検索
 HOME > バドミントン部

最後のインカレはベスト8で幕を下ろした瀬川・村上組

バドミントン部  最高ベスト8でインカレ閉幕 悲願の優勝は次の世代に/全日本学生選手権

◆10・21〜26 第68回全日本学生選手権(一宮市総合体育館)
▼男子ダブルス
 酒井・仁平澄組――5回戦敗退
▼女子シングルス
 瀬川――5回戦敗退
▼女子ダブルス
 瀬川・村上組――5回戦敗退
 明治のインカレが幕を下ろした。前日までに3回戦を突破したのは、瀬川桃子主将(商4=埼玉栄)・村上晃(商4=青森山田)組、酒井健登(政経2=埼玉栄)・仁平澄也(政経1=埼玉栄)組のダブルス2組、シングルスは瀬川のみで迎えた4、5回戦。4回戦は3組とも突破できたが、5回戦で明大勢は全て敗れ、ベスト8の壁を越えることはできなかった。4年生はこれで学生最後の全国大会を終え、今後は現3年生が中心となって新チームの土台作りに励む。

 1年越しのリベンジとはならなかった。昨年の同大会で2位という好成績を収めていた瀬川・村上組。シードから順当に勝ち上がり、難なくベスト8進出を果たした。ベスト4を懸けた5回戦の相手はこちらもシードで勝ち上がってきた朝倉・斉藤(龍谷大)組。重要な立ち上がりに連続得点を許し、なかなか主導権を握れない展開が続いた。それでも長年培ってきた瀬川の強打と村上の正確なラケットワークで何とか突破口を見出そうと試みる。しかし最後まで相手のプレーを攻略できず、2―0のストレート負けを喫した。「そんなに甘くなかった」(村上)。試合巧者をもってしても、序盤からの悪い流れを断ち切れなかった。
 疲労の影響は多少なりともある。シングルス、ダブルスでベスト8まで勝ち残った瀬川は過密スケジュールの中、団体、個人戦合わせて11試合を戦った。昨年も団体、シングルス、ダブルスに出場し、大会終盤で足がついていかず優勝を逃した。その経験を踏まえ、この1年はフィジカル面のトレーニングに尽力。その結果が創部初の東日本学生選手権団体優勝、リーグ戦3位と過去最高の成績を残せたことに直結した。この日もインカレ団体優勝メンバーの安田(筑波大)と4回戦で激突し、フルセットに及ぶ死闘の末に勝ち切れたことに大きく影響している。

 改革の道のりは長かった。1年間主将を務めあげた瀬川。「自分たちが入ってきたときは関東リーグでも1部2部行ったり来たりしていた。全国で優勝を狙えるチームではなかった」(瀬川)。入学当初は他大学とは違ってコーチやトレーナーがおらず、決して環境がいいとは言えなかった。それでも「部の歴史を塗り替えたい」(瀬川)と学生の頂点を夢見て、チームのために力を尽くした。9月から週1日練習を見るコーチが就任。自主的にメニューを考えることは変えずに、新たに指導者の視点が加わった。すると秋季リーグ戦では最終ゲームまで優勝争いを演じるなどすぐに成果が表れた。また積極的に外部と連絡を取り練習試合を決めたり、キャプテン自ら嫌われ役を買って出て、時にはチームに対して厳しいことを言うことも。「みんなを引っ張ってきた立場なので、最後はかっこ悪い姿を見せられないっていう意地があった」(瀬川)。今大会も他の選手の敗退が決まる中、最後までコートに立ち続けた。厳しさだけでなく強さでも主将の威厳を見せた。4年生が残した最高の環境と最後まで戦う意思は、スタンドから試合を見届けた下級生に受け継がれる。

 ここから新たな歴史が始まる。男子は関東学生選手権で2位、全日本学生選手権でベスト8と結果を残した酒井・仁平澄組や、秋季リーグ戦で全勝を挙げ、2部MVPに輝いた澁谷勇希(政経3=埼玉栄)など今季の主力が多数残る。この冬に一回り成長して、春に1部復帰を狙う。女子は新キャプテンを任される十河茉由(商3=高松商)を中心に今年以上の成績を狙う。カギとなるのは瀬川・村上組の穴を埋めるペアの台頭だ。秋季リーグ戦では第2ダブルスに仁平明花(文2=福島県立富岡)・鈴木成美(商1=埼玉栄)組を含む3ペアが出場するなど実力は拮抗(きっこう)している。男女ともに実力のある選手が多いため、今年以上の成績も期待できる。「常に上を目指して、いろいろな記録を超せるように頑張ってほしい」(村上)。偉大な先輩からの言葉を胸に、新体制が始動する。

[桐山雄希]

試合後のコメント
瀬川
「(シングルス、ダブルスでベスト8)ダブルスは1年間優勝を目指してやってきたので、正直悔しいです。シングルスは今まで高校の時の全国大会ベスト16が最高だったので、自分のベストが更新できたという意味ではよかったのかなと思います。(キャプテンとしてチームを引っ張ってきた1年間)みんなを引っ張ってきた立場なので、最後はみんなにかっこ悪い姿を見せられないっていう意地はありました。1年間キャプテンをやってみて自分も成長できたし、チームの歴史を変えるという目標は達成できたのかなと思っているので、その点に関してはいいチームがつくれたと思うのでキャプテンとしての後悔はないです。(過密日程で体力面はどうだったか)今日もダブルス2試合、シングルス2試合をほぼ休みなく高いレベルの試合が4試合続いたので正直最後は足が動かなかったですね。去年のインカレで団体、ダブルス、シングルスに出て、最後足が動かなくなってしまって優勝を逃してしまいました。それから今年1年間はその経験を糧にトレーニングを積んできたので、今日のシングルスのベスト8を決める試合で最後勝ち切ることができたのかなと思います。(村上に対する思いは)私と晃は高校でバドミントンをやってきた環境が違って、私はチームのエースとして高校時代やってきていて元々組んでいたパートナーも日本代表で活躍している選手だったりする環境だったんですけど、晃の高校はすごい強い高校でレギュラー争いも厳しい中でやってきていたので、そこで最初はお互いの価値観が違ったりっていうことがあったんですけど、一緒にやっていくうちにお互いが優勝という一つの目標に向かって進めるようになったと思います。(下級生に対する思いは)1年間キャプテンとして常にみんなのことが自分の頭の中から離れなくて、自分のことよりもみんなのことを優先してやってきたつもりです。後輩たちにとっては十分な先輩じゃなかったかもしれないんですけど、私はキャプテンとしてチームのためにできることはやってきたと思うので、今となっては下のみんなにすごく頑張ってほしいと思っています。絶対に私たちの結果を超えてほしいっていう思いです。(明治で過ごした4年間は)改めて4年間を振り返ってみると、自分たちが入ってきたときは関東リーグでも1部2部行ったり来たりしていて、個人戦でも大きな大会に出れるのは1ペアだけだったりして、正直全国で優勝を狙えるチームではなかったのかなと思います。その中で自分たちが入って、コーチもいない、トレーナーもいないという状況だったので環境は決していいとは言えませんでした。それでもこうしてチームのことを少しでもいい方向に向かわせることができたんじゃないかなとは今終わってみて思ったので、4年間で学べたことはとても大きいし、明治でしか学べなかったこと、明治だから学べたことってたくさんあるなって思います。本当に明治に入ってよかったです」

村上
「去年がダブルス2位という結果を残せていたので、今年も最終日まで残って優勝するって思っていたんですけど相手も強くて、終わったときに『ここまでだったのかな』と思いました。トーナメントの組み合わせ的には良いところまで行けるんじゃないかと予想していたんですけど、そんなに甘くなかったですね。(連戦での疲労は)私はダブルスだけだったのでそんなに感じてはいなかったんですけど、パートナーの方がシングルスでも残っていたので大変だったと思います。もう少しできたかなという感じです。(悔いが残っているのか)ちょっとだけあります(笑)。(1年間戦ってきて印象に残っていることは)個人戦より団体戦の方がみんなで戦っているし、リーグ戦もみんなで同じ目標を目指して頑張ってきていたから、このチームで戦えたことです。自分らの学年が入ってきたときからリーグ戦とか団体戦とかに出場させていただいて、経験も積んでいるし、力も十分あって、そこであとの後輩たちも一緒についてきてくれて、前と比べて実力もついてきたと思います。キャプテンが厳しくて後輩たちもついてくるの大変だったと思うんですけど、自分たちのチームについてきてくれていたので、来年は自分たちの結果以上を残してほしいと思います。(瀬川とのコンビ)自分のプレーよりパートナーの方が目立つプレーというか、力があって。それを自分サポートするスタイルでやってきて、桃ちゃんとだったからここまで成長できたというのは確かなので、とても感謝しています。(明治での4年間を終えて)引退したので気持ちは楽なんですけど、一緒にやってきた後輩たちはまだまだ長い戦いになると思うので、常に上を目指して、自分たちのインカレ個人戦2位とか、東日本学生選手権団体優勝とか、リーグ戦3位とか、いろいろな記録を超せるように頑張ってほしいと思っています」


ニュース
 
 この記事へのご意見はこちらからお寄せください。
 今後の明大スポーツ運営への参考にさせていただくほか、ご意見としてご紹介させていただく場合もございます。
 ※必ずEmailアドレスをご入力ください。
 ※htmlタグなど、一部本文中にご利用できない記号がございます。
Email: