や雰囲気に影響を与えてくれますし、タックルしてくれるという信頼もあります。
佐:自分も坂のボールキャリーをすごく尊敬していますね(笑)。坂が言ってくれたように自分はタックルが強みですが、坂のようなボールキャリーは得意ではないです。坂はどんな時でも、例えばこの前の成蹊大戦(◯87―0)でもボール持ってどんどん前に出てくれました。筑波大戦(◯68―28)の時も坂が前に出てくれて取れたトライというのがすごく多かったですし、やはり明治のナンバーエイトというポジションなのでボールキャリーの部分やラインアウトなどで前に出てくれると戦術的にも楽になります。気持ちの部分でも坂が前に出てくれることによってチームも前にどんどんいけます。坂のボールキャリーというのは今の明治には欠かせないですね(笑)
坂:佐藤のタックルも今の明治には欠かせないですね(笑)

――今年のチームの強みは何でしょうか
坂:
BKとFWの連携です。昨年だったらFWとBKが別々で、FWだけで取ったトライやBKの個人技で取ったトライが多かったです。でも今年の明治はFWとBKが連携して、前半はFWが体張って後半でBKと連携して相手を外に翻弄(ほんろう)していくプレースタイルがあります。そういう部分でFWはBKに必ず前に出てくれるという信頼があります。例えば筑波大戦の前半は引き分けでしたがFWの試合になっていました。後半はBKがスコアを取ってくれるという信頼があったので焦っていなかったです。連携の部分で信頼し合っているのが強みです。
佐:自分はどんなエリアからでも点が取れることが明治の強みだと思います。坂のFWとBKの連携の話につながりますが、今の明治はこれしかトライが取れないというのがなく、FWとBKが連携しているからこそ様々なシチュエーションでトライが取れます。例えばBKの展開やFWのモールやゴール前のピック(アンドゴー)、スクラム、ラインアウトなどのセットプレーからのストラクチャーのトライやキックカウンターからのトライです。それが今の明治の大きな武器になっていますね。

――昨年と比較してスクラムで成長した点はありますか
坂:
明治はスクラムやモールが強いイメージがありますが、去年はそこが強みになってなかったし自分たちも自信がなかったです。スクラムでペナルティー取ろうとか、セットプレーからチームの雰囲気を良くしようというのはなかったですね。去年はプロップとロックの5人で押して自分たちバックローは他のスクラム以外のセットプレーを重視していましたが、今年はその考えは変わって8人で押すというのをイメージしているしそれがチームで統一できていますね。
佐:今年に入ってからAチームに絡むようになって一番思ったのは、8人で押すということです。スクラムって8対8で組むと思うんですけど、それを1対1のところから始めて2対2、3対3…と、一人一人のスクラムの姿勢から形成していったので、スクラムに対する姿勢が大きく違いますね。

――最後に今後の目標を教えてください
坂:
日本一になるのが今年の目標です。次は慶応戦ですが、それまでに出た課題や今までの試合で遂行できたことを継続してやっていきたいです。それが今後の勝利にもつながってくると思います。
佐:一戦一戦成長して、日本一になるというのがチームの目標です。スキルやフィットネスなど全てにおいて、日本一になる時にチームのピークがあるのが一番良いと思います。個人的にはこれから強い大学と当たっていくので、持ち味のタックルを全面に出して、アタックでも明治のフランカーらしいと言われるようにしっかり体を張り続けたいです。

――ありがとうございました

◆佐藤諒(さとう・りょう) 政経2 国学院久我山高出 177p・95s
◆坂和樹(ばん・かずき) 政経2 明大中野八王子高出 180cm・102kg

[木村優美・最上隼也]


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